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(1996/09/28)東芝パソコンマーケティング部の加藤さんありがとう
9月6日のPC−EXPOの東芝ブースで、なにげなくリブレットを眺めていた私は、視野をかすめる微かな違和感に気づき焦点を結び直した。その時、網膜に飛び込んできた血も凍るような光景に、私は呆気にとられ、背筋に冷たいものが走り、呼吸困難に陥った。地球誕生から人類の繁栄までがその後の3秒間に私の脳裏を走馬灯のように走り抜けた。長いトンネルを抜けて魂がわが身に舞い戻ったとき、私は吸い寄せられるように展示してあるリブレットに近づいた。「このアキュポイントはいったい.....?」そこには、はじめて見る形態のポインタカバーが地味な佇まいで装着されていた。「新製品か?」いや、ポインタカバー以外は私のリブレットと寸分違わない。「そうか、あたらしいポインタカバーができたんだ」触ってみる。動く!なんと、思い通りに動くではないか。表面は滑り止めのざらざらした感触だ。これなら使える、普通に使えるではないか!知らなかった。今の今まで知らなかった、こんな技で来たとは。9月2日の雑記林で書いたとおり、使い勝手の悪いポインタカバーを散髪することによって、ようやくマシな動きを獲得した矢先の出来事であった。ふと気がつくと、展示してある十数台のリブレットには、みなこの新ポインタカバーが付いていた。私はおずおずと担当の人に尋ねた。「これ?」「そうなんです」「ほう」「前のが評判悪くて」「ああ」「どこで?」「サービスセンター」「あそうか」「名刺頂けます?」「はあ」「送りますよ」「えぇ!」「はい」「ありがとう」それから20日ほどたった或る日、東芝から本当に「あれ」が送られてきた。金額にしたら、いくらにもならないが、約束を果たしてくれたパソコンマーケティング部の加藤さん(もちろん、あのEXPO担当の人だよね?)に感謝。リブレットが本当に使いやすくなりました。どうもありがとう。CS(Customer Satisfaction)とはこういうものなのでしょう。Dynabook TECRA730も買っちゃおうかな。嘘です。そんなお金は今ありません。今回は気持ちだけで勘弁してください。
(1996/09/27)テレ・パッドとか言っちゃって
埼玉県警が「テレパッド」なる新語をデビューさせました。クルマ運転中の携帯TEL使用による注意力分散状態を表し、Telephone Pay Attention with Divide (Tele・PAD)なのだそうです。「Drive」がないけど。警察がこんな命名をするほど、携帯バカドライバーの事故が多いということですね。それでぶつかられる相手が気の毒です。責任をもって運転できないドライバーには免許の値打ちも無いですね。カーナビの普及も心配ですけど。こっちは「ナビパッド」ですかね。
ところで、ネットメグラー(電線巡回人)のみなさんは「テレパッド」などというと、電話ができる情報端末みたいなものを想像してしまいませんか?ザウルスみたいな。で、もしかしたら、どこかの電機メーカーが商標登録していてもおかしくない名前ですね。してたらおお慌てでしょうね。はっはっはっ。「テレテレパー」のほうが電話で運転が疎かになっているパアな状態にはふさわしいと思いますが、神奈川県警の方々、いかがですか?
(1996/09/24)あそこ
※あんなこと、そんなこと、こんなこと。略して「あそこ」なのです。
◆逮捕の瞬間100連発という番組をみたら、けっこう笑えた。この期に及んでまだシラを切るかというような、あほらしい言い訳やら、往生際の悪さが関西弁で流れると漫才見ているような雰囲気だ。取り締まりプロの眼から見れば「シャブちゃん」などは後ろ姿でわかるそうだ。それどころか、乗ってるクルマの状態からでも察しがつくのだそうだ。中毒なネトラーの皆さん、くれぐれもご注意を。私が見る時の警官はたいてい交通取り締まり絡みなので胡散臭く感じてしまうけど、いっちゃってる酔っ払いやラリパー相手の警官も大変だなあ。ごくろうさん。猥褻ホームページャー検挙でジャストネットまで家宅捜索したりして、警察も相変わらずおちゃめさんね。
◆藤子F不二雄さん逝去。どらえもん、Qちゃん、パーマンありがとう。
◆台風17号すごかった、みたい。外に出なかったから。東名高速で3台の大型トラックが同じポーズでガードレールにななめに寄りかかってる写真を新聞で見た。上海雑技団みたいで不謹慎だが風の威力を感じられる写真だ。湘南高波で100人がサーフィン三昧。これで行方不明って言われてもしょうがないよなぁ。
◆F1大詰め。多分デーモン・ヒル総合優勝だろう、ビルヌーブ大逆転は運命のいたずら頼み。ヒルはなぜかセナやシューマッハみたいに派手なスター性が無いなあ。地味でも勝てばいいだろうって?世界最高峰のF1ワールドチャンピオンがジミオヤジではなんだか寂しいよ。世界一はかっこよく目立たなくちゃ。
◆深夜のWebという番組、もう終わったんだよね。結局あんまり見られなかった。なぜだか、テレパルなどの放送予定時間とずれることが多かったし、放送のない週もよくあったし、そのうちどうでもよくなってチェックを怠って、ますますいつやるのかわからなくなってしまった。局が力入れてないからどうでもいい深夜の果てに捨て置かれたみたいな。
◆番組改変期、トレンディドラマも軒並み入れ替え。あんまり見てないけど、たまたまいくつか最終回だけ見たら、パターンが一緒だ。離ればなれになって、それでいいの?、となって、偶然のめぐりあい、好きよ、でおしまい。
(1996/09/22)藤沢西武デパート撤退
神奈川県の藤沢駅前から西武デパートが撤退するそうです。売り場面積が狭くて競争力がないというのが、表向きの理由です。建て替えるのもなんだから売却する方針だそうです。この店舗は西友経営だそうですが、デパートという以上、なんでも揃えなくては、ということでしょうか。他にデパートがない田舎の街でもないのだから、もっと特化した品揃えに変えてもいいのではないでしょうか。1万平方メートルで8階建てなら、御殿場のヤオハンデパートより充分大きいと思われます。たとえば、世界の食品がなんでも揃う食品館とか、湘南一の書籍売り場、ロフト・ショウナン、湘南一のミュージックパラダイス、ネット人にはうってつけの湘南一のパソコン・家電売り場なんていいかな。インターネット・カフェなんかも造って。あるようでないですからね、少なくとも横浜くんだりまで出なくては。大事なのは湘南一ということで、その分野だけは、他のデパートが閑古鳥になるくらい、リキ入れてくれると、よその街から電車に乗ってでも客がくるかもしれません。周辺の専門店とのスッタモンダもあるかもしれませんけど。そこへ行けばなんでも揃っているというのは魅力的ですから、そうなれば私も電車乗り換えしてでも行きますよ。普通の品揃えでは、近所のデパートのほうが近いだけ便利ですからね。
(1996/09/17)あそこ
※あんなこと、そんなこと、こんなこと。略して「あそこ」なのですごめん。
◆選挙の宣伝カーが鬱陶しい。あんたはマイナス10点。今だに白い手袋はめて手振ってるばか候補者いるのかな?自分の手のうちを見透かされないように手袋するのか、はたまた下賎な庄民の薄汚い手と素手で握手するのが嫌で手袋するのか。「良識ある皆様方の清き一票を」などと良識のないかたに言われてもなあ。
◆そんなことはどうでもいいが、今度の一太郎7は、ら抜き表現を直すんだって。メッセージが出るだけかな?好きで「ら抜き」してる人や、ら抜きについて書いてる人は使いづらそう。FEPが進化すると誤変換の宴が閑古鳥になりそうだなあ。御返還は楽しいからなあ。って一太郎持ってない奴が言うな。
◆松本人志「松風'95」積ん読いたのを開いた。読むところなんてない。付属CDをラジカセにかけると本の写真に合わせて人志がええかげんな台詞を発するという企画。半分くらいは面白かった。諸般の事情により掲載できないという写真が心残りだ。でも1800円は1000円余分だなあ。
◆パソコンで絵を画くのってむずかしい。マウスはもとより、タブレットで画いてもよれちゃうのだ。上手い人やプロはいったいどうやって画いているのか?
◆スーパー・ベスト・オブ荒井由実ってのを買った。うー、いいなあ。あのころの荒井由実が30曲で3000円。泣いちゃいそうだ。松任谷由実を中古屋に売っぱらってしまった私としては、この1枚がすべてなのだ。
◆PC−EXPOでサンソフトから貰ったデューク付きのJavaハンカチ、後生大事にしまっておかないで明日から使おう。
◆ドイツのクラッカーがNet進入した企業を脅迫して金を盗ろうとしたらしい。パソコン関係ない人がこういう記事を目にすると、いんたあねとお、なんぞやってる人はみんなこういう悪人だと思ってしまいそうでやだねえ。
(1996/09/11)リコー「原田志乃ミステリーファンタジー」入選だ!
リコーのホームページで「原田志乃ミステリーファンタジー」と称するリレー小説のコンテストを見つけました。荒俣宏氏が導入部を書いて、それに続けて、SF、純愛、ミステリーと、3方向にストーリーを続けるという企画。荒俣作品が面白そうなシチュエーションを設定してくれたので、ちょっとやってみようかと思ったのです。以前、ペプシで似たようなリレー創作を募集していまして、参加しようと思ったのですが、何も湧いて来なくて見ていただけでした。今度は3回リレーが続くので、チャンスは3回、気ぃ入れて1回めのSF編に投稿しました、ボツ。なんとか気をとりなおして2回めの純愛編に投稿、乗りに乗ってSF編にも自信をもって投稿、ボツボツ。かなり気落ちして、夏いあつを過ごしていました。3回めの締め切りの日、私は新宿を彷徨していました。「ああ、今日が締め切りか」「何も浮かばんわ」あきらめ顔。しかし宝くじと同じで参加しなければ絶対当たらないのだと思い返し、何でもいいから書いとくか、と家に帰りました。SF編にこだわるから書けないのかなと、ミステリー編を読み返しました。ちょっとひっくり返して見ようか、と、とりあえず秀丸エディタで書き始めたら、あら不思議、できました。もう数時間で締め切りです。推敲なんてする間もなく、そそくさと投稿しました。こうして、ままよと書きなぐった3回めの作品が入選するなんて、世の中間違ってません?30000円貰いました。金額のわりには、結構うれしかったのです。めったにないことですし。
(1996/09/08)手軽にできるペペロンチーノ
お、お料理教室か?うーーん、そう言っては語弊があるかも。用意するもの:ママーSpaghettiPORONT早茹で250g¥158と、S&Bシェフ坂井宏行のペペロンチーノ2人前¥248をコンビニかどっかで買ってくる、だけだもんね。麺はどれでもいいけど、PRONTは断面がパックマンみたいに切り込みが入っていて5分で茹で上がる。茹で上がったら水分を切って皿に乗せ、ペペロンソースとトッピングスパイスをかけるだけ。ソースは温めておく必要もない。それなりのコクがあり、乾燥赤唐辛子とパセリ、ニンニクが入っているからちゃんと辛みもある。乾燥ニンニクはパリパリせんべいみたいで、味わいに彩りを添えている。このようにして1人前約200円のペペロンチーノをお楽しみください。シェフ坂井の顔写真入りパッケージ、顔は出さんほうがいいかも。青の洞窟ペペロンチーニというソースは何かクセがあって私にはどうも.....。キューピー紅鮭としめじのペペロンチーノは和風きのこスパゲティとしてならまあ美味しいけどペペロンではないな。キューピーPASTAソースペペロンチーノは変なプッチンパックにソースが入っている、味はいいほうだ。がやっぱりシェフ坂井の乾燥ニンニクせんべいが決め手となった。
(1996/09/07)最近の便乗商品
▼フリスクミントの人気にあやかって似たようなタブレット菓子が山ほどでてきた。内容は似たり寄ったりで、どれでも一緒に近い。ときどきやたらまずいのがある。まあ好きに選べるからいいけどね。KIOSKなどで花盛り。オフィスでの眠気冷ましに便利なので、フリスクは3年前からよく買っていた。しかし、値段も右へならえで、約200円で売っている。国産品ならもっと安くできるだろうに。いままでの角型キャンディーより原価も安いのに倍の儲けが期待できる、おいしい商品か。個人的にはタブレットの形やデザインに興味をそそられる。今この雑居状態から抜け出してヒット商品にしたいなら、さっさと100円で売りましょう。
▼レトロカーブームに乗ってみょうちきりんなのがどんどん出てくる。大概がフロントやリアのデザインが違うだけだけど。セルボクラシックのフロントマスクには仰け反った。やめんか、もう。純正セルボモードは軽のうちでもシックでエレガントな佇まいが好きなほうだが、クラシックは見たくない。デザイナーの方、ごめんなさい。でもいやです。トヨタの高級復刻版はどうでもいいや。
▼ワゴンブームが一段落して、これからはミニワゴンブームか?マツダデミオ、ダイハツパイザー、フェスティバミニワゴン。ミニワゴンという命名でカーゴルームの狭さなどを大目に見てしまおうという企画。でもそのクラスのクルマを愛用している人にはうけるかもしれない。うけたらきっと出る出るといって出てこないマーチワゴンやスターレットワゴンも登場かな。大メーカーほど冒険しないから、売れ筋に便乗して発表してマーケットシェアで食い潰しちゃうのね、いつも。やらんとポロに食われちゃう?
(1996/09/05)Windows95の困った仕様3発
◆なぜ、勝手に大文字になるの?
ホームページ作っていると特に鬱陶しいのがこれ。小文字でファイル名指定しても大文字で作成される。そのままリンク張ってページ作っている人はいいけど、私はすべて小文字に統一しているから、エクスプローラ開いていちいち小文字に直してからでないと、安心してFTPできない。迷惑だ。プロパティで設定できるようにしてほしい。
◆なぜ、エクスプローラでファイルのサイズがアバウトなの?
いちいちファイルごとのプロパティを見ないと1バイト単位のサイズがわからない。迷惑だ。プロパティで設定できるようにしてほしい。
◆なぜ、漢字変換使わない時も出たまんまなの?
昔みたいにカナ漢字変換の必要ない時は画面から消えてほしい。ツールバーを非表示にすると漢字モードになった時でも非表示のままだし。プロパティで設定できるようにしてほしい。
(1996/09/02)Librettoのポインタが見違えるように見違えった
★Libretto20を使い始めて2か月ほど過ぎた。毎日、会社へ持って行っても気にならない。自宅のメインマシンとのデータ交換はIrDA(赤外線)が楽である。線を繋がなくて済む。ちょっとモタツクけど。★ポインティングくりくりが使いづらいという難点をようやく解決した。ゴムキャップをこのように加工しただけで、すいすい動くようになった。よいよい。★チューチューマウスは手放せない。私は800×600の仮想モードで使用しているため、スクリーン上には640×480のエリアしか表示されない。ここで、何かのアプリを起動すると、チューチューマウスがお馴染みの終了ボタン(×)にそそくさと飛んでゆく。終了ボタンは上のタイトルバーにあるため、起動したアプリがスクリーンの表示エリアに勝手に現れるという寸法だ。そうでないと、人力でマウスポインタを動かしてアプリが見える位置まで画面スクロールしなくてはならない。こりゃ便利。★ついでにチューチューマウスはワープゾーンを設定できる。これは上下左右の好きな端っこに、設定速度以上でぶつかったとき、反対側の端っこにマウスがワープする設定だ。仮想スクリーンでのワープはなかなかいい。起動したアプリの角が仮想スクリーンの角といっしょなら、ワープさせることによって楽に表示域を合わせることができる。何言ってるかわかんない?★アプリケーションモデルはハードディスク全体を圧縮してある。しかし、だから遅いという実感はない。比べてないから当然だが、486DX4−75相当のパワーなら、この程度で十分な気がする。別にCADやってるわけではないし。メモリ20MBのおかげかな。★で、今ハードディスクの空が30MBくらい。そのうち詰まってきたらいらんものから消して行こう。★小さくてもハイカラーのTFT液晶なのでマウスポインタを見失うことはない。JPGもちゃんと表示されるので、ありがたい。★祐徳弘己さんが作ったフリーウエアの「めもるくん」というのを貼り付けて使っている。余計な処理を省いた軽い付箋紙メモなので便利である。タダだし。これはNiftyで見つけた。★秀丸エディタを常駐させておくとWin95のタスクバーでミニアイコンをクリックした時プルダウンメニューがにょきっと出るので便利だ。★PCカードモデム(アイワ)は言うに及ばず、PCカード経由のFDD(純正)やCD−ROM(パナソニック)も問題なく使える。リブートなしでとっかえひっかえ使えるあたりは、着脱式CD−ROM内臓の某ノートPCより偉いかもしれない。★てなわけで今のところLibrettoでの大きな問題は発生していないので、満足満蔵である。指がそりゃあもう太くて太くて彼女のウエストより太いなどというような人以外ならお勧めできる。こんなものでタッチタピングなんて望むことはないのでは?
(1996/09/01)柳田理科雄の空想科学読本
という本が面白かった。この本、3月に買ったまま積ん読いた。インターネットの本ばかり見ていて、忘れていたのだ。絶対飛べないウルトラマンやマッハ7で飛ぶと体が裂けるウルトラ7、死を招くタケコプターなど、科学の知識を総動員して子供達の夢をみごとに打ち砕く手口に拍手喝采。著者は東大理科T類をつまんなくてやめたほどの人で、実際に私が見ても、出てくる数値の信憑性はちっともわからないが、なぜか説得力がある。また、仮面ライダーやウルトラシリーズその他の変身・合体ものへの造詣が深いばかりか、笑わせる素質もかなりなもので、的を得たイラストとあいまって、読みはじめたらやめられない。こらえ性のない人は電車の中や人前で読むのはやめたほうがよい。にひひ、などと笑ってしまうと周りの人々に迷惑がかかる。これが真実とするならば、ボクたちみんなだまされてたの?ということになる。ジェットモグラは棺桶だなんて知らずに一生懸命プラモデルを作って喜んでたのっていったい.....。ひとつだけ意見を言うなら、地球上のヒーローには絶対無理でも、もしかしたら宇宙のどこかには地球の常識では計り知れないハイパーテクノロジーが存在するかもしれないということ。そこでは、地球で解き明かされたすべての科学物理学の知識を上回る謎の常識があるのかもしれない。そういうわけでこれから後も、もっともっと物凄いスーパーヒーローが続々と登場して、いたいけな子供達に夢と絶望、いや希望を与えてくれることを願って止まない私であった。
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