香港一人旅III 二日目


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Agenda
 朝は9時に目覚ましが鳴って起きる。今回の旅行のテーマは「買い物」と「贅沢な時間の使い方」ということで、いつもよりもよく寝た。毎年夏になると熟睡できなくなるのだけど、旅に出ているときだけはしっかり寝れるので、しっかり寝ておくことにした。

 メールを読んだりうだうだしていたらあっという間に10時。朝粥はやめて、11時からブランチを食べることにした。ブランチは香港文化中心の1Fにあるセレナーデ、というお店。昔から行ってみたかったけど、なかなかチャンスがなかったお店。それまでは買い物して過ごすことに。

ガード付きのMTR

ガード付きのMTR
 まずはオクトパスのチャージもしたかったので、MTRの佐敦駅へ。ホテルからはこっちが近いから。手持ちの100HK$をチャージしておき、そのままMTRで尖沙咀へ。MTRでは、噂に聞いていた「ガード」が出来ていた。まるで南北線。

 ペニンシュラホテルへ行って、おみやげ用にスコーンを調べる。というのも、とあるWebでここのスコーンをおみやげにした、と書かれていたので。しかし店の人に聞いたら二日しか持たない、と言われて断念。月曜は朝早いから買えず、日曜に買うしかない。しかし会社に持っていくとなると三日持ってくれないとこまるから。
重慶マンション前の、例のCM

重慶マンション前の、例のCM

 それから他のお店もちらちら冷やかしてから、HMVへ。いくつか欲しいCDがあったので。お気に入りのアイドル、TWINSのニューアルバムも出ていたのだけど、試聴してみたら好みの曲がなかったので買わず。それにしても最近の香港のCDはやたらとグッヅ付きが多い。マウスパッドくらいならいいけど、紙ふうせんやら香水みたいなのやら、M&Mのチョコやら。旅行者としてはかさばるからCDだけにして欲しいところだけど(笑)。

 結局買ったのは映画「チアーズ」のサントラ、アリーMy Loveにも出てくる、アル・グリーンのベスト盤、それにブリトニー・スピアーズのライブDVD。もちろんDVDはリージョンフリーなのを確認してから購入。

 次にHMVの並びにある、DFSへ。ここでは使い切っちゃったブルガリのブラックという香水と、カルティエの万年筆を調査。香水は、小さいボトルが売り切れとのことで諦める。万年筆は、結構惹かれたが値段を見て、一応Webで再調査後に購入を決めることにした。ということでココでは何も買わず、外に出る。

香港文化中心の中

香港文化中心の中
 11時半近くになった。お腹も空いてきたことだし、そろそろブランチにしようか。香港文化中心に向かい、セレナーデを探す。しかし1Fに無い…と思っていたけど、よく考えたら香港は元英領。ということは、日本でいう1FはGround Flourなのだった。つまり2Fが1Fにあたるので、階段を上ったらあっさり発見。

 オーシャンビューの席は流石に全て満席。しかし奥の方は空いていたので、一人でも問題なく通される。席についてまずはプーアル茶をオーダー。そしてショウロンポウや腸粉、蝦蒸餃子などを食す。どれも美味しい。特にエビのプリプリ感が良い。まったりと1時間半くらいかけて優雅なブランチ。
香港島をのぞむ

香港島をのぞむ

 さてさて、この後どうするかな。とりあえずお店を出て、ケイタイを買いに行くことにした。尖沙咀でいくつかケイタイ屋を見て回り、値段交渉。いろいろ考えたんだけど、端末にあまり機能などがあっても(日本のケイタイのような機能)使わないだろう、と思ったので、Tribandであればあとは気にしない方針で選んだら、モトローラの無骨な黒いケイタイになった。日本のケイタイのようにアホみたいなインセンティブがないので安くは無かったけど、Tribandが見つかったので満足。香港ではDualbandが主流なのでTribandは数少ない、と聞いていたので。

 それから絵はがきを買っていたので、それように切手を購入したり、街中をぶらぶら。特に宛も無く歩きまくる。気が付けば15時半過ぎ。少し小腹もすいたので、ハイアット・リージェンシーの1Fにある、「Nathans」というカフェへ。ココは丁度一年前に来た、ハイティーが楽しめるトコロ。ということで一人前、ティーセットをオーダー。3段セット、ではなく2段セット、だったけど、まったりとスコーンを食べながら、絵はがき職人になる。

 小1時間ほどのティータイムを終え、また街へ。今度は香港島へ行くことにした。まだ夜ご飯のことも考えてないけど、香港島で食べても良いかな。とりあえずスターフェリーに乗る。中環に着いたらプリンス・ビルにまず直行。ココにカルティエのお店があるので、そこで万年筆の値段を調べておきたかったから。入って店員に値段を聞くと、DFSの方がやはり安い。ここでは買わずに値段だけ(^^;。

 それからトラムに載って灣仔へ。ここで英記茶荘という、有名なお茶屋さんがあるのだ。そこでいつもプーアル茶を買っているの。何となく、でしか場所を覚えてなかったので、ずーっと窓の外を眺めながら乗っていたら、SEIBUの入っているパシフィック・プレイスを過ぎて5分ほど行った、灣仔の地下鉄近くにお店発見。トラムを降りてそこでお茶を購入。

 そのまま歩いて銅羅湾方面へ。お友達の下山さんに頼まれていた、Smartone社のリチャージ用カードを探しながら歩いていたが、なんとかケイタイを扱うお店で発見・購入。これで一通りの買い物は終わりかな。さらにそのまま歩いてタイムズスクエア方面へ。週末の夕方だけあって、人手が大変なコトに。そういえば映画「少林サッカー」でもこの前が使われていたっけ。

 タイムズスクエアを過ぎた辺りから雨が降り出す。すぐに止むかな、と思ったら、ますます激しくなる。しょうがないのでそごう裏にある、エクセシオールへ向かうことにした。そこには九龍半島を一望できるバーがある、と雑誌「フロンティア」に載っていたのだ。そこでハッピーアワーの間だけ雨宿りしようか、と思っていた。が、今自分が短パンにTシャツであることを自覚し、流石にホテルのバーは入れないなと思い直す。そこでエクセシオールの手前にある、ワールド・トレード・センター内のスターバックスへ行こうとしたが、香港まで来てスターバックスは無いだろう、とまた思い直し止める。

 それでも雨は降り続いたので、諦めていったんホテルに戻って出直すことにした。灣仔から地下鉄で佐敦へ一気に向かう。ホテルに戻る前に、セブン・イレブンにて飲み物購入。そしてホテルへ。

Orphee

Orphee
 ホテルに着いたのが18時過ぎ。少し一休み。ついでにネットにつないでカルティエの万年筆の値段を調べる。どうもネット通販だと30,000円で買えそう。これで改めてDFSで聞いてみよう。ネットを切ってから少しうたた寝。19時ちょい前に起きて、ご飯ご飯、とばかりに雑誌で調べる。そしたらホテルから徒歩10分くらいのトコロに、フレンチのレストラン「Orphee」があった。ここが混んでいたらまたその時考えよう、と思って、レストランへ向かう。が、ホテルを出るときは晴れていたのに、5分もしないうちにまた土砂降り…。大変な雨の中、なんとかレストランにたどり着いた。雑誌がなかったら通り過ぎてしまうような、あっさりした入り口だった。

 お店に入ると、結構奥の方まで細長い作りになっていた。まだお客は少なかったのですぐに案内された。メニューには最初のページに、流れている音楽のメニューが載っていた。おしゃれ過ぎ。コースのメニューがあったので、それでラムを選ぶ。スープは魚を漉したものらしい。それからデザート。これで約3,000円だから、リーズナブル。

 カクテルを飲みながら料理を待っていると、ウェイターが気を利かせて香港ローカルの情報誌「BC Magazine」を持ってきてくれた。全部英語だったので、パラパラめくっていたら、なんと4th Augに香港会議展覧中心にて、僕の大好きなジジ・リョンのコンサートが、無料で行われるとのこと!これはめっちゃ良い情報を仕入れた!絶対明日行かなければ、と思いメモ用紙に情報をメモメモ。ついでにこの雑誌も海外から定期購読出来るようなので、定期購読するべくWebサイトをチェックチェック。いやぁ、これだけでもこのレストランに来た甲斐があった(笑)。

 暫く読みふけっていたら、おもむろにスープが出てきた。一見コーンポタージュのような感じ。飲んでみると、確かに魚を漉したモノだった。これがなかなか美味しい。ちょっと癖があるから、人によっては好みじゃないかもしれないけど僕はかなり気に入った。その後ラム肉のロースト。これがめちゃ美味しい!ばくばく食べてしまった。最後にデザート。ほどよい甘さで、濃いめのコーヒーを飲みながらまったりとしたひととき。このお店はかなり正解。今度誰かと一緒に来て、他にもいろいろ食してみないと。

 20時過ぎ、お店を出て、尖沙咀駅からMTRにてシャムスイポーへ。ここは香港の電脳街でもあり、下町でもある。昔から来たかったけど、ちょっと遠いので今までチャンスがなかったのだ。ようやく。駅を出て北側に、電脳ビルがある。地下1FとGround Flourが電脳のフロアになっていた。これがまた広い!途中迷子になりかけながらも、見て回った。
シャムシュイポーの電脳ビル

シャムスイポーの電脳ビル

 ここは旺角のSim Cityという名の電脳ビルよりもはるかにディープ。違法コピー物が大量陳列。よだれを垂らしながら検分(笑)。これはホント来て良かった。それからFireWireのPCIカードが、日本だと6,000円くらいするのに、ノーブランドで2,000円くらい…。思わず買いそうになっちゃった(^^;。楽しすぎ。

せり出す看板

せり出す看板
 でも、気が付けばどんどんお店が閉まっていく。時計を見ると21時。なんとここは21時にはクローズらしい…。めちゃ早いぞ。Sim Cityなら23時過ぎまで空いているのに。しょうがないので、21時過ぎにシャムスイポーを離れることにした。そして旺角へ行き、そこから歩いてネイザンロードを南へ下る。

 そして久し振りに来たのが信和中心。マニアの殿堂と呼ばれるところで、アニメやVCDが大量に売っているビル。ココで1Fから順に見ていった。香港でもようやくVCDからDVDへ移行しつつあるらしく、DVD製品も増えてきていた。そして僕はTwinsのPV集を発見!買おうかと思ったのだけど、購入方法が分からなかった。店員さん広東語しか理解してくれないし…。どうも紙に希望する商品の番号を書いて店員に渡すと、しばらく待たされて現物が店に「届く」仕組みみたい。どのくらい待たされるのか分からなかったので、今回は諦めた(笑)。
信和中心

信和中心

 気が付けば22時半。疲れてきたので今日はこの辺で帰ることにする。地下鉄で油麻地から佐敦へ。ホテルで暫くメール書きに専念して、0時頃就寝。明日は朝から活動するために8時には起きないと。


翌日へ…