卒業旅行 2日目


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 朝は8時半に目覚ましが鳴る。とってもよく寝れた。それだけ疲れていたんだね。一通り準備をしていると、9時になる。このころお部屋まで朝食が運ばれてきた。便利なシステムだけど、朝食はパンとリンゴのみ(^^;。やたらとバターやジャムが付いてきたのがご愛敬(笑)。

 食べ終わって、しばらくテレビを見てのんびりする。このときにやっていたのが「Change Style」という番組。視聴者から参加者を募って、その人をプロのメイクさんやスタイリストさんに任せてきれいに変身させる、という番組らしい。トニー田中が昔やっていた番組みたいだ(笑)。出てくるのは基本的に子供のいる女性らしい。最後には子供を抱いてくるりと回って見せていた…。どこの国の女性もきれいでありたいと思うのだねぇ。

 これを見終わってからHotelを出る。まずはバッキンガム宮殿の近衛兵の交代を見ようと、Victoria駅に向かう。ここから歩いて行く予定だった。しかし、Victoria駅からなんといきなりビッグベンに向かってしまった…。思いっきり勘違いして歩いていた。途中で気が付いて、方向転換。雨が降っていたので、途中で磯村は傘を買う。
人もまばらな宮殿前

人もまばらなバッキンガム宮殿
ビッグベン

雨の中のビッグベン
 宮殿の前にたどり着くと、人はまばら。なんでだろう、と思って掲示を見ると、今の季節は1日おきで、明日が交代だよ、とある(^^;。だから人が少ないのか。ということで、明日再度来ることを誓って宮殿前をあとにする。
 今度こそビッグベンに行こうと歩き出すが、またもや明後日の方向に進んでしまった…。しょうがないので途中で戻る。今回は土地勘があるはずなのに(ロンドン2回目)なぜか道を間違えまくる…。参ったね、こりゃ。で、また宮殿前に戻ってから、ビッグベンに向かう…。明日来るはずだったのに、30分もしないうちに来てしまった…。このときに「Harrods」と車体に描かれた馬車を発見。馬車が走っていても似合う街だね、ここは。

 なんとかビッグベンに向かう。ちょうど後数分で12時だったので、のんびり歩く。ちょうどテムズ川にかかるWestminster橋を渡っているときに12時に。低い音で、耳障りでなくてなかなか良い音色。

 橋を渡って、戦争博物館に行くつもりだったけど、その前にWatorloo駅によって、お昼を食べることにする。ということで駅内部をしばらくぶらついて、ようやく発見。学食にあるような、自分で食べ物を選んで、最後に精算、という形式だった。僕らの前に並んでいたドイツ人が、なんと英語が分からない!。レジのお兄ちゃんが「あと1ポンド出してくれ」と言っているのに、首を傾げるドイツ人…。いやぁ、ドイツ人でも英語が分からないんだねぇ。少し勇気づけられた(爆)。ここで軽く食べて、博物館へ。

 一日乗車券を買ってあったので、地下鉄で最寄り駅に向かう。で、ここからは初めて歩く道だったけど、迷わず戦争博物館へ。これがかなり良かった。良いという形容詞が適当かはちょっとわからないけど。非常に感銘を受けた。第一次大戦と第二次大戦について非常に様々な資料や、手書きの手記、TOP SECRETの書類などがある。それからナチの資料や、虐待を受けたユダヤ人についての資料も。量も多く、質も高い。これはロンドンに来たら一見の価値があると思う。幸か不幸か、日本は直接英国と交戦した経験がほとんどないから、資料は少ない。ただ、広島に落とされた「LittleBoy」の模型はあったけど。
戦争博物館

戦争博物館の前庭
 それから「Secret War」というコーナーもあったので、何だろうと思って見てみると、スパイについての資料だった。MI5、MI6など。様々なスパイ道具なども展示。本当にいたし、今もいるんだ、というようなことが書いてあったが、本当なんだろうか?。まぁ、本当にいる、ということが簡単にわかってしまったらスパイの意味がないけど(笑)。

 最後に見たのが、「ENIGMA」というコーナー。これは暗号に関するコーナーだった。ここで、第二次大戦の頃は部屋一杯の機械を使って暗号を解いていたけど、今はPentiumひとつで解読できる、と書いてあった(笑)。CPUっぽい写真があるなぁ、と思ったら、やはりPentium…。

 大変満足して博物館を出る。で、今度はバスに乗ってOxford Circusに戻る。ダブルデッカーに乗ったけど、これがなかなか眺めがいい。揺れが激しくて結構怖いけど。ビッグベンの横を通って、Regent ST.を走る。これは気持ちがいい。

 バスを降りて、地下鉄に乗ってCOVENT GARDENに向かう。で、目的の交通博物館へ。これもなかなか楽しかった。ロンドンの交通の歴史が凝縮されている。それこそ馬車から始まって最新式の地下鉄まで。なぜかWindows 3.1を使った、タッチパネル式の案内端末がやたらとあった。そういえば、戦争博物館にもたくさんあったなぁ。

 一通り見てから、グッズショップに入る。一番心を引かれたのが、黒地に地下鉄のMAPが書いてある、マウスパッド(笑)。かなりCoolだったんだけど、最後にはあきらめて買うのをやめた。自分用のマウスパッドはPeopleのがお気に入りだし(^^;、人に上げるにもかなり上げられる人が限定されてしまうから(笑)。

リージェントストリート

僕の大好きな通り、Regent's ST.
 博物館をでて、隣接されていたカフェで一休み。ここで次にどこに行くか決める。行き当たりばったりがばれるね(笑)。結局トラガルファー広場の前を通ってRegent ST.を歩き、Oxford ST.まで行くことに。で、テクテク歩いてゆく。なかなか楽しい。雨は上がっていたしね。で、久しぶりにトラガルファー広場やRegent ST.を歩いて、僕は完全に満足。歩いているだけで楽しい街って、ほとんど無いなぁ。僕が海外旅行で一番感動した場所もRegent ST.だけ。ここほど感動した場所はないなぁ。
 Oxford ST.からNew Bond ST.に入って、僕と磯村が3年間お世話になった英語の先生、諸坂先生ご推薦の文房具屋さん、「Smythson」に向かう。が、ちょうど目の前でClosed…。5時半までが営業時間だったらしく、すでに5時40分…。一足遅かった。ということで、夕食を食べるためにSOHOに向かう。SOHOは中華街があるのだ。

 途中東京三菱銀行があったが、ATMは見あたらず。ここでは使えないようだ。その周りには日本料理屋やJALの直営のお店が出ていた。日本人御用達の地域らしい。くわばらくわばら(笑)。

 1年半前に来た記憶をたどりながら、なんとか中華街に来れた。前回は完全にもりもりとまみこさんに頼りっきりで、道も覚えていなかった気がしたけど、なかなか覚えているモノだ。だが、前に来たお店は思い出せず(^^;。ということで、メニューなどを見比べて、人が一番入っているお店を選ぶ。これが正解。ボリュームもあって、おいしい。いやぁ、良いお店に入った。たらふく食べて、お店をあとにする。

 で、Hotelに戻る。戻る途中で再度ジュースを買い込む。HotelのReceptionで切手を買っておく。お土産にはこれが一番安上がり(^^;。


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