HAM Vention 1975-1976年


ハムフェアの歴史
 ハム・フェアの前身「第1回全日本ハムベンション」が1975年(昭和50年)、静岡県富士宮市で開催された。 会場は富士の裾野に広がる朝霧高原のグリンパーク。
1976年の第2回では特別記念局の8J2HAMも開局、交通の便は良くないものの自然を満喫出来る会場は多くの来場者で賑わった。
この実績を基礎に、1977年(昭和52年)「全日本ハムベンション」を引き継ぐ形で「第1回アマチュア無線フェスティバル」(ハムフェア)が、 JARLの主催で東京都中央区晴海の東京貿易センターで開催される事になった。 第1回は9月23日から25日までの開催期間にも関わらず、初日から多くの入場者がつめかけた。 フェスティバルの特別記念局・8J1HAMも開設、多くの来場者が運用した。

1975年・第1回HAM Vention in 朝霧高原


《第1回大会の記念局は臨時にJH1ZAZ/2が使われた 》


第1回全日本ハムベンション開催
「大空にはばたこう」をスローガンに、第1回全日本ハムベンションが、1975年(昭和50年)4月12日(土)-13日(日)の両日、 常陸宮殿下、同妃殿下をお迎えして、静岡県富士宮市朝霧高原の「グリーンパーク」で開催された。
アマチュア無線家の企画により、アマチュア無線家の自由参加という新しい試みで、SSTV、衛星通信、 CW教室、記念局、バーゲンセール、ジャンク市等が人気を集めた。映画も初めて自主制作された。


《 会場となった朝霧高原の「グリーンパーク」入り口 》
《 陸上自衛隊富士学校音楽隊による国旗掲揚 》

常陸宮殿下、同妃殿下がお揃いで

《 原大会会長の先導で会場をご覧になる常陸宮殿下、同妃殿下 》


《 写真(左)トリオのブースで新製品の無線機をご覧になる両殿下 》

《 右の写真は、左側から田路嘉秀副会長(JA3XZW)森本氏(JA1NET)常陸宮殿下
富士宮市長、小林グリーンパーク社長、常陸宮妃殿下、東園参事 》


1976年・第2回HAM Vention in 朝霧高原

第2回全日本ハムベンション開催
「価値ある未来の創造・50年を迎えたアマチュア無線」をスローガンに、1976年(昭和51年)9月26日(日)に、前年同様「第2回全日本ハムベンション」が、 静岡県富士宮市朝霧高原グリーンパーク開催された。
この年は、会場でわが国最初の模擬衛星通信の実験が行われた。
まだレピーターの運用がアマチュア無線局に許可されていなかったため、「実験局」の特別免許での実験となった。
模擬衛星(JS3AK)を富士山山頂に運び上げ、制御用実験局(JS3AL)を、朝霧高原グリーンパーク会場に置き、 遠隔操作で東京・巣鴨のJARL事務局に設置された実験局(JS2FK)と、名古屋のJARL東海事務局に設置された実験局(JS3AM)の交信実験を成功させた。
この実験は、昭和58年の"オスカー※号"(注=JAS-1)が打ち上げられるに至る貴重な経験となった。


《 富士山をバックに8J2HAM運用...駐車場に建てられた記念局のアンテナ 》


《 広い駐車場も早朝から一杯に/車のボディーに書かれた来場者のコールサイン 》


《 8J2HAMの記念局を運用。左からJA1RJU、KH6BZF、JA1LZK 》
《 KH6BZFを囲んで...向こう側左から=JA1AUH、JA1LZK、KH6BZF 》


《 模擬衛星の実験局も行われた写真は中継器の模型 》


《 右は模擬衛星の交信概念図 》



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