◆ 画廊 - No.35 ◆  HOME

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1999-02-20
takes035
たわむれ

●登場人物

ジャニス・ポーター(メイド)、チャールズ・カートライト(居候)
マーサ・カートライト(故人)、サー・ヘンリー・カートライト(故人)

 サー・ヘンリー  わがカートライト家は昔から、質実な家風がモットー。
 それが、あの風来坊が帰ってきてからは、なにやら家中にみだらな空気が漂って
 いるような気がしてならん。
 今もわしたちの目の前で、よりによってメイドなんかに・・・・

 マダム・マーサ  ねえ、あなた、お腹立ちはわかりますけど、あまりお怒りになると、また壁から外れて床に落ちますわよ。

●カートライト家について

 妙齢のメイドにけしからんことをしかけてるチャールズ君は、お屋敷の当主の弟。
 しっかりした長男と違い、酒・女・賭博が大好きで、家を飛び出しては気ままに放浪し、借金が重なってくると平気な顔で舞い戻ってくる一家の鼻つまみ者です。
 兄の前ではおとなしくしてますが、今日もひまをもてあましたのか、新参のメイドにちょろちょろとおたわむれをしかけてます。
 壁の先代ご夫妻の肖像画が、苦虫をかみつぶしたような表情に見えるのは気のせいでしょうか。
 たしかめたい方は 肖像画の顔の部分をクリック してみましょう。

●絵について

 NiftyServeのフォーラムFGALAGの「メイド企画」の参加作品です。
 チョーカーとエプロンをつけた可愛い女の子を描くというのが趣旨の企画です。
 しかしメイドというと、ジャンヌ・モロー主演の「小間使いの日記」という旧い映画しか連想できない私には、こんなとこが精一杯ですね。
 コスプレ的なものにフェティッシュな興味があまりないので、よくわからないのですが、「メイド」にはコスチュームへの興味とともに支配被支配の関係への願望があるような気がします。
 そのへんをあからさまにするために、あえて白人黒人の組み合わせにしたのですが、もう少し無理強いしてる感じの方がよかったかもしれません。

●メイドについて

 昔の人が言った言葉で「一盗二婢三妓四妾五妻」てのがあります。
 女性と「交際」する場合の、まあ、ときめく順というとこですね。
 妻が一番下というのは、世の奥様がたにはまことに失礼な話ですが、1番が「盗」=他人の妻ということですから、夫以外の男性から見れば1番だということで、ご機嫌をなおしていただきたいと思います。
 4番が愛人、3番がプロフェッショナル・・・・日常性から離れるほどランクが上がります。危険性がともなうほど魅力的だということでしょうか。
 これはあくまで昔の人が言ってることで、私の意見ではありませんので、くれぐれも誤解なきようお願いします。
 で、堂々2位に婢=メイドが入っているのですね。昔の男もメイドが好きだったんですねえ。

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