韓国食い倒れツアーV 二日目


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Agenda
 朝8時くらいに目が覚めたら、当然いわさんは起きて準備万端。すぐにシャワーを浴びて、出発準備。8時半には出発。今朝は雨があまり降っていないようだったが、念のために傘を借りていった。

 今朝行くのは、明洞にある『シンソンソルロンタン』。ソルロンタンの老舗、とのこと。徒歩10分程度なので、またもや徒歩。さすがにこの時間は通勤する人々くらいしか、歩いていない。平日にお休みって気持ちいいなぁ。

 お店に着いたらまだ客は数名。お店の名前の通り、ソルロンタンをオーダー。キムチは2種類だけと、付け合わせは若干寂しいが、すぐに出てきたソルロンタンはとても美味しい!濃すぎず、割とあっさり。お腹にも優しそう。お酒の後にも良いね、とはいわさんの弁。お店の方も、どんどん混んできた。9時くらいがピークか。W6,500くらいだったかな。
ソルロンタン

ソルロンタン

 外に出ると若干雨。いったんホテルに戻ろう。ホテルに戻ってまったりしているウチに、再度眠気が…。

 気がつけば12時…。良いのか、これで…。でも雨だし、仕方がない。お腹は適度に空いてきたので(^^;、お昼は食べに出ることにした。朝と同じく、明洞にある『ミョンドンハムンミョノッ』。冷麺の老舗。外に出るとまた晴れていた…。天気が読めないのは痛いな。

ムルネンミョン

ムルネンミョン
 13時過ぎの明洞はやっぱり活気がある。そしてお店はまた見つからず…。地図を頼らず住所で探したら、裏道にあった…。入ってみると、ピークを過ぎた時間だからそんなに混んでいない。すぐに座ってムルネンミョン(水冷麺)オーダー。いわさんはフェネンミョンをオーダー。フェ、とはカレイの刺身。確かにそれも美味しそう。普通のムルネンミョンはW6,500。

 出てきた湯飲み、お茶かと思って飲んだら、ユクス(牛骨スープ)。これまたウマイ!ムルネンミョンも美味しい。あっという間に食べきって、外に出る。

 まだ晴れているので、ホテルに戻らずしばらく散策することにした。やっぱり見るなら南大門だろう、ということで、1駅ではあるが地下鉄に乗ることにした。歩くと微妙に距離があるので。

 会賢駅まで1駅。ミリオレ明洞前から地下鉄に乗るつもりで歩いていくと、ミリオレ明洞前にてなにやらパフォーマンス。なんだろう?と思ったらパンを配っている人がいて、それで分かった。ココの地下に『T.G.I.Fridays』が近々オープンするため、その告知イベント。パンも、T.G.I.Fridaysのパンだった。これはおやつに取っておこう。

 地下鉄で会賢駅へ。地下鉄の車両に乗ったら、隣の車両に面している壁に、奇妙な物体発見。何だろう、と思ってじっくり見てみたが、なんと携帯電話の急速充電器。T-Mobileという、日本でいうSuicaで決済をするものらしい。電車の中に携帯電話充電器って、すごい発想…。

 平日の南大門は意外なくらいに空いていた。普段土日しかこないから知らなかったよ。一通りグルグル散策。そのうち、地下に降りていく階段を発見!何があるのか、行ってみることにした。
地下への入り口

地下への入り口

ディレクトリマップ

ディレクトリマップ
 入ってみたら地下もショッピング街。それもかなーりチープな、ジモティのおばちゃん向けのモノばかり。うーむ。ここには僕らが欲しいモノはないだろう、ということで1Fへ階段で上がってみる。ここもうろうろするが、コレといったモノもなく。2Fには伝統工芸品がある、という看板を発見したので、さらに上がってみる。

 ここまでくると、観光客向けのおみやげ物屋さんがいろいろある。いわさん、韓国語でアジュマと会話しつつも、これといったモノを見つけられず。何も買わず冷やかすだけで終わった。

 いわさんの持っていたガイドブックに、ここ南大門に米軍放出品を売っている、オバケ市場なるものを探してみる。肝心のガイドブックを持ってくるのを忘れてしまったが、E棟とF棟の間、とかいう記述だけは覚えていたので、その記憶を頼りに探してみると、それらしいところが見つかった。

 が、このころは既に雨が降り始めていてじっくり見る気も起きない上、確かに米軍放出品っぽいものは売っているが、結構しょぼい…。さくっと見て、ここは退散。おみやげ用に海苔を買うだけ買って、また地下鉄に乗ることにした。

 そろそろおやつの時間なので、ロッテホテル地下の『Krispy Kreme』へ行くのだ。ロッテ百貨店の前を何度か通っているウチに気がついたこのドーナツ屋さん。日本未進出だが米国では結構人気。雨降っているので、市庁駅まで1駅乗り、そこで乗り換えて乙支路入口まで1駅。

 お店に着いたら長蛇の列…。ちょっとビックリ。最近出来た、という訳でもないのにそんなに混むとは。それだけ美味しいに違いない。とりあえず並んでみた。ドーナツ作製機がガラスの向こうで動いていて、ちょっとずつ生地からドーナツができあがっていく姿を見ることが出来る。

 看板が少し痛んでいたので出来たばかりの店舗、という感じでもないのに、なんで並んでるんだろう?そんなに美味しいのか?と思っていたら、なんとドーナツ1つ無料で配っているのだった(笑)もちろん、購入する人のみで、割り込んでドーナツだけもらおうとしていたアジュマが、店員にすげなく断られていた。いわさんが「これって無料?」と韓国語で店員の若い女の子に聞くが、通じてない模様…。そして彼女の発する言葉も、いわさん分からず…。パンマリはやはり難しいらしい。最後には彼女から「Free」と言われて、やっぱり無料なのかと分かったが、いわさん曰く「英語で言われたら負けた気がして悔しい」とのこと…。
Krispy Kreme

Krispy Kreme

 一番シンプルなのを1つ、オーダー前に頂き、食べてみたが、出来たては暖かくて美味しい!ということで、結局1人3つほど頼んでお持ち帰り。飲み物もね。ホテルまでまた徒歩で戻る。結構雨が酷くなってきた…。夜出歩くの、また面倒だなぁ。

ドーナッツ!

ドーナッツ!
 ホテルに着いてからレシート見てたら、謎のW50が引かれていた。何だろう?しかし価格の名前の部分がハングルで読めず。謎だ。ドーナツはいずれも生地がさくさくしていて、名前の通り。美味。T.G.I.Fridaysのパンも一緒に食べたが、こちらも無料で配ってるものの割には美味しい!

 食べたらまた眠くなってきたよ…、ということでまたもやまったりタイム。なんだか食っちゃ寝食っちゃ寝の旅だな…。

 寝るのにも飽きてきたのか、18時頃いわさんは近くを散策に出かけた。帰ってきて分かったが、なんと地下鉄の市庁駅、このホテルの目の前の地下道入口と直結してる!ガイドブックにある地図だとはっきりと分かれているのに…。なんてこったい。今まで余計に歩きすぎていたか。しかも雨の中…。

 寝てるばっかりじゃもったないので、僕もそろそろ出かけることにした。地下街にCD屋さんもあった、というので、まずはそこへ。確かに小さいけどCD屋がある。お店のオヤジさんも暇そう。とりあえずいわさんがSugarのCDを探してもらう。発見!僕はイ・ジョンヒョンを探してもらい発見。しかーし、自分は手持ちが無かった…。カードは手数料かかるからNG、と言われしょぼーん。お金降ろしてまた来ることにした。

 外は、とりあえず雨が上がっているので、明洞に行くことにした。いわさんももう少し両替したいとのこと。金曜夕方の明洞、流石に人が出てきている。で、まずは新韓銀行に行くが、18時半でクローズしていた。残念。その先にハナ銀行あり、そこではまだ受付中。レートを気にしていたが背に腹は代えられない。僕はATMでCITIBANKから現金引き出しを試みるも、なかなかうまくいかず。最終的には、「国外発行」のボタンを発見、それを押してから処理進めると、無事引き出せた。

 お金も出来たので、ちょっとこの周りでCD屋を当たってみようか。ということで少し歩いてみるが、見つけたのは1軒だけ。そこでSugarとイ・ジョンヒョンについて聞いてみるが、店主曰く「もう流行ってないよ」…。ということで別のCDを進められ、いわさん即決(笑)僕は買わずに出る。

 ホテルに向かう前に、さっきの地下街のCD屋へ。無事イ・ジョンヒョンのCDゲット。これでもう買い物は無いな。そしてあとべさんの泊まる予定の「ベストウェスタンホテル」へ。僕らのホテルから徒歩5分程度。大通りからちょっと引っ込んでいるのでわかりにくいかも。向かう途中に、あとべさんから到着の電話があった。どうも到着が遅れたようで、ホテル到着が20時半過ぎになりそうだと。まぁ良いでしょう。僕らがあとべさんが泊まるホテルのロビーで待つことに。

 ちょっと薄暗い路地だったが、ホテル自体はきれいだった。ロビーもこじんまりしたのがあったが、ホテルのすぐ先にスターバックスがあったので、そちらで待つことにした。あとべさんにも電話でその旨連絡。

 スターバックスで座って待っているとき、奇妙な機械発見。ボタンを押すとコインが出てくるみたい。他のお客さんの様子を見ていると、どうも飲み終わったテイクアウト用のカップを置いてから、ボタンを押している。もしかしてデポジット?そこでレシートを見返してみると、Krecpy Kream同様、スターバックスでも謎のW50が引かれていた。これが、デポジット代みたい。カップをおいて、W50返してもらうみたい。とはいえ、別に店員が見てる訳じゃないから、1人でボタン連打して大量のW50もらうことも出来無くないけど…、韓国も安全な国なんだろう。そういう不正をする輩はいないってことか。
W50の謎

W50の謎

 あとべさん、21時頃現れる。雨が降ってきた、というので、あとべさんには傘を取りに行ってもらう。その前に、デポジット代もらわなきゃ。『Krespy Kream』のカップはもう捨てちゃったんだよね…。まぁ日本円で5円未満ですが。

 あとべさんが傘を取って戻ってきたので、再度出発。まずは地下鉄で新村へ。いわさんは意外にもこのエリアは初だそう。結構安くて美味しいお店が多いので、新村や梨大あたりはオススメなのだ。あと『美しき日々』でイ・ビョンホンが若き社長を演じていたレコードショップも、ここ新村にある。ドラマ見たときから、「あそこのレコードショップだ!」と気づいてしまった(笑)

チョルキルワンカルビサル

チョルキルワンカルビサル
 新村について、国鉄とは反対側に向かっていく。僕もこちら側は初めて。ソウルナビの指示通り歩いていくと、ホント普通の住宅街の中を歩くことになるが、最短距離で焼肉街へ到着。1本道曲がっただけで、普通の住宅街から焼肉街になるんだから驚き。近所の人たちはにおいや集まる人々の騒音には無頓着なんだろうか…。

 今回選んだお店は、日本のテレビでも取り上げられていた『チョルキルワンカルビサル』。支店が線路沿いにあり、線路の脇で食べるお店、として紹介されてたが、今回は雨模様だし、本店に行ってみた。

 お店について、アジュマに人数を伝えると、席に案内された。ドラム缶に炭火を入れて、上に網をかぶせた感じ。椅子は丸椅子。うむむ、こういうの、観光客は来ないだろうなぁ。実際ジモティしか見あたらず。当然ハングルのメニューしかありません(笑)いわさんがいないとオーダー難しかったよ、きっと。

 何はともあれニクニクニク。このお店の看板料理、ソグムグイ(塩で味付けした豚肉)とヤンニョムワンカルビ(薬味をつけた牛カルビ)をオーダー。ビールもね。すぐに付け合わせとしていろいろキムチやサンチュが出てきた。ビールをついで、かんぱーい。
ソグムグイ

ソグムグイ

テンジャンチゲ

テンジャンチゲ
 肉もじきに出てきた。う、うまそう…。早速焼いてもらう。その間に、W3,000とソウルナビにあった、テンジャンチゲ(辛いみそ汁)はなぜか無料で出てきた。オーダーしようと思っていたから好都合。でも1グループ1杯だけが無料、みたいだけど。

 ソグムグイもヤンニョムワンカルビもウマイッ。これはホントオススメ。また来ます、必ず、と言いたいくらい。テンジャンチゲは辛いっ。でも美味しい!くせになるね、この味。いや〜、ホント今回は雨に祟られていたけど、来た甲斐があった。バクバク食べまくる3人。

 周りは、新村が学生のため、やはり学生風な人が多い。妙にドレッシーな格好したきれいな女の子も、平気で肉に食らいついていたけど。ここら辺では普通なのかな…。

 追加でセンカルビサル(味付けなしの牛カルビ)。これまた美味しい。おなかいっぱい。ビール5本とチャミスル2本で、併せてW75,000。安すぎ。次回もココは来なくては。

 飲み足りない我々、まだまだ飲む気らしい。特にあとべさん。奥さんホテルにほったらかしの上、明日の昼には済州島に向かうというのに…、いいのかな?ちなみにこの時点で0時。21時から動いたからまぁこんな時間でしょう。

 地下鉄で乙支路入口へ戻り、ロッテホテルの地下にある英国式パブへ。ドレスコードうるさいかな、と思ったけどそんなこともなく。普通に入れた。しっかしさすがにさっきのお店に比べると全てが高い!ビール1杯W8,000とはこれいかに!?まぁ場所が場所だけに仕方ない。かるーく飲む感じで。1時半頃までまったり。

 飲み終わって、僕らのホテルの前で解散。あとべさん、ホントこれだけのために来た感じがしたけど…、良かったのかな。僕らは部屋に戻り、さっさと就寝。明日も朝から食べまくらねば。


翌日へ…