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陀吉尼天 |
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けるぱさんにリクエストいただいた「ダーキニー」の部分図です。
次の作品の「妖狐」も同じ作品の部分原寸図です。
ダーキニーはサンスクリット語。元々古代インドのドラヴィダ族の神話
の地母神で、農耕生産→繁殖→愛欲を司る女神だったようです。
それがインド神話に取り込まれてからは、最高神シヴァの后カーリーの
眷属となり、シヴァと妃が抱擁する歓喜天を取り巻く曼荼羅として、裸
形の美女であらわされます。美女だけど、人肉を食らい野干(狐)を駆使
し通力自在ということなので、かなり怖い。
中国に渡ってからは、陀吉尼(または荼吉尼)と呼ばれ、剣と宝珠を携
える狐に乗った弁財天のような姿になりました。
日本にまでやってきて、飯綱権現やお稲荷さんになったということで、
なんだか金毛九尾の狐を連想させますが、関係あるにちがいない。
絵の方はインド神話の雰囲気が出たらいいなと思い、愛欲を司る歓喜天
のイメージとカーマスートラやミトナ神像のイメージを色々とつきまぜ
てみたのですが、いかがでしょうか。
ソフトはPhotoshop4.0。
本作品の完全版は下記のけるぱさんのサイトにあります。
興味ある方はぜひどうぞ。
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