2000年 アマチュア無線フェスティバル IN パシフィコ横浜
(右)お馴染みの記念局・8J1HAMとミレニアム記念局・8J2000
50MHzトランスバーター・FTV-1000で注目されたYAESUのブース。
IOTAと2001年のDXpeditionの打ち合わせで来日したG3NUG・Neville
左からJA1RJU、JQ1HBT、G3NUG
(右)N2ATT/JA3AER・荒川さんとG3NUG
◎ FTV-1000 待望の50MHzトランスバーター、遂に登場! 今年のハムフェアで"6mファン"の注目を集めていたのは、何と言ってもYAESUからMARK-V FT-1000MP専用として"参考出品"された50MHzのトランスバーター・FTV-1000だ。 FTV-1000はファイナル段にMARK-Vと同じMOS FET BLF147を使用したプッシュプル構成で、50MHz帯で200WPEPのハイパワーを実現している。 ファイナル段のA級動作も可能で、この動作時には50Wの最大出力となる。受信部のフロントエンドにはMARK-Vと同様にJ-FET×4のダブルバランスドミキサー。 RFアンプ部はSST-310×4によるハイダイナミックレンジ型アンプに加え、3SK131による高感度アンプの2種類のRFアンプから構成されていて、 これをフロントパネルからコントロール出来るようになっている。 以上はカタログでの説明だが、実際に動作状態でのテストは出来なかったものの、親機がMARK-V FT-1000MPと言うこともあり、 6mに於いてもかなりの性能が期待される。FTV-1000は電源にMARK-Vと同じ30Vの高電圧が必要となり、 今のところは他機との接続は考慮されていない。 FTV-1000のフロントパネルは、写真の様に何の変哲もないシンプルなものだが、トランスバーターとして必要な動作状態を把握するのは容易。 50MHz帯に切り替えた時には、親機の周波数表示は正(A)、副(B)共に「50MHz」に切り替わるため、 動作時には、MARK-V FT-1000MPに50MHz帯が内蔵された様な"錯覚"を覚える。 気になる価格は今のところ"参考出品"の段階なので発売時期と共に未定だが、"10万円前後"になりそう?とのこと。 FTV-1000のフロントパネル。左側の切り替えスイッチは上から、ATTのON/OFF、IPOの ON/OFF、RF AMPの切り替え。 右側は上からAB/A動作の切り替え、BAND LOW/UPの切り替え、ANT切り替えの順。 |
[ハムフェアの歴史] ハム・フェアの前身「第1回全日本ハムベンション」が1975年(昭和50年)、静岡県富士宮市で開催された。 会場は富士の裾野に広がる朝霧高原のグリンパーク。 1976年の第2回では特別記念局の8J2HAMも開局、交通の便は良くないものの自然を満喫出来る会場は多くの来場者で賑わった。 この実績を基礎に、1977年(昭和52年)「全日本ハムベンション」を引き継ぐ形で「第1回アマチュア無線フェスティバル」(ハムフェア)が、 JARLの主催で東京都中央区晴海の東京貿易センターで開催される事になった。 第1回は9月23日から25日までの開催期間にも関わらず、初日から多くの入場者がつめかけた。 フェスティバルの特別記念局・8J1HAMも開設、多くの来場者が運用した。 1999年、22回を迎えた「アマチュア無線フェスティバル」(ハムフェア)は、初めて東京を離れて神奈川県下で開催される事になった。 |
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