9M0C Spratly 1998



9M0C Spratly のアンテナ群

【9M0C・Antennas Farm】

 9M0CのDX-Peditionでは数多くのアンテナが建てられ、使われた。 スプラトリーに持ち込まれた約1.5トンの荷物の大部分は、 アンテナ、タワー、同軸ケーブル、その他ワイヤー類で占められていた。 木箱に収められ、はるばるイギリス本国から送られてきた荷物は、メンバーが渡る前の1月19日に船でコタキナバルから1日半かけて運ばれた。
今回のDX-Peditionの主力はローバンドの40m、80m、160mだっただけに、これらのアンテナ建設は入念に作業が行われた。 綿密に検討された予定表に従い、アンテナ類は滑走路脇の空地に2日間かけて建てられた。


船で運搬されるアンテナの木箱/運用場所の建物に運びこまれた木箱類


 八木系アンテナだけでも、Cushcraftの203CD(20m、3EL)、A3WS(WARC、3EL)、A3S+40(10、15、20+40m)、A3S(10、15、20m)、 A506S(6m)、に連絡用の2m(15EL)の6本が建てられた。
これにローバンドのバーチカル系として、40m用four-square(GPの4本組み)、80m用four-square(GPの4本組み)、Battle Creek Special、 Titanex Vertical、phased 30 meter verticals、HFV6(バターナット)などが使われた。
最初、12本のアンテナでの運用が予定されていたが、6局の同時運用の為にはこれでも間に合わず、途中で急遽WARCバンド用のダイポール (18、24MHz用)、160m用スローパーなどのアンテナが追加された。
最終的に何本のアンテナが使われているのか判らなくなるほど、床は同軸ケーブルが交差してしまった。 使われた同軸ケーブルの長さは、RG214とRG213がそれぞれ約1Km、合計2Km以上におよんだ。
運用場所から一番遠方に設置された80m用のfour-squareからは500mのケーブルで引き込まれた。 これにコントロール用のケーブル類の引き込み、ラジアル用のワイヤーなどが地面を覆って足の踏み場もないほど。 島の半分がアンテナで埋まった!?。


炎天下、メンバー全員が手分けしてアンテナの組み立てを行った(写真はA3S+40)



40m用four-square(左)/A3WS WARCバンド用(手前)と203CD(20m用3ELフルサイズ)



160m phased 30 meter verticals(左)/補助的に使われたHFV6(バターナット)


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9M0Cに関する情報は 9M0C SPRATLY 1998 Homepageでご覧下さい。


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