「日常あるいは穏やかではない日々。〜Hand Job編(我ながら酷いタイトル…)」
-シンジ生誕祭用プロトタイプ-

Written by みゃあ  

 

 

 

「わかった、悪かったから、無言で壁に向かって正座するのやめてよっ、シンジ!」

全力で負のオーラを背中から漂わせているバカに、私は苛ついてクッションを投げつけそうになった。

暗い。
暗いのよ、こういうところが全っ然、変わってないんだから!

「…いいよ。悪いのはどうせ僕なんだし。
 ごめんね、アスカの言うこと聞かなくて。無理やりイカせちゃってごめん」

っぐ…。
いじけモードに入ったシンジは、意固地になるので始末に終えない。
そのうえ、きっちり皮肉を入れてくる始末。
こういう時だけ自分の意思表示するってのは、ホントにもう、どうなのよ!

…確かに、完全臨戦態勢のアレを放ったまま、三時間熟睡しちゃったのは、ちょっと…ほんのチョットだけ、悪かったかな、とも思わないでもないけど…。

「アスカもう帰った方がいいよ、遅いし。ミサトさんが心配する」

「…アタシが帰ったら、アンタどうする気よ」

「え…?」

シンジは内心、ぎくりとした。
実は、数時間前から言うことを聞かない「息子さん」が、もう本当に限界だったので、アスカが帰り次第、自家発電を試みようとしていたのだ。

正直、壁を向いて座っているのは、下着を押し上げたままのモノを見られたくなかったからであり、そっけない言い方も、アスカに一刻も早くご退場願いたい一心からでもあった。

「ひ、一人でするわけ?」

「………」

それって、結構、ひどい。
私がいるのに。
私という可愛い女の子がいるというのに。
それを帰らせたあと、一人の部屋で、自分でこすって性欲を発散させようだなんて。

……。
う…ちょっと可哀相とか思ってしまった。

「…わかったわよ」

「え?」

「私がしてあげるつってんのよ!」

「え゛え゛え゛。いっ、いいよそんなの、悪いよっ!」

さっきまでの態度はどこへやら、シンジは急にあわてふためきはじめた。
正直、その発想はなかった。
アスカに、シてもらえるだなんて…。

「言っとくけど、手よ、手! わ、私に口でしてもらえるなんて、簡単に思わないで!」

誰もそこまで言っていないのだが、アスカは勝手に自爆していた。

「だ、だからいいってば! そんな、アスカにそんなことさせられないし…」

「やるつったら、やるのよ。私が直々に、聞き分けのないシンジの Penis を慰めてあ・げ・る」

アスカの目が据わっている。
先ほどから、あっという間に立場が逆転。
ぎしりと、全裸にシンジのTシャツをかぶっただけのアスカが、ベッドに四つん這いになり、獲物を狙う猛獣のしなやかさで距離を詰めてくる。
シンジは、図らずも自ら壁際に追いつめられる形になった。

「さあ、まずはこっち向いて、シンジ…」

これは、贖罪という名の断罪なのでは…。

「履いてるもの、脱いでみて…? 私に…見せて」

ごくり。

シンジの喉が鳴ったのは、果たして恐怖からか、それとも期待のゆえか…。

 

 

 

 

 

 


そうしてシンジは、アスカにそれはそれは気持ちよく、出させてもらいましたとさ。
おめでとう!
おめでとう、シンジ君!
誕生日おめでとう!よかったね!(T∀T)/


碇シンジ誕生日企画2016 おまけ・おしまい


…素直に二人で続きをすればいいんじゃ? というツッコミはなしで^^;

これは、シンジ生誕祭用のおまけに、急遽ぎりぎりになって書き下ろしたものです。

肝心な部分が書いてないじゃねぇか! というお怒りはごもっとも。
完全版は近々、書くつもりです。
いや〜、エロ書くのは体力いるんですよ^^;。(みゃあ)

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