韓国食い倒れツアーIII 二日目


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Agenda
 ケイタイの目覚ましで目が覚めたのが7時。丁度藤村さんがシャワーから出てきたところだったので、寝ぼけ眼のままシャワーを浴びる。出てきてもまだもりもりは寝ていたが、30分になると目を覚ましてきてすぐにシャワー。

 その間に藤村さんと僕は準備万端。今朝の朝食は石田・ちまりんが考えてくれているらしいので、朝食のあとどうするかガイドを見ながら考える。8時になったので下に降りたら、案の定まだ誰もきていない。5分ほど待ったら清水・芦野夫妻が出てくるが、それでも石田とちまりんが降りてこない。どういうこと?と思っていたら芦野さんが部屋に電話してくれた。そしたら8時で起きたようで、15分後に出てくるとか。困った人たちだ。

 8時半過ぎに全員集合。まずは明洞近辺にあるおかゆ屋さんへ行くことになった。明洞まではホテルから歩いて10分ちょっとのはず。なので、せっかくだから歩いていくことにした。流石に朝早いせいか、人気が無いし、お店も開いてない。藤村さん的には結構不満らしい。もっと朝早くからきびきび働いているソウルを期待してたとのこと(笑)。いくら何でも土曜の朝9時前からキビキビは働かないでしょう。途中、ロッテデパートが見えた時点で、まだ行く予定だったおかゆ屋さんは空いてないことが判明。そこで急遽ガイドで別のお店を探したら、その地点から徒歩10分程度で、別のおかゆ屋さんを発見。進路変更。

 そのお店は明洞からさらに東へ行ったところ。ガイドがないとちょっと見つけづらい。そのおかゆ屋さんのすぐ近くにもう一軒別のおかゆ屋さんがあって、そちらはガイドに載ってなかったのだけど、いかにも地元の人しか入らなさそうなお店で、個人的にはそちらに惹かれた。こういうお店っておいしいんだよね、結構。石田氏も実はこっちもよさげ、と言っていた。

 ともかくもガイドのお店にはいると、お店のおじさんは日本語が使えた。きっと第二次大戦中に覚えさせられたんじゃ無かろうか。お店には日本人のお客もちらほら。壁にはお店を紹介されている日本の雑誌が飾られていた。そしてなぜか部屋の隅にはDOS/Vが…。しかも妙に気になったのが、5インチのフロッピードライブが内蔵されていたこと!10年ぶりくらいに見たよ、5インチだなんて。韓国ではまだ5インチを使うことがあるんだろうか??

 メニューにはしっかり日本語も書いてあったので、楽といえば楽。5,6種類のおかゆがあって、どれも美味しそう。値段は4,000Wくらいだったかな。オーダーしたあとには、今日の予定を打ち合わせ。食事のあとには地下鉄にて仁寺洞へ行き、骨董品街をぶらぶら。

 おかゆ、結構美味しい。香港で食べたおかゆほど、下味が強くなく、日本人好みといえるかも。もちろんおかゆの前にはしっかりキムチが出てきました(笑)。これは突き出し、というか、日本で言えば漬け物的な扱いだからねぇ。あっという間にみんな平らげ、9時半過ぎにはお店を出る。

 乙支路3街から地下鉄に乗り仁寺洞へ。前に八木さんと来たときは仁寺洞の南側、鍾路2街の方から行ったので、今回安国で降りて北側から仁寺洞へ行くというのは初めてで、地上に出たときちょっと迷った。しかしすぐにみんながガイドで場所を把握して、骨董品街に入っていく。入り口のトコロにコンビニがあったので、歯磨き粉を忘れた藤村さんはちょいと買い物。他の人たちはみな早速韓国紙のお店に。特にちまりんがご執心で、何枚か紙を買っていた。それからみんな適当にばらけてふらふらと気に入ったお店に入っては買い物。僕は何も買わなかったのだけど、清水・芦野夫妻やもりもりは陶器を買っていた。

 でもまだまだ朝早かったらしく、開いていないお店の方が多い。ちょっと早まったかな。まだ10時過ぎだし。のんびり回っているウチに少しづつ空いてきたけど。仁寺洞の中程まで来たところで、露店でフレッシュジュースを売っていたので、藤村さんと僕が飲もうと相談。韓国語が分からない二人でも、一種類のフルーツジュースだったら簡単に頼めたんだけど、藤村さんがミックスジュースにするにはどうジェスチャーしたら良いだろう?などと言い出すから、ジューサーの前で悩み出す(笑)。とりあえず僕はオレンジジュースを作ってもらう。2,000W。韓国の物価を考えるとちょっと割高かかも。氷と一緒にオレンジをジューサーにかけるので、ちゃんと冷たいジュースに仕上がっていて美味しい。藤村さんはなんとかバナナ・キウイのミックスジュースを作ってもらっていた。それを見ていたちまりんもオーダー。

 仁寺洞の南側、鍾路2街近くで、セブンイレブン発見。さっきのコンビニでは適当な歯磨き粉を見つけられなかった藤村さん、ここで再度探す。そしたら「竹塩」の歯磨き粉を発見。なんでもガイドブックに載っているくらい有名なお土産物らしい。とりあえずこれを選ぶ藤村さん…。さすがだ。

 さて、次はどうするか、と話をして、ロッテデパートの免税店フロアに行き、それからサムゲタンを食べたいという僕以外の全員の希望(^^;により、僕がかつて食べたことのある明洞の百済サムゲタンに連れて行くことにした。ロッテデパートから近いしね。

 鍾路2街からロッテデパートまでは徒歩5分程度。ロッテデパートでは免税店フロアは、専用のエレベータを使わないと停まってくれない。ということで専用のエレベータに乗って免税店フロアへ。なんか以前と比べて構成が変わっていた。2フロアに別れていて、10階がブランド品、11階がお土産品になっていた。とりあえずブランド品フロアにてばらける。このとき待ち合わせの時間を決めておけばよかったんだけど、なし崩し的にばらけてしまったので後の祭り。しょうがない。僕はとりあえず自分のお気に入りのブランドをいくつかチェック。しかしお値段的に折り合わないので何も買わず、あっという間に暇になってしまった。もりもりとしばらくお土産物フロアを回った後、もりもりは休憩所でお休み、僕は適当に声をかけて他のメンバーを集めに入る。

 しかし、みなまだ買い物が終わってない様子。終わった人から順に捕まえていったけど、石田・ちまカップルがまだ終わってない。その間にもりもりを休憩所に呼びに行って、全員集合。40分ほどいたのかなぁ。みんな結構ブランド物好きなのねぇ。

 さて、お腹も減ってきたし、お昼にしよう。すでに時間は13時過ぎ。お店も空いてきて良い時間かも。早速明洞の百済サムゲタンに向かう。一度しか行ってないけど、前回結構探すのに苦労しただけあって、しっかりお店の位置を覚えていた。ノーミスでご案内。でも僕は苦手なんだよね、あの高麗人参の味・臭いが。

サムゲタンを食す

サムゲタンを食す
 お店に入ってメニューをみんなで見る。とりあえずサムゲタンを頼むのは確実なんだけど、一人1個頼むのではなくて、3つほど頼んでおいてあとは別の物を頼むことにした。サムゲタンも、普通のと、良い鶏を使ったモノの2種類あったので、普通のを2個、良いのを1個オーダー。それ以外にサイドメニューで2つばかし頼もうとしたら、お店のおばちゃんになにやらはねつけられる。韓国語なので誰も理由は分からないのだけど、とにかくそれをオーダーしちゃダメ、ということだけは分かった。別の人が出てきて、片言英語で話してくれたところによると、めちゃ辛いからやめとけ、ということだった(笑)。忠告に従い、辛くないモノを1つだけオーダー。

 しばらくしてまずはキムチが大量に。お約束。次に出てきた、鶏の丸煮込みが3つ。この段階ではまだそれほど臭いはしない。そしてみんなで一斉に橋でつつき始める(笑)。僕は中の餅米は食べる気がしないので、外側の鶏肉だけばくばく食べる。あとキムチでお腹を満たす(笑)。みんなは割と平気に食べている。元気がでそう、と言ってていたけど、確かに元気は出るよ。本当に。

 1時間ほどのランチタイム。一通り食い尽くしてみな満足。僕もキムチで満足(^^;。さてこれからどうするか。ということで、ここでいったん解散して、18時にホテルで待ち合わせにした。カップルは2人で行動したいだろうし。僕は当然男三人で行動…。

 僕ともりもりは眼鏡を作りたかったので、南大門に行くことにした。藤村さんもそれにつき合ってくれるとのこと。あと石田・ちまりんも南大門に行きたいということだったので、南大門まで5人で行動。清水・芦野夫妻は明洞をしばらく回るとか。南大門市場にて石田・ちまりんと別れて、3人で行動。まずは市場内で眼鏡屋さんを探す。沢山あるんだけど、どうも引き合いが強すぎて好んで作ろうと思えるお店がない。そこで藤村さんが持っていた「ソウルの達人」なるガイドブックを見てみると、そこには南大門近くに著者がとてもおすすめと書いてある眼鏡屋さんがあった。この本の著者は女優の黒田福美。最近ドラマなどで見ないなーと思っていたら、韓国にすっかりはまっていたようで、W杯関連のNGOにも顔をだしていた(笑)。
南大門付近にて

南大門付近にて

 とりあえず達人の言うことを信じてみよう、ということになり、その眼鏡屋さんへ向かう。確かにジモティしかこなさそうな、ちょっと市場から離れたところにあり、日本語の看板も出ていたけど(黒田福美おすすめの店、とか書いてあった(笑))、なかなか感じは良さそう。そのうちの一軒にもりもり入って眼鏡選び。その間僕は隣のお店に入り、フレームを見ていたら、好みのタイプのフレーム発見。アルマーニだったので、高いかなと思ったら170,000W。これはやすい!度をいれたサングラスにしても190,000Wとか。これは買いだろう、と思って即決。持っていた眼鏡に度を合わせてもらってオーダー。1時間ほどで出来上がる、というので、16時過ぎに出来上がる寸法。

 るんるん気分で(笑)隣の店に戻ったら、もりもりまだセレクト中。ようやく決めて、度を合わせてもらう。最終選考まで残っていたフレームを見た藤村さん、「これ良いね。オレも欲しい」と言って悩み出すも、結局買わず。こちらは15分ほどで出来る、ということなのでお店に残って待っていることに。

 ぴったり15分で出来上がり。すばらしい。僕の眼鏡まではまだ45分ほどあったので、南大門をぶらつくことにした。藤村さんは寝間着用のTシャツを1,000Wで探すとか言い出したが、流石に100円のTシャツはないでしょう…。

 少し疲れたのでカフェにて少し休憩。アイスコーヒーを飲みながらまったり。韓国のカフェはホント居心地いい。これで禁煙だったらもっと良いのだけど、韓国は喫煙率が目に見えて高いので困りもの。

 丁度良い時間になったので、眼鏡を取りに行く。出来上がりに大満足。来て良かった。さすが達人が勧める店(笑)。このあと江南に行くか、どうしようか迷っていたが、18時にホテルで待ち合わせ、だったので、お土産用に韓国ノリを買いだしに行くことにした。いくつかノリを売っているお店を見て、日本語を話す若いオニーチャンのところにて交渉開始。天然と養殖を食べ比べ。養殖の方が味が落ちる分安いらしい。で、値切り交渉にはいるのだけど、僕ともりもりはそこそこの量が欲しかったが、藤村さんだけ「そんなにいらない」とのこと…。お店のオニーチャンも藤村さんの倹約ぶり!?には参っていた。結局かなり値引きをしてもらって、オニーチャンは「コレモ、おまけでアゲルヨ!」と言って、激辛そうなインスタントラーメンを3袋、ビニール袋に投げ込んでくれた(笑)。

 結局Tシャツは2,000Wのは見つかったけど、藤村さんは満足せず。あきらめてホテルに戻って少し休むことにした。どうせカップル達は買い物に夢中で18時に集まるとは思えないのだが(^^;。

 ホテルまでは、地下鉄で戻ることにした。南大門近くの会賢から乗って、忠武路にて乗り換え。乙支路3街にて下車で、徒歩3分ほど。ホテルで30分ほど休憩を取る。僕はまたすやすや…。その間にもりもりがロビーに見に行ってくれたが、清水・芦野夫妻が丁度帰ってきたところとか。5分ほどして僕らは降りるが、丁度石田・ちまりんも帰ってきたところ。全員集合まであと10分はかかるなぁ。ま、いいか。

 さて、夜は石田氏のガイドに載っていた焼き肉専門店。鍾路1街ちかくのお店らしい。ホテルのフロントに頼んで予約の電話をしてもらうが、混んでいて予約はだめ、だけどタイミングが良ければ飛び入りでも問題ない、とのこと。歩いて十分行ける距離なので、お散歩がてら歩き出す。夕方ではあるけどまだ陽は落ちて無く、良い感じで人手があって活気があって楽しい。藤村さん曰く「これくらい活気がないと寂しいわ」。

 鍾路1街の辺りまで来て、石田氏が日本語を話すおばちゃんに捕まる。どうやらお店を知っているから案内してあげる、ということらしく、みんなであとをついていく。が、どうもおかしいと思ったので、僕が地図を見てみると、すでにお店は通り過ぎた模様。慌てて先頭を歩く石田氏・おばちゃんを止めて、引き返すことに。おばちゃんはよくわからないまま去っていった…。戻ってみると、大きな交差点のすぐわきで、ちょっとわかりにくかったが、目の前まで行けば写真のママの建物が。かなり大きくて、ちょっと高級そう。

 早速入ってみたら、予約無しでも問題なくすぐに通された。ラッキー。2階の座敷の席。とりあえずチヂミやキムチなどをオーダー。それから骨付きカルビにロースなど。飲み物はそれぞれ別の銘柄のビールを。

 まだちょっと空は明るいが、ビールで乾杯。そしてテーブルの上には大量の食べ物が…。これだけで十分お腹がいっぱいになりそうだわ。藤村さんは「肉にフォーカスするから他はいらん」…。さすがだ。僕はもったいないのでキムチもチヂミも食べまくってしまった。しかし美味しい。キムチもほどよく辛く、辛いモノが苦手の僕でもぱくぱく食べてしまう。

一回目の焼肉

一回目の焼肉
 そして肉!ロースも美味しいけど、カルビもまたうまい!これでソウルに来た実感がわいてきた(笑)。カルビが無くなればすぐにまた追加(笑)。途中で女の子は脱落。男どもはまだまだ肉を食べる(笑)。途中で藤村さんもダウン。さすがに肉ばかりではつらいらしい。石田氏・もりもりは途中でマッコリという、韓国の濁り酒を頼むが、なんとこれが500mlのペットボトルで出てきた…。流石に量が多いので、これからでは飲みきれないし、飲みきれないともったいない。ということでグラスで欲しいと店員さんに言うが、無いとのこと。で、値段を聞いたら約5,000Wとのこと…。これだけあって500円、しかもお持ち帰りもOKといわれたので、気にせず飲むことにしていた(笑)。

 肉が終わって、シメには麺類。ということで冷麺をオーダー。これまた美味しい!最初に肉以外のモノも大量に食べたワリにはしっかり僕は最後までダウンせず喰らいついてみた(笑)。流石にお腹がパンパンだったけど。21時くらいにお店を出る。辺りはすっかり真っ暗。

 みんなはまっすぐホテルに戻り、23時過ぎに東大門市場に行こうという話になる。僕はCD屋で買い物をしたかったので、鍾路1街で別れて、歩いて明洞に行く。ずーっとみんなで一緒にいるのも気を遣うし、一人の時間が欲しかったりするからね。年々そこら辺はわがままになっている気もする…。

 CD屋は、いつも行っているところ。スターバックス近くのお店で、小さいけど一通りCDはあるので。何を買うかというと、BoAのアルバム。セカンドアルバムが出たばかりで、ポスターをよく見かけたから。このお店ではセカンドアルバムはあったのだけど、ファーストが無かった。売り切れ。残念。とりあえずセカンドだけ買って、お店を出る。
明洞に出来てた新しいデパート

明洞に出来てた新しいデパート

 せっかく一人になったし、のんびりぶらぶらしようかとも思ったけど、23時から東大門に行くなら少し体力を温存せねば、と思い、明洞のセブンイレブンにて飲み物などを買い込み、地下鉄でホテルへ戻る。賞味1時間ほどの別行動だった。

 ホテルの部屋に戻ると、石田ともりもりがマッコリをあおっていて、ほぼ飲み尽くしていた…。さすが。そして23時近くになって、東大門に行くかどうか話をしだしたが、当初行く気だった藤村さんが一番に「やっぱやめとくわ」…。それに続いて僕もダウン。さすがに疲れた。清水・芦野夫妻も疲れてもうおやすみ、との電話があったので、今日はみな休息を取り、明日の夜に行くことにした。ということで、石田は部屋に戻っていき、僕らはそのまま睡眠…。


翌日へ…