あまりに指が痛いので、11時までしんぼーできんので……書きます。
本日、こないだ行ったおいしいパスタ屋に行くべく、朝から飯能市に。
その前に、よく餌をやるネコのたまり場に行く。顔なじみになったネコたちが二匹姿を現す。
「あれ? もう一匹はどうした?」
ここでは三匹現れて餌をねだるのがいつものパターン。ねこ缶を開けると、その音を聞きつけたのかもう一匹の鳴き声だけがする。声を頼りに建物の脇に入ると……いつものネコが倒れている。
どうやら歩けないらしい。後ろ足が麻痺していると判断。この地域で一番腕のいい動物病院に連れて行こうと時計を見るが……もう11時を過ぎていた。今から行っても午前中の診療には間に合わない。
仕方なく、このネコにネコ缶を与え、夕方連れて行くことにする。
……四時間後。
近くの箱に待避していたネコを見つけて、(空き時間に買ってきた)移動用の篭にネコを入れ……そのまま駅に。
10分後、高麗川駅に到着。それから徒歩10分。病院に到着。
で、診療結果。
「車にはねられた可能性があります。後ろ足が麻痺していますね」
うーむ……と思ってると、医師が
「問題は内臓の制御で……まずはオシッコが出るか、絞り出してみましょう」
そこでプロに任せておけばよかったのだが……つい手伝ってしまう。逃げだそうとしたので、口を押さえていたんですわ。
するとその瞬間、物凄い痛みが手に。
見ると、しっかりかみついとる( ..)/ ええ。モロに孔が開きました、親指の付け根付近に。血がドクドクと出て、けっこうすごい。
結局、カテーテル挿入でオシッコを出しました( ..)/ それから約一時間かけてネコを我が家に連れて行き……今、ケージに入っています。
一方で、噛まれた指ですが……パンパンに晴れ上がって、熱を持ち、死ぬほど痛いです。右の親指が動きません。
治療費は6500円。交通費と篭代入れて計一万円( ..)/
自分の治療は、抗生物質のフロモックス100を飲みました。歯科医からもらった奴が余っていましたから。あとは鎮痛剤を飲んで……それでも痛みが引かない。
しかも水曜日に再度ネコを連れて行かんとあきません。さらに……回復の見込みがない場合、どういう処理をすべきか医師と話し合わないといけない。
前にも書きました。いいことの後には、悪いことが起きることが多いって。
治療費はいいです。指がしばらく動かんのも我慢する。痛みも耐える。
だからねえ。見込みがない、なんてこと言わずに、ネコ助けてよね、神様。
これで安楽死なんて話になったら……恨みます。
とりあえず今夜はネコの様子を見ます。オシッコさえ出してくれたら、まだ生き延びる道は残っている。後ろ脚が不自由でも、サポートを組むことができる。
だから、今夜はこれ以上書き込みません。ネコに集中します。
ああ、そうだ。帰りのバスで、聾唖の奥さんとその娘さんから話しかけられました。ネコが好きだそうで。しゃべれないのはお母さんのほうで、6歳くらいの娘さんが手話を経由して話してくれました。
災厄に近い一日の中で、この出来事だけがほんの僅かな慰めでした。ネコを病院に連れて行かなかったら、この親子とは会うこともなかった。話すことはまずありえなかった。
車に轢かれて命が危ない野良猫。カネと医療の問題。いろいろな境遇の人々。
毎日が勉強です。
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