千葉の親戚を訪ねたら,自家製の大きな冬瓜をおみやげに頂きました.
とても立派な冬瓜だったので,母が冬瓜を丸ごと器にして蒸し上げる中国の冬瓜料理を
作ってくれました.
通常は直径20センチ程度までの冬瓜を丸ごと使います.しかし,今回はそれどころでは
ない大きさだったので,2/3ほどの部分を使いました.
ヘタの部分を切り落とし,器の蓋にします.
身の方の種をくり抜き,中に戻した干し椎茸や干し貝柱,茹でた鶏肉・豚肉・ウズラの卵・
小エビ,筍などを入れ,塩味の鶏ガラスープを満たして,ヘタの蓋を乗せ,蒸し上げます.
具は全て小さめの一口大に切ってあります.
本格的に作るときは,最後にアワビの薄切りを,具の一番上に並べて蒸し,蒸し上がった
ところで茹でた蓮の実を飾りに散らして供するそうですが,高価なので今回は省略です.
食べるときは,中に詰めた具だけでなく,柔らかくなった冬瓜の身の部分もスプーンなどで
一緒に削ぎ取り,スープも掛けて頂きます.薄い塩味の,さっぱりした料理です.
この料理のミソは,器にする冬瓜の回りに彫刻を施すところです.
彫刻は,種をくり抜いた時点で行います.気の向くまま,楽しく彫刻しましょう.
今回は,初めて私が彫刻に挑戦してみました!
出来はさておき,面白かったです.小さな冬瓜はどうかわかりませんが,ここまで大きい
冬瓜は皮も思った以上に堅いので,彫刻する際は,手が滑って指を切らないように注意
してください.
彫刻を施した冬瓜を蒸し上げると,半透明の翡翠で作った器のようになり,豪華な雰囲気
を満喫できます.
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とにかく大きい!
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切ってみました.
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意図するところは
龍らしい….
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父に「鳥の図」と
言われた,鳳凰 !? |
完成品.
とにかく食べられれば
OK! |
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