2.2.6 同一都府県内列車 南九州

南九州各県では、観光列車・ライナー的列車が県庁所在地から各方面に対して運転されています。

(1)熊本県
熊本から三角・人吉(新八代)・阿蘇へと北方向を除いた各方向に県内特急列車が運転されています。

列車名・区間運転距離本数
2004/3〜くまがわ(熊本〜人吉)
リレーつばめ(熊本〜新八代)
87.5km
32.9km
2.5往復
1.5往復
2011/3〜くまがわ(熊本〜人吉)87.5km3.5往復
2011/6〜くまがわ(熊本〜人吉)
あそぼーい!(熊本〜宮地)
87.5km
53.4km
3.5往復
2往復(土休日等運転)
2011/10〜くまがわ(熊本〜人吉)
あそぼーい!(熊本〜宮地)
A列車で行こう(熊本〜三角)
87.5km
53.4km
36.5km
3.5往復
2往復(土休日等運転)
2往復(土休日等運転)
2013/3〜 1往復
2往復(土休日等運転)
3往復(土休日等運転)
2013/8〜 1.5往復
2往復
3往復(土休日等運転)
2016/3〜あそぼーい!(熊本〜宮地)
A列車で行こう(熊本〜三角)
53.4km
36.5km
2往復
3往復(土休日等運転)
2017/3〜かわせみやませみ(熊本〜人吉)
A列車で行こう(熊本〜三角)
87.5km
36.5km
3往復
3往復(土休日等運転)
2020/8〜あそ(熊本〜宮地)
A列車で行こう(熊本〜三角)
53.4km
36.5km
3往復(2往復は土休日等運転)
3往復(土休日等運転)
2021/3〜 1往復(土休日等運転)
3往復(土休日等運転)
2022/9〜あそ(熊本〜宮地)
かわせみやませみ(熊本〜宮地)
A列車で行こう(熊本〜三角)
53.4km
53.4km
36.5km
1往復
1往復(土休日等運転)
3往復(土休日等運転)
2024/3〜 1往復
1往復(土休日等運転)
2往復(土休日等運転)

2004年3月に新幹線連絡列車および急行列車の格上げにより運転を開始します。この状態がしばらく続きますが、新幹線連絡列車「リレーつばめ」は九州新幹線全通により役目を終えます。
九州新幹線全通後は多少遅れて豊肥線、三角線方面にそれぞれ観光列車の運転を開始します。 2016年3月に観光列車化を前提にいったん「くまがわ」が廃止されるまでは順調でしたが、その後は地震や水害なのでたびたび路線が寸断され、運転可能な区間・車両にて区間を変更しながら運転を続けています。

(2)宮崎県
宮崎から延岡・都城・南郷へと全方向に県内特急列車が運転されています。

列車名・区間運転距離本数
2000/3〜ひゅうが(延岡〜宮崎空港)
ひゅうが(延岡←南宮崎)
ひゅうが(延岡←宮崎)
89.7km
86.3km
83.7km
下り4本上り2本
上り1本
上り1本
2001/3〜ひゅうが(延岡〜宮崎空港)
ひゅうが(延岡〜南宮崎)
89.7km
86.3km
4往復
1往復
2002/3〜 5往復
1往復
2003/3〜 4.5往復
下り1本
2004/3〜 1.5往復
下り1本
2007/3〜ひゅうが(延岡←宮崎空港)
ひゅうが(延岡→南宮崎)
ひゅうが(延岡→宮崎)
89.7km
86.3km
83.7km
上り2本
下り1本
下り1本
2009/3〜 上り3本
下り1本
下り2本
2009/10〜ひゅうが(延岡←宮崎空港)
ひゅうが(延岡→南宮崎)
ひゅうが(延岡→宮崎)

海幸山幸(宮崎〜南郷)
89.7km
86.3km
83.7km
55.6km
上り3本
下り1本
下り2本
1往復(土休日等運転)
2011/3〜ひゅうが(延岡〜宮崎空港)
ひゅうが(延岡〜南宮崎)
ひゅうが(延岡〜宮崎)
きりしま(宮崎→都城)
きりしま(宮崎←西都城)

海幸山幸(宮崎〜南郷)
89.7km
86.3km
83.7km
50.0km
52.5km
55.6km
4往復
1往復
1往復
下り1本
上り1本
1往復
2017/3〜 4往復
1.5往復
下り1本
下り1本
上り1本
1往復(土休日等運転)
2018/3〜 4.5往復
1.5往復
下り1本
下り1本
上り1本
1往復(土休日等運転)
2021/3〜ひゅうが(延岡〜宮崎空港)
ひゅうが(延岡〜南宮崎)
ひゅうが(延岡→宮崎)

海幸山幸(宮崎〜南郷)
89.7km
86.3km
83.7km
55.6km
6.5往復
上り2本
下り2本
1往復
2024/3〜 6.5往復
上り1本
下り1本
1往復(土休日等運転)

2000年3月に「にちりん」の大分〜延岡間の減便により県内完結列車としての運転を開始します。2004年には再度にちりんの増発により本数を減らしますが、2011年3月にはライナー列車の特急化により「きりしま」が登場するとともに「ひゅうが」の本数も増加します。
「きりしま」は2021年3月に廃止となりますが、「ひゅうが」はにちりんの再減便により本数を増加させます。
一方、日南線には2009年10月から観光列車として運転を開始し、現在に至ります。

(3)鹿児島県
鹿児島中央から4方面に県内特急列車が運転されていましたが、一部はすでに運転を終了しています。

列車名・区間運転距離本数
2004/3〜きりしま(霧島神宮〜鹿児島中央)
きりしま(国分〜鹿児島中央)

はやとの風(吉松〜鹿児島中央)
46.4km
33.7km
68.5km
3.5往復
2.5往復
2往復
2004/10〜 3往復
2往復
2往復
2005/10〜 4.5往復
2.5往復
2往復
2006/3〜 4往復
3往復
2往復
2007/3〜 3往復
3往復
2往復
2009/3〜 2往復
4往復
2往復
2011/3〜きりしま(国分〜鹿児島中央)
川内エクスプレス(川内〜鹿児島中央)

はやとの風(吉松〜鹿児島中央)
指宿のたまて箱(鹿児島中央〜指宿)
33.7km
46.1km
68.5km
45.7km
1往復
1往復
2往復
3往復
2016/3〜きりしま(国分〜鹿児島中央)
はやとの風(吉松〜鹿児島中央)
指宿のたまて箱(鹿児島中央〜指宿)
33.7km
68.5km
45.7km
1往復
2往復
3往復
2018/3〜 1往復
2往復(土休日等運転)
3往復
2021/3〜きりしま(国分〜鹿児島中央)
指宿のたまて箱(鹿児島中央〜指宿)
33.7km
45.7km
1往復
3往復

九州新幹線部分開業時に新幹線に連絡する列車として「きりしま」「はやとの風」が運転を開始します。
九州新幹線全通時には「きりしま」の区間運転列車は減少しますが、鹿児島線、指宿枕崎線方面へも運転を開始し、鹿児島中央駅から4方向に県内完結列車が運転されることになりました。
しかしその後は新幹線と重複する「川内エクスプレス」や水害の影響を受けた「はやとの風」が廃止となり、現在では2方面への運行となっています。


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