卯月/乱れ髪 |
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登場人物は色若衆、卯月弦之丞。
崩された髷を直す卯月弦之丞の着物の柄は井桁つなぎ。
敷布団は毘沙門亀甲模様の織柄、その上の小袖は朱に金茶の菊小紋(切手で有名な「見返り美人」が着てました)。
掛け布団の丸紋は「出会茶屋」の若衆の袴に一度使った使いまわしです。
以下は今回の3作(「出会茶屋」「久松鬼兵衛蛇目道行」)で描いた着物の柄の描き方の覚え書です。
最初に元になる紋様を描きます。本当はドローツールを使うと良いのでしょうけど、お手軽に線ツールと矩形や円形の選択ツールで適当に・・・・(^^;
新規画像を開き、その紋様をパターンにして塗りつぶします。
その画像をシアーフィルターで適当にグニョグニョと変形させてから、貼り込みたい画像にレイヤーとしてコピーします。
着物のしわで囲まれた区画ごとに範囲選択し、選択領域の枠だけを適当な(さきほどコピーした)柄の部分に移動させ、元の着物の位置に柄を複写移動させて貼り込みます。
これを順次くり返すだけですが、平面的になりやすいので、体のふくらみに合わせて回転ツールで角度を変えながら貼ってます。
・・・・それにしても、ローテクですね。
CGのTIPSというより、ふすまの張り替えとかの説明みたい(^^;