雑記林花或木
[1998/09]
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(1998/09/27)パントマイム&ダイアログオフ会

 昨日はパントマイムの神様マルセル・マルソーとマイム劇団のショーに誘われて見に行った。マルソーは先週あたりテレビに出ていて、もう爺ちゃんだった。テレビでは、「ありもしない壁」のネタをやっていた。ショーは「山高帽」というストーリー仕立てで、帽子をめぐって話が進行していく。パントマイムだから普通の演劇と違ってセリフがない。会場内がシーンとしたまま進んでいく。静かすぎる。腹が減っていたらグゥと鳴る音が回りに聞こえてしまうくらい静かだった。見る前に天一でラーメン定食を食べておいてよかったとつくづく思った。ところどころ効果音やBGMが鳴るくらいであとはほんとに無言である。最初のうちは、あんまり面白くなさそうで困ったが、帽子が頭から取れなくなるという阿呆なことになってから面白くなってきた。帽子を取るために入れ替わり立ち代わりいろいろな人が来てオトボケをやっていく。13人の劇団員がおもしろおかしく演じていた。とはいうものの大爆笑というほどのものではなかったが。もう少しマルソーのマイム妙技が見られるのかと期待していたが、肩透かしを食らってしまった気分だった。

 その足で某おまぬけHPダイアログで遊ぼう!のオフ会に突入した。新宿で集合する頃に丁度雨が激しくなってきて、駅前は難民キャンプのごときゴッチャ煮状態、人捜しに苦労した。ようやく全部集まって焼き肉屋へいった。参加者は某管理人、SASA、ことこ、ゆりりん、らめ、おじやま、俺。90分食べ放題で腹一杯になり過ぎた。2次会は雨で移動が面倒なので隣のビルの居酒屋で11時すぎまで騒いだ。ダイアログ参加者がもっと集まる筈だったが、都合が悪い人や、関東近県じゃない人もいるので、結局おとぼけソフトのメッセージビルダーでお馴染みのSASA以外は、いつもの顔ぶれという状態。名古屋のおじやまはたまたま上京していたために参加できて、某管理人に会えて喜んでいた。おじやまの腕には金ピカのROLEXが輝いていた。何よりも驚いたのは、このSASAが俺の弟の同窓生で、しかも親友だったという事実が発覚。なんちゅう狭い地球なのだと芽が転になったことは言うまでもない。そうとも知らずにダイアログ掲示板でマヌケなRESを付け合っていたと思うと、穴は掘ってでも入りたい気分である(;´o`)

 

(1998/09/23)航空券の日

 11月に野暮用で北海道に行くための早割りチケットを、らめに予約しておいてもらったので、今日らめと渋谷のチケットセンターに行った。早割りはどうやら品切れで行き21500円と帰り20000円になってしまった。まあしかたないか、と諦めて、偶然渋谷を通りかかったような顔をしているゆりりんも交えて3人で桂花に太肉麺を食べに行った。ゆりりんが桂花を食らってみたいとおっしゃったのだ。あいかわらず美味しい太肉麺を食べてから喫茶店でべらべらしてから、話の成り行きでゆりりんに京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を買わせた。むっふっふ・・・またひとり魍魎に取り憑かれる・・・そしてこんどはゆりりんが大きなオムライスを食べたいと言い出したので、店に向かっている途中お好み焼き屋の傍を通りかかったため、お好み焼きを食べてしまった・・・

(1998/09/22)MS阿呆チャット

 9/19に書いたMSチャットでもりあがったはいいが、このような阿呆な状態になってしまった\(。o・)/なんてこった、なんのためにキャラクターじゃ (・_・)ヾ・・・だれがだれだかわからん。だれもだれだかわからん。だがだれがだれだかわかろうとしない、だれがだれだろうとだれをだれと思おうともういいじゃん(;´o`)

 んで、チャットをしていると、知らない人からコンタクトが来る。知らない人と知り合うのがチャットの面白さではあるが、内輪で話している時は困る。それも「こっちはハードなエロチックルームだよ、来て来て来てねぇ」なんて呼ばれてもなおさら困る。チャットルームの一覧を見れば怪しげなルームが目白押しだ。

 ところでMSチャットをインストールしてもエラーメッセージが出て使えない某ことこさんがいた。「CCHAT.EXEは欠落エクスポートなんたらかんたらcomctl32.dllなんたらかんたらInitCommonControlsEXにリンクされています」「システムに装着してあるデバイスは動作していません」(゚_。)?(。_゚)

 私もリブレットにMSチャットをコピーして起動させてみたら同様なメッセージが出た。ああ、これか。Windows95が古いからかなと思い、さっそくcomctl32.dllをリブレットにコピーしようとしたら既にあったのだが「こいつはWindowsで使用中です」などと言われてしまった。それでMS-DOSモードにして¥Windows¥Systemの下にコピーしたらできた。これで古いcomctl32.dll(183kb)95/10/22版と新しいcomctl32.dll(439kb)97/11/26版が入れ替わったことになる。さあどうだ、とネットに繋いでMSチャットを起動してみたら\(^o^)/動いた。ひとつ気になるのはcomctl32.dllだけ入れ替えて合併症とか副作用、後遺症とかを併発しないだろうか、ということだ。よくは知らんけど今のところ健康である。

 ついでながらICQも移植しようとしたら、mfc42.dllmsvcrt.dllのふたつのファイルが足りないと言われたので、¥Windows¥Systemの下にコピー(こっちは普通にコピーできる)したら何事もなく動いた(*^_^*)

(1998/09/20)ことこ骨折りオフ会

 ことこさんの誕生日オフ会を、カレー大王御用達の池袋ショナルガでやった。単なる誕生日オフのはずだったが、当のことこさんがバイクのエンジンガードで足の指を骨折したので、ことこっせつオフ会とも、ことこ骨折りオフ会とも呼ばれるようになった。通称「ホネオフ」である。参加者は、ことこ、ちか、ゆりりん、うすい、もと、らめ、ぐうた、加ト吉、けんたお、俺。ことこさんは右足親指に包帯を巻いていたので、集まって来る人がみんなそこを目指して近づいてきた。ショナルガでカレーを食べながら4時間ほどグダグダ遊んだ後、カラオケに行った。ショナルガのニールさんは俺の顔を覚えていてくれた。客の入りは少なかった(^^;;。うすいさんはやたら遠いところから来たので早めに帰ったが、家に帰り着いたかどうだかさだかでない。今夜のゆりりんはあんまり方向音痴ではなかった。あんまり。

(1998/09/19)MSチャット

 友達に「やろうよ、やろうよ、おもろいよ」とそそのかされたのでマイクロソフト・チャットをダウンロードしてみた。普通にやる分には単なるチャットだが、コミック表示にすると少し面白い。このように漫画キャラクターの吹き出しに発言が出て来る。気持ちに応じて表情を変えて発言するとより効果的だ。こんなチャットだと重そうに見えるが、それほど重くない。昨夜はJAVAチャットの最中に裏でMSチャットしていたが、とくに問題無く軽快に動いていた。気分転換にはいい鴨新米。漫画キャラクターは好きなのを選べるが、このキャラを自作するCharacter Editorというツールもダウンロードできる。WCJチャットと一緒でアバタ作りに興味が行ってしまいそうだ。MSチャットはユーザ登録もへったくれもないのでちょっと試してみてもいい鴨。

(1998/09/16)悪の温床PTA

 某どすこいさんが自分の日記の中で嘆いていたが、幼稚園のPTAのかあさんたちにはいじめや無視が日常茶飯事らしい。ちょっとしたきっかけで別のかあさんを無視したり陰口たたいたりするらしい。おまけに自分の子供に向かって「何々ちゃんとは喋っちゃいけない」とか「あの子とは遊んじゃいけない」とか言っているらしい。なんという悲しい人達だろう。そりゃもしもその相手の子が寄ると触ると暴力を振るったり物を盗んだりする常習っ子だったら、自分の子供を守るためにそれもしかたないのだろうが、実はそうではない。単に親が気に食わないから、とか、うちより貧乏だから、とか、ろくでもない理由である。

 親にそういうふうに教えられた子供は素直に親に従い、相手の子をいじめ始めるだろう。子供は親を見て育つのだから、そんなことを言う親が正しいかどうかを認識する前にそういう生き方を身につけてしまう。そして園児の中でも骨肉の争いが繰り広げられて行く。そうやって卒園した子供が小学校に入ってくるのだから、小学校でいじめが多いのも判る気がする。こうして幼い頃から親の躾としていじめかたを習得してきた筋金入りのいじめっこ児童が中学、高校といじめのレベルを上げて来るのだから、もはや手におえない。他人を思う気持ちなんぞこれっぽっちも教えてもらえなかった子供がそのまま大人になってっちゃうのだ。

(1998/09/10)毒殺列島

 危なっかしい世の中になったもんだ。ジュースもオチオチ飲めやしない。コンビニでドリンク売り場を通る時、本当はうろうろと眺めながら、新製品はあるかな、おもしろそうなやつはあるかな、と覗きまわりたいのに、妙に落着かないのでせかせかと移動してしまう京子の五郎。

 ひとつ事件が起こると模倣犯が出て来るのは昔からよくあったが、今回の毒物混入騒ぎは多すぎる。手軽にできる犯罪なのか、世の中が殺伐としてきたのか、人の痛みを知らない奴が増えてきたのか、人の命など屁とも思わない奴が増えてきたのか。世紀末に向かって人間技とは思えぬ鬼畜人間(もどき)が跳梁跋扈し始めた。

 中高生の万引きは、欲しいから盗むというよりゲーム感覚でスリルを楽しんでいるらしいが、毒物をばらまいている犯人も、単なるゲーム感覚で世間の反応を楽しんでいるのだろうか。それがどれだけ他人を不幸にするかなど腐った脳の片隅にも浮かばないのだろう。それどころか被害者の人数を「正」の字をかいて勘定しているかもしれない。

 このままではそのうち犯人Aが別の犯人Bの仕込んだ毒入り飲食物で死ぬかもしれない。毒を持って毒を制す、なんてことを言ってる場合ではない。ひとりがナイフを持てばみんな持つ世の中だ。ひとりが毒薬を持てばみんなが持つ。いつ死ぬかもしれぬ世の中だから今をせいいっぱい生きよう、なんて言うつもりもないけど、まったくいやな世の中だ。

(1998/09/06)フラッド

これは大洪水の映画なのだが、洪水がすごいぞ怖いぞ、という見世物は主役ではなく、単なるバックグラウンドになっている。もちろん洪水がなければ成り立たない重要な役割を担っているのだが、主役は現金300万ドルである。洪水などものともせずに、というか洪水をチャンスとばかりに金をめぐって熾烈な争いが繰り広げられる。洪水のものすごいやつは、映画「ディープ・インパクト」で飽きるほど見たが、「ディープ・インパクト」で大統領をしていたおじさん、モーガン・フリーマンが泥棒役で出て来る。なんとなく泥棒っぽい顔つきもしているので、はまり役かもしれないが、結構おいしい役どころである。ほとんど主役級と言っても差し支えないくらいだ。パニック映画ではなくギャング映画である。迫力があって飽きさせない、おもしろい映画だった。グーっとズームインしてくるイントロのカメラワークも楽しい。

(1998/09/02)めざましテレビで事故

毎朝、出社までのひとときネットサーフィンしている。そのついでにフジテレビのめざましテレビも鳴らしているのだが、今朝は驚いた。それ行け菊間アナがビルの5階から落っこちたのだ。毎日ワイルドなチャレンジをしているコーナーで、防災ロープを付けてビルから脱出する筈の菊間アナが窓の外にぶらさがって室内映像に笑顔を見せていた。外からのカメラに切り替わった瞬間、菊間アナが普通のスピードで落下してきた。地面に敷いたマットレスに背中からドスンと落ちた菊間アナに近くにいたスタッフが呼びかけたが、仰向けに倒れて両手を半分あげたまま応答しない。この時点ではよくあるパターンで「なんちゃって」と起き上がるのだろうと思っていたが、どうもそうではない、そのうちにスタジオカメラに切り替わった。心配そうなスタジオのアナウンサー達もまだ何のコメントもはさまず「ひとまずこちらに切り替えます」と言ったまま番組を続行した。明るい話題に受け答えするのだが、アナウンサー達も心ここにあらずといった緊張した雰囲気で進行していた。番組の終わりに「菊間さんは意識があるそうです」とコメントがされた。ロープが外れて本当に落下して腰骨を折ったらしい。あまりこういうシーンを生で見慣れてないので結構おどろいた。録画ではビックリ映像特集などたくさんあるし、バイクやクルマのレースでは激突転倒は日常茶飯事である。しかしついさっきまで元気にレポートしていた人が落下して意識不明になったのにはびっくり。

(1998/09/01)花咲く丘で君を待つ


  丘の上で君を待つ    色とりどりの花咲く丘で
  右から左へ華がゆく   満艦飾の流れの中に
  君の姿を探してる

  コンクリートの階段と  組み立てられた緑の杜を
  行き交う優雅な人々が  着飾る街の箱舟で
  僕は君を待っている

  瀟洒な店のテラスから  流れる言の葉リズムになって
  夜の心を隠したままで  こぼれる笑顔も華になる

  都会の杜で君を待つ   あつらえられた木漏れ日を
  ささやき渡る言葉の風に 君の声かと振り向けば
  遥か遠くの人垣の    林の向こうに君がいた
  コンクリートの階段を  いつもと同じ君が来た


CREATE:09/01/1998 by Kiyoharu Otake

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