記事No.18710 へのコメントです。
丸1日セミナーに参加。タイトルは「決定版・失敗しない中国進出」( ●〜* )
いや、ここ最近中国進出の本やHPを読んだりしているのですが、実際に苦労されている人のハナシは参考になります。
お値段はちょっと高めですが、それなりの成果はあったかと。(って、お金は会社持ちですが)
一言で言うと、知識や技術的な問題はともかくとして、何より大切(難しい)のは「人間関係」だそうで。
まあ、あたりまえっちゅう気もするのですが、中国に進出した企業の5割(部分的には7〜8割)は失敗しているのだそうで、原因はその「人間関係」らしいです。
ワタシもこの2年、工場現場を担当して新しい外注さんを見て回ったりしましたが、最後に決め手になるのは「人柄」なんですよね。
そういう意味では、「基本」は変わらないのかと。
ただ、日本人同士ではうまくいく「関係」も、相手が中国人だといろいろ気をつけないといけないとか。
同じアジア人で、同じ漢字文化だと思ったらイカンと。
ただねぇ・・・・
確かに、中国に工場を建てようとすればいろいろ難しいこともあるのでしょうが、今のところウチはそこまで考えていないので・・・・・・
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・(??)
あ、一つ余計な(?)ハナシを。
最後の講演がなかなか面白かったです。
普通はダレてしまうんですが、講演者が身振り手振り大きな声で面白おかしく(結構毒も)話したので、すっかりリラックス。(でも、内容は結構重要)
その人は、あまり聞き慣れない大学の教授なのですが、以前は通産省の役人だったとか。
大柄なカラダや風体はちょっと「??」な感じで、少なくとも「役人」には見えません。
さぞかし、現役の頃は「変人」だったことでしょう。(でも東大出)
中国の経済特区は当初南の地域に設けられましたが、これはセオリー的には間違いとか。
基本的に、暖かい地域の人は「2倍働いて2倍稼ぐ」より、「お金はいらないから1/2しか働かない」という意識があるとか。(まあ、何となく・・・)
ただ、中国には「3倍働いて3倍稼ぎたい」と考える北部や西部の人たちがいるので、そういう人たちが大量に出稼ぎに来てそれを支えた。
貧しい農村部では、若いおねいちゃんでも1ヶ月働けば両親の1年分の年収に匹敵する。それで仕送りして・・・・って、「そういえば」ということで、講演者の兄の話に。
その兄は初任給で母親に洗濯機をプレゼントしたとか。
「これで、寒い冬でもあかぎれで痛い思いをせずに洗濯できる・・・・」と母親は泣いて感謝したとか。
いやぁ・・・・・・・・・・思わずナミダ出ちゃいましたよ。(?)
やっぱ、寒い地域の人は人生の重みも感じ方が違うのでしょうか・・・・・・・・・・・・(??)
話の最後に、日本の優位点という話に。
その教授は「よく日本は『オンリー1』や『No.1』の企業が多いのが強みだというが、それは違う。日本の本当の強みは、『おそらく一生報われることがなくても、一生懸命努力、工夫し続ける中小企業が存在すること』だ。こんな国は世界のどこにもない」と。
・・・・・・・・それもよく分かるんですよねぇ。
ワタシにしたってそうなんですが、別に大金持ちになって遊んで暮らしたいなんて考えてないんです。
とにかく、まず「好き」なんです。
こういう時代だからこそ、自分の手で何とかしたいんですよねぇ・・・・・・・・・・・
日本のあしたはどっちだ???
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