グアムでヴァカンス 三日目


Next Page
Prev Page
Agenda
 8時半に目覚ましが鳴る。もりもりは既に起きていた様子だけど、僕は未だベッドから出られない。下山さんの式は11時15分までにチャペル前に集合すればよいとのことだったので、それまで寝てても良いかな、と思って。

 結局10時半くらいまでベッドの中でうとうと。もりもりは絵はがきを書いたり。青島さんは11時5分前まで爆睡だった(笑)。で、みんな急いで準備をして、チャペルへ。チャペルは僕らが泊まっているオークラと、下山さん達が泊まっているホテル日航との間にある。歩いて5分程度。

 今日も日差しが暑い!。良いお天気で何より。チャペルの前には、既にそれらしき人々が集まっていた。僕らを含めて総勢17名で、友人は他に奥様のお友達1人だけ。残りは皆さんご親族だそうな。時間ぎりぎりに現れたアロハ3人衆…。かなりヤバイ気もするが、何事もないようにご挨拶。もう少し外で待ってから、中に入れてくれるとのこと。

チャペルの中

チャペルの中
 少しして、日本人のスタッフが呼びにくる。早速チャペル内の控え室に入るが、全員椅子に座るのを譲り合っているウチに式の時間(笑)。チャペル内部はとっても綺麗で、美しい!。神父様の後ろは全面ガラスになっていて、そのまま海が見えるという、素晴らしい光景。そして再度日本人のスタッフが事前の打ち合わせ。そして新郎新婦の入場。下山さんは白のタキシードで、かっこいい。白ってのは良いね。新婦さんとはここで初めてお会いしたのだけど、細身に綺麗なウェディングドレスを着ていてこれまた綺麗。

 式の進行自体は日本で行うのと同じ。違いは神父が全て英語で話すので、誓いの言葉も英語。新郎新婦の返答も英語。ま、神父が返答を促してくれているので、間違えることは無さそうだけど。トータル15分くらいかな。無事に終了。その後記念撮影をチャペル内で行い、外に出ると。ちなみにこれらは全てビデオでもしっかり録画してました、専任のスタッフが。これも式のお値段にコミコミらしい。業務用のVCRで撮っていたから、テープ貰えれば下山さんが自分で編集出来ちゃうよね、なんて話していたり(笑)。

 しかし、昨晩から体調の悪い下山さん、かなり辛そうだった。家族がみんな「もっと笑顔笑顔!」なんて言っていたけど、それにも応じられないくらい。それでも外での撮影の時は、新婦を抱いて、っていうプロのカメラマンさんの要望に応えたりして、頑張ってた。新郎は大変だ…。で、とにかく写真撮りまくり。ホント日本人って写真が好きなのねーって思うくらい撮りまくり。もちろん僕もデジカメで撮りまくり(笑)。
海をバックに新婚さん

海をバックに新婚さん

 撮影タイムも終わり、ホテル日航のレストランで皆さんとお食事。僕らアロハ組は真ん中、新郎新婦の前に座ることになった。下山さんのご両親の配慮で。ちょっと照れくさい上に、ちゃんと名前を名乗ってないような…。気にしない気にしない(^^;。ここでも下山さんは辛そうだったけど、それを横目に下山パパしゃべるしゃべる(笑)。とっても陽気なご家族でうらやましい。ご両親は新婚旅行でグアムにいらっしゃったそうで、その当時のことなども話してくださった。なんだかあっというまに1時間半ほど過ぎて、おひらき。

 当初の予定では今晩下山夫妻と、その友人4人でお食事を、と言っていたのだけど、下山さんの体調回復が優先ってことで、養生して貰うことに。ホテルのロビーでお別れ。僕らはホテルに戻って、今日の予定を立てる。もりもりは一人で恋人岬まで行ってみたい、とのこと。僕と青島さんはパラセーリング&ジェットスキーのツアーに参加することにした。で、青島さんが早速ホテルのロビーまで予約に行ってくれたので、その間に着替え。

 10分ほどで青島さん戻ってくる。なんでも無料送迎バスはもう行ってしまったけど、タクシー使えば今日の最終回のツアーに参加できるとのことで、チケットも買ってきてくれた。ちなみにあと20分ほどでその最終回が始まる、14時半!。急いで支度して、もりもりとお別れ。タクシーでホテルに向かう。

 ホテルについてそのままツアーの受付まで行く。そしたら他にお客さんは無し。貸切状態(笑)。片言の日本語で係のお兄ちゃんが、「ロッカー、あそこね。日焼け止めはまだ塗らなくてイイヨ」って。靴は履いてないといけないらしい。まずはパラセーリング。目の前の海でやるのかと思ったら、車で移動。5,6分移動した所にモーターボート乗り場があって、ココからまた別のお兄ちゃんが担当。というか、受付はいろいろなクラブや旅行会社が受けて、実際にパラセーリングをやってくれるのは別の会社(?)みたい。で、青島さんと二人でボートに乗り込む。

 沖の方まで移動している間に、救命具やフックなどを身につける。沖に来たところでパラシュートの部分をふくらませ、「コッチキテ」って言われる。ボート後方の、パラシュートの付け根の所に行って、フックを引っかける。僕が前で、青島さんが後ろ。どうもカップルで楽しむモノらしい(笑)。男二人でくっついているのは、端から見ているとヤバイよなー。

 二人のフックをしっかりひっかけると、そのまま綱が伸び出して、徐々に空に上がっていく!。ジェットコースターのような荷重がかかるのかと思いきや、そんなこともなくするすると空に舞い上がる。すごい!。これはめっちゃ気持ちいい。時々風が強くなってフッと下に急降下することもあるけど、とにかく飛んでるよ(笑)。写真撮りたいけど、当然カメラなんて持ってないので撮れない。とにかく後ろがグアム島で、前がひたすら海!。気分爽快だわ〜。

 一体どのくらいの時間飛んでいるのか、わからないけど、5分くらい飛んでいたのかな、下の方でボートが旋回し、帰途につき始めた。旋回するときにかなり引きずられるのかと思ったけど、そんなこともなく割と安定したままぐるっと回り、島に向かって加速し始めた。うーん、これで半分かー。

 島に近づいて、空に上がり始めたところに来たところで、綱を引っ張り始める。もちろん機械でね。降りるときに海に落ちちゃうのかな、と思っていたら、そんなことは全くなく、無事にボードの上に着地。全く塩水に濡れることもなく、気持ちよい遊びだったー!。これはクセになりそう。

 また車で元のホテルに戻り、今度はジェットスキー。今度は上半身裸で乗るので、僕はオイルを塗り塗り。青島さんは救命具がヒリヒリするのでTシャツを着込み、オイル無し。で、ゴム製の靴を借りて履き、沖の方に出ているジェットスキー乗り場まで、遠浅の海をひたすら歩く。結構距離があるし、水の中で歩くのは疲れる…。浅瀬ではジェットスキー乗れないのはわかるけど、沖の方にある浮島までなんか方法はないのかいな。

 結構息が上がったけど、無事に到着。で、浮島で待っていると…、インストラクター2人がジェットスキーできやがった。ジェットスキーで来られるなら最初から乗せてくれ(笑)。簡単に乗り方を教わり、早速エンジンかけて走り出す。基本的に4つのブイの周りを時計回りで走るのみ。それでも、最初はおっかなびっくり。なんせジェットスキーは4年ぶりくらいだし、そんときは日本だったので無免許運転(^^;。少ししか乗れなかったから、感覚がつかめてない。

 でも、次第に慣れてきて、かなりアクセルを開けるようになった。曲がるときも体を傾けたりするより、ハンドルを切った状態でアクセルオンにするほうが、テールスライドして、あたかも車のパワードリフトチックに曲がっていけてかなり気持ちいい!。青島さんと二人で追いかけごっこのようにぐるぐる回りまくったのだった。

 こちらも当然貸切状態。30分ほどぐるぐる回っていたのかな。インストラクターは浮島やブイを片づけ始めて、終了。帰りはインストラクターのジェットスキーにヒモで我々の2台をくくりつけて、列車のようにして、ゆっくり海岸へ。最初からこうして沖まで連れて行ってくれれば楽だったのに。キット女の子のお客さんだったらそうしていたはず(邪推)。

 無事にパラセーリング&ジェットスキーを終了。大体2時間ほど。この時点で16時半頃。着替えをして、ホテル正面に出て、バスを待つことにした。このホテルにもトロリーバスが来るので。10分ほど待って、赤いバスがやってきた。乗っているウチに眠くなって…、気が付いたら30分ほどうとうとしながら、オークラまで帰ってきたみたい。気持ちよかった。

 ホテルのフロントでキーをもらいに行ったら、キーはない、といわれたのでもりもりが先に帰ってきていることがわかる。早速部屋に行く。恋人岬は綺麗で、人も余りいなくて良かったらしい。タクシーの運ちゃんと仲良くなって、たまたまスパニッシュ系だったらしく、いろいろスペイン語の事を聞いてきていた。昔グアムはスペイン領だったから、その名残もまだ残っているみたい。

グアムの夕暮れ

グアムの夕暮れ
 僕が先にシャワーを浴びていると、二人は1時間ほど海で焼いてくる、と言い残して出ていった。シャワーを出てからは一人で絵はがきを書いたり、メールを打ったり。お昼寝しようかと思ったけど、寝る間もなく書き続けていたら、一通り終わったところで丁度二人が帰ってくる。で、今晩の食事は何にしようか、という話になり、二人は海で肉が食べたいと言うことを話していたらしい。丁度僕もステーキ食べたいなーと思っていたので、満場一致(笑)。折角「アメリカ」にきているからね。安くて美味しいニクが食べられるでしょう。

 オークラからやはり徒歩で行けるOGステーキハウスに行く。ウェイターのお兄ちゃんは愛想が良くて、いろいろおすすめなどを聞いて注文。オニオンをカラッと揚げたモノと、各々ステーキを注文。このオニオン、かなりでかい(笑)。さすがアメリカだ。でも、特性のソースをつけて食べるとコレが美味しい。みんなでパクパク。気が付いたら半分くらい無くなっていて、こればっかり食べていたらステーキが食べられ無くなっちゃうよ(笑)。

 そして出てきました、ステーキ。一番小さいサイズで230gより。僕はフィレを頼んだのだけど、柔らかくて、肉厚がすごくて、美味しい!。来て良かったわ〜。みんなで少しずつお裾分けしたりして、グアム最後の夜を楽しんだのだった。

 1時間ほどの食事の時間を楽しみ、外に出る。少し追加の買い物をするために向かいにあったセブンイレブンへ。お水などを買って、一旦ホテルに戻る。で、荷物を片づけ始めていると、青島さんがもう少しおみやげ見てくる、といってDFSへ。僕らは片づけが終わったら適当に寝る、ということにした。出る前にお金の精算。青島さんが一番の債権持ち、もりもりが一番の債務持ちだった。うまく相殺して、足りない部分は日本円で支払い予定。

 今回は元々あまりモノを持ってきていなかったので、おみやげ買ったけど割と余裕で詰めることが出来た。明日の着替えを残して、一通り終わり、22時くらいに僕が一足先にお休み。青島さんはまだ帰ってきてなかった。明日は3時15分起床、4時ロビー。早朝便だからしょうがない。


翌日へ…