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朝5時半。結局5時間程度しか睡眠が取れなかったわけだけど、結構すがすがしい。顔を洗ってスキーウェアを着こみ、ロビーへ。既にそこでは一人男性が待っていた。この人が今日のツアコンだった。ツアーとはいえ、今日は僕一人。ちと寂しいが仕方がない。
ツアコンのお兄ちゃんについて、自分の部屋のあるフロアまで戻っていくと、一部屋が防寒具などで埋まっている部屋があった。最初からココで待ち合わせてくれればいいのに(笑)そこでブーツを借りて履き替える。その部屋を出て奥の方に歩いていくと、そのまま外に出られた。3階なんだけど、ホテルの裏側は山になっているので、そのまま出られた様だ。 出たところにスノーシューが。これは洋式かんじき、というもので、ブーツの下に履くモノ。なかなかカッコイイ。履き終わったらすぐに出発。早朝の森の中へ。
飲み終わった後、またのんびり見て回りながら、気が付けば丁度1時間が過ぎ、ホテルの裏口へ。さすが慣れているだけのことはある。ブーツを返してツアー終了。フロントに部屋のカギを取りに行ってから部屋に戻る。戻ったらまずはお風呂お風呂(笑) 7時半くらいとはいえ、結構入っている。気持ちよーく温泉に浸かってから、朝食。朝食は大広間にてバイキング形式。適当につまんで食べておく。お昼まで結構時間があるからね。食べ終わって部屋に戻り、パッキング。ウェアはあまり濡れていなかったが、一応暖房の前にて干しておいたら、すっかり乾いた。しっかりリュックの一番奥底に仕舞って、出発。 ロビーにて精算し、少し待ったら9時50分のバスが到着。ホントに普通の路線バスだった。料金の方はホテルから無料券をもらっているので、それを降りるときに出せばいいらしい。乗ってみたら結構混んでいたが、座ることは出来た。そこでうとうと夢の中へ。一応帯広駅前で降りるつもりなので、ケイタイを目覚まし代わりにセット。 目覚ましで起きても、まだ帯広市内ではなかった。結構遠いのね。1時間ちょっとたっているんだけど。新得なら着いている時間だけど、やっぱりそちらよりは遠いみたい。結局11時半頃、帯広駅到着。そしてバスの終点でもあった。だったら最後まで寝ておけば良かった(^^;。
さて、どうしよう。特に何も考えずにココまで来たので、ガイドを見ながら考える。駅前に豚丼で有名なお店「ぱんちょう」がある、ということで、お昼はそこに決定。その前に、荷物を持って歩くのは流石に辛いので、ロッカーに預けておく。 お店はホント目の前でわかりやすい。並ぶ店、と書いてあったけど運良く並ばず入れた。が、満席。一人だとこういう時も楽だわ。豚丼は大きさによって種類が違う。松・竹・梅の中から、竹を選ぶ。5分ほど待つと、ドンブリいっぱいに焼き豚が載って出てくる。タレが特製とかで甘くて美味しい。ちょっと高いかと思うけど、一度は食べる価値があるかな。のんびり食べる様なものでもないし、行列が出来はじめたのでさくっと食べて、外に出る。 まだ12時ちょっと過ぎ。列車の時間は14時50分頃。だいぶ時間があるなぁ。しょうがないので、駅の北側にあるという、グリーンパークを目指すことにした。直線で1kmちょっと。丁度良いかも、と思っていたのだが…。
気を取り直して、駅へ戻ることにした。ココにいてもどうしようもないし、寒いし。駅まで行くときさらにスニーカーはぐしょぐしょに。もうどうにでもなれ、という感じでもある。途中トイレに行きたくなったが、駅前まで我慢して、公会堂みたいな建物があったのでそこで借りた。そこでは地元の名産物を並べた市が開かれていて、結構人が集まっていた。 駅に戻ったが、特にやることも無し。まだ1時間半くらいある。一通り街中を歩いてみるか。といっても、ぐるっと歩けば15分もかからない。見た感じは割ときれいな街だけど、やっぱり小さいね。歩き疲れたので、カフェにでも入ろうと六花亭に行くが、メチャ込み。うーん、デートスポットなのかな、やはり。しょうがないので別のカフェを探すがあまり良さそうなのが見つからず。結局諦めて駅ビル内のカフェ、というか喫茶店でウィンナーコーヒーをオーダー。 読書をしながら時間をつぶす。良い頃合いになったので、喫茶店を出てホームへ。結構人がいるなぁ。列車も混んでいた。指定席を押さえておいて良かった。車掌さんが来たとき自由席券と新得からの特急券を見せて説明したら納得してくれた。人情ってすばらしい(笑)
さて、荷物もあることなのでまずはホテルに行こう。ホテルまでは地下鉄南北線で一本、中島公園駅を降りてすぐとか。こちらの地下鉄も非接触型ICカードが使える様で、名前をS.M.A.P.とかいう…。名前は再考の余地有りかな。ともかく地下鉄に乗るが、混んでる混んでる。休日とはいえ時間が時間だからか。 駅について、外に出て後ろを向いたら今日泊まる、札幌パークホテル。なかなか高級そうなホテルだが、今日の僕はバックパッカーそのもの…。ちと失敗したか。でも一泊6,000円なんだよね。一休.comで探したんだけど。 早速チェックイン。高級そうな外観通り、ポーターが荷物を持って部屋まで案内してくれた。うむむ。部屋はちょっと狭いが、こんなものか。荷物を置いて、まずはWebにてラーメン屋を検索。事前に調べる時間が余りなかったから。ついでに予めJobWeb時代の友人妹尾氏が札幌出身で、質問メールをしておいたので、その返事から、「純連(すみれ)」に行くことにした。ラーメンランキングでも上位に載っていたし。 Webで調べていた地図だと大まかすぎてよくわからない。とりあえず最寄り駅、南北線中の島駅まで行って、フラフラ歩いてみるが見つからず。当然諦めきれないので、コンビニに入って地図と住所から調べよう、と思っていたら、ちゃんとラーメン屋マップなるモノがあった!当然載っていたので、それを頭に入れて再出発。今度はすぐに見つかった。が、めちゃ込み。外まで並んでるよ、この寒いのに…。 まぁ、ラーメン屋だから回転は速いだろう、と思って並んで待つこと15分。意外に待った。店内には所狭しと芸能人のサインだらけ。やっぱり芸能人もいっぱい来るのねぇ。頼んだのはスタンダードな味噌ラーメン。北海道ならやはり味噌だろう、と思って。味噌は普段は全然食べないんだけどね。出てきたラーメンは、本やWebに載っているとおり湯気がまったくでない。なぜかというと、スープの上部には分厚い油の層があって、これが湯気を出さない(=熱を逃がさない)ようになっている。その分脂っこい訳。まずはスープ。めちゃ熱っ!熱いのをわかっていながら、それでもやけどしちゃったよ。でも味噌の味がしっかりしている。しかしややくどいか。麺は好み。丁度良い硬さで、弾力もある。しかしスープの濃さが気になる…。と思いつつも一滴残さず飲みきってしまった(^^;。 10分ほどで食べ終わったので、すぐに外に出る。まだまだ並んでいたので、長居は無用。しかしとにかく味が濃かった。これはちと厳しいな。好き嫌いがはっきりする味だわ。この後もう一軒別のラーメン屋に行こうかと考えていたけど、もういっぱいいっぱい。とはいえ、まだ19時前。ホテルに戻ってのんびりするには早すぎるので、大通公園の方へ行ってみることにした。地下鉄南北線で移動。 地下鉄の駅で、ホームの最前部辺りに大きな鏡発見。これは内田康夫の「札幌殺人事件」に載っていたんだけど、飛び込み自殺防止用に設置されたとか。確かに思い募ってココにたったとき、鏡で自分の顔を見たら再考しそうだ…。大通公園で降りて、外に出てみると、正面には札幌テレビ塔が。登ろうかと思ったけど、今回はパス。しかしココは雪がスゴイ。先月雪祭りがあったから、その名残だろうか。三脚を持ってこなかったことをまた悔やまれる。ライトアップされたテレビ塔はなかなかきれいなのにー。 それから北海道庁へ。歩いてすぐなんだけど、開拓使が置かれた煉瓦造りの建物、ということで、ライトアップしてるんではなかろうかと。でも近づいてみたけど、それらしいライトアップが無かったので、止め。寒くなってきたので近くのスターバックスにてラテを買って、飲みながらすすき野方面へ南下することにした。 その街のことを知るには歩き倒すのが一番。ということで、大通公園の北側からテクテク歩く。札幌駅から大通公園までの間は完全にオフィス街なのに、大通公園を越えると渋谷や新宿のような、プレイグラウンドに変わり、すすき野駅周辺になると飲み屋が増え、さらに南下すると風俗街になる、という面白い構造。街区が変わるとガラリと表情が変わるので、北から南へ歩いていくとその様がわかる。仕事をして、帰りにちょっと買い物して、飲み/食事をして、風俗へ行く、みたいな(笑) すすき野中心部は東京とそっくりなので特に見るべきモノもない。ただラーメン屋が多いのはちと違うかな。途中東西にはしる狸小径なる商店街があったので、そちらをそぞろ歩き。 これもアーケードが長いけど、特にこれだというのはない。一応ココに「元祖一風堂」というラーメン屋があるので、このお店の場所を確認。明日のお昼はココで食べてみるかな。それからお土産物屋を冷やかし、また南北の通りへ戻る。 そのまま歩き続けたらポン引きが増えてきた(^^;。ここら辺が風俗街か。ネタとしてここらで遊ぶのは良いかもしれないけど、そういうキャラじゃないので(^^;、ここは素通り。そして歩き始めて30分ほどで泊まっているホテルのある中島公園。歩けない距離ではないけど結構疲れた。時計を見たら21時。今日は早いけどこのままホテルに戻ってのんびりしよう。 ホテルに戻ってまたWebで検索。ガイドも含めて検討して、明日はお昼はラーメンではなく、回転寿司に決めた。お魚も食べておかないとね。それから午後は北海道大学を見学。旧帝大巡りもなかなか楽しいもので(笑)あとは夜、最終便で帰るけど、結構時間が余りそうな予感。どうするべきかなぁ。
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翌日へ…
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