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処刑

吸血鬼というと、萩尾望都の「ポーの一族」というくらい影響を受けまくった私。私の絵の大モトに有るものがポーだと言っても過言ではないくらい。そのエドガーが、自分で一族に入れながら、後でそのことを後悔してやまなかった妹のメリーベル。その消滅シーンは、かなりショッキングなものだった。ポーは、かすり傷程度ならすぐに治癒してしまうけれど致命傷を受けると砂のように塵のように砕けてしまう。跡形も無くなってしまうのだ。妹を紙一重で助けられなかったエドの、あの瞳は忘れられない。

映画「インタビュー・ウィズ・パンバイア」の中で、主人公とともに旅する少女バンパイアの処刑シーンもかなり印象的だった。こっちは、ポーと違って日の光に弱い。朝日を浴びてカラカラの屍になってしまった少女。

そのイメージとポーの消滅とを一枚に表現しようと思ったのだが、どうもうまく行かず、下書きからかなりの時間がかかってしまった。

●制作について―――フォトショップで描いてます。背景は一部ペインタ。

パースがあっていないことや、キャラの下半身のデッサンが苦しいこと、太陽の表現など、多くの課題を残すことになりました。

By junko
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