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(2000/01/30)SANYO DSC-SX150
♪ ふと魔が差してまたデジカメを買ってしまった(;´o`) 211万画素のクールピックスを買ってからまだ半年たってないというのに。サンヨーのマルチーズってやつで動画が撮れる150万画素のやつである。動画はVGAとその半分とそのまた半分のサイズで撮れる。ついでに48MBのコンパクトフラッシュも買ったので、2分間×4回撮ることができる。マイクロドライブにも対応しているので340MBとかのメディアを買えばもっと長時間撮れるけれど、まだまだ高くて買えない。マイクもスピーカーも付いているので音声付き動画が撮れて、QuickTimeMovieの「mov」形式で保存されるので、QuickTimeをインストールしてあればそのままパソコンで再生できる。また、音声だけを録音する機能もついている。こちらは「wav」で保存されるのでWindowsならだれでもそのまま再生できる。光学ズームはついてない。レンズカバーが電源スイッチになっていてレンズを保護できるし、ボディサイズが小さいのでそのままポケットに入れて気楽に持ち歩けるのが気に入って買った。49800円だった。これがデジカメ履歴最新版。KODAKは知り合いにあげてしまった。
(2000/01/25)ジャンヌ・ダルク
♪ ジャンヌダルクは10000ボルトの瞳を持って地上に降りた最後の天使である。フランスの聖女ジャンヌダルクの短い生涯を描いた映画である。
♪ 神の啓示を受けて祖国を救うために戦うという話だが、神の啓示というところから全編宗教色の強い映画であり、またその生涯も宗教一色といった感じだ。幼くしてイギリス兵に姉を虐殺されたジャンヌが、神の導きでフランスの王子のもとに出向き、疲れ果てた友軍兵士をもういちど奮い立たせて、いくつもの占領地を奪還する。また、フランス国民も「いつか勇敢な少女が現れ、国を勝利に導くだろう」という言い伝えを持っていた。占星術のような伝説を信じ込んでいるところも大いに宗教臭い。この伝説がなかったらジャンヌが王子に近づくことさえかなわなかっただろう。そしてその少女は穢れ泣き処女でなければならない、という条件さえ、処女検査までして、これは本物の聖処女である、などと判定される。いざ戦地に赴いたジャンヌはその一途な姿勢で神の名のもとに数々の勝利をものにする。しかしついに敵に捕らえられ、宗教裁判にかけられて危険思想を持つ魔女として裁かれることになる。死後数十年たって聖人として奉られるジャンヌ。ダルク。
♪ 映画はもちろんヒロインであるジャンヌに花を持たせて、国のために戦った聖女に対する理不尽な判決という形で描かれている。しかしそれから何百年もの間、ジャンヌの真実について相反した考え方が入り乱れたまま現在まで続いているようだ。姉の虐殺に過大な精神的打撃を受けたジャンヌは、その恨み憎しみの深層心理で造成した「神の啓示」敵を倒せ、自分は神から大役を仰せ付かった聖なる人である、という、いわゆる強迫観念に精神を犯されたまま、フランス王子を手玉に取りまんまと兵馬を手に入れた。復讐心に燃え我武者羅に敵を倒し、それを恐れ多くも神の言葉、神の行為と偽った狂人。まさに魔女そのものである。裁かれて当然だ、という考え方もある。
♪ 何百年も昔のことだから真実はわからない。しかし世紀末の昨今、神のみちびきのもとに、無差別殺人、毒薬散布、神の名のもとに、詐欺謀略、誘拐虐殺、我こそは神、信じるものは救われる、神の声が聞こえてきた、宗教でボロ儲け、今や、神様の名を出すだけで忌み嫌われる世の中である。我こそは神、信じないものは葬り去る、邪魔立てすれば撃ち殺す、我は神に従っただけ、我に罪なし神に聞け。ジャンヌの精神が幼くして崩壊していたのならジャンヌは英雄どころか凶悪犯罪者、精神異常者であった可能性も否定できない。それなら確かに裁かれて当然である。
♪ 判決にしても自国フランスと敵国イギリスというだけでも大きく違ってくるだろう。そこに宗教という難しい色がついたらなおさら混沌としてしまう。神を信じる同胞のはずなのに「宗派」が違うというだけでいがみ合い殺しあう。宗教は神の名のもとにたくさんの人々を悩みの淵から救い、神の名のもとにたくさんの人々を破壊してきた。それはこれからも続くだろう。唯一無二の超存在であるはずの神がそれを望む筈もないのに。神はそろそろ人類という種目に愛想をつかしはじめているかもしれない。
♪ ともあれ映画ジャンヌ・ダルクは2時間半の長編ながら時間を忘れさせてくれるような見ごたえのある映画だった。
(2000/01/22)リング0 ・ ISOLA
♪ リングの以前だからリング・ゼロ。鈴木光司バースデイのエピソード2−レモンハートが元になっている、貞子の劇団時代の話であるが、既に映画は原作から離れてアナザーワールド股の菜を角川ワールドを突っ走っているので、もうどうなっても知らん。そのかわり、お、そうなるか、なるほど、そうきたか、という新鮮さはある。時代が変わって配役がほとんど入れ替わっても、山村貞子というお馴染みの亡霊がうろちょろまとわりついているので、安心して見られるというのも変な言い方だが、フーテンの貞さんシリーズにでもなりそうな按配だ。すごーくこわいぞってほどでもないけど。なんだあの動きは。
♪ ISOLAは「黒い家」の作者貴志祐介の多重人格ホラーだ。多重人格といえばビリーミリガンを思い出すが、事実は小説よりも奇なり、この映画では多重人格の凄さが出し切れてないように感じた。さあ、どうなる、どうなる、と思っているうちに終わってしまったぞ。
♪ 二編ともなんか画面が暗い。雰囲気が暗いのはわかるけど画面が暗くて目が疲れた。ホラー感を出すためなんだろうけど、「黒い家」なんか鮮明で見やすい画面のくせによっぽど怖かった。
(2000/01/17)クロスファイア(宮部みゆき)
♪ 作家というのは、まったく巧妙な詐欺師だ。ありもしないことを、さも本当のことらしく語る。口からでまかせ、というか、ペンから書きまかせで、あることないこと書きなぐる。その手口は非常に巧妙で、本を手に取った読者の迷いをあざ笑うかのように言葉巧みに自分のペースに巻き込んで、気づいた時にはもう手遅れな状態に陥れて、途中下車できないように細工する。あわれな読者は本を放り出すことも許されずに黙々と最後のページまで読む以外に残された道はない。最後まで読まされてしまった気の毒な読者は、その頃にはすっかり洗脳されてしまっていて、「新作」などという甘い呼び声が後催眠の起動キーワードとなり、お布施を持ってふらふらと書店に向かい、レジのお姉さんに掠め取られてしまう。それでもまだ気づかずに「新作」のページをめくってしまい、洗脳に磨きをかけられるという寸法である。破防法でも施行されてむりやり救出でもされないかぎり自分か作家のどちらかが息耐えるまでお布施を払い続けるのである。
♪ 筒井康隆には多大なお布施をもぎ取られてきたが、近頃では京極夏彦や鈴木光司、村上龍などにお布施を取られている。宮部みゆきに、多額なお布施を「騙し取られている」読者もたくさんいるだろう。
♪ 新作ではないけれども、クロスファイアは念力放火能力を持った女、青木淳子の物語である。パイロキネシスというらしい。サイコキネシスなら聞いたことがあるが、パイロキネシスは恐竜の名前ではない。法の網をくぐって、のうのうと生き続ける、心を持たない凶悪犯罪者の体に思念だけで火をつけるという恐ろしくも爽快な女。自分の能力を正義のために使うこんな女なら本当にいてもいい。しかしこんな能力を持った人間が悪魔に魂を売り渡した人物だったとしたら、これほど恐ろしいものはない。
♪ 特殊で危険な能力を持って育ってきた淳子は、その能力ゆえに孤独な人生を歩んできた。怒りの気持ちが、文字通り火を放ってしまうために、他人との接触を極力さけて生きてきた淳子に転機が訪れる。凶悪犯罪者を闇に葬る謎の集団ガーディアン、志を同じくする者たちとの出会いが淳子の人生に与える運命やいかに。
(2000/01/16)メール募金詐欺
♪ メールで詐欺を働いていた女が捕まった。小さい子供がアメリカで心臓移植手術を受けるために7000万円が必要だ、という嘘のメールを大量に送って振り込まれた募金を着服したようだ。同情した善意の心を踏みにじる薄汚い手口である。商品を売りますと言って騙す詐欺だって悪質ではあるが、このような募金を騙るやりかたは心理的に最悪である。今後本当に募金が必要なケースが出てきた時、メールやWEBで呼びかけても誰も信用してくれなくなってしまう。インターネットで呼びかける募金は、どうせ詐欺だろう、という潜在意識が植えついてしまい、誰も協力してくれなくなるだろう。たとえそこに、ベッドで苦しむ患者の画像がつけてあったとしても同じことだ。そんなものは画像処理ソフトでなんとでもなる、という認識は既に定着してしまっている。
♪ 募金というものに不信感を抱いている人はたくさんいるだろう。ちゃんとした機関を通じてする募金ならだいじょうぶだろうが、得体の知れない募金はどこへ行ってしまうのか不安である。街中で募金を装って懐に入れている集団などが跳梁跋扈している世の中では無理もない。大きな機関なら絶対安心かと言うとそうでもなかったりするし。災害や貧困などで苦しんでいる国に募金を送っても、その窓口で着服されてしまったら、もうどうしようもない。
(2000/01/11)Windows2000RC2
♪ 清水の摩天楼から飛び降りる気分でWin2000RC2をインストールしてみた。ソニーのHPからVAIO-L700のBIOSをダウンロードしてインストールした後、Win98とデュアルブートでインストールした。インストールの最中にピタリと止まるのではないかとヒヤヒヤしていたが、そういうこともなく順調に終わった。HDDはFAT32にした。
♪ まず、なにはともあれインターネット接続ができなくては何にもならない。ISDNの設定をしようとしたが、よくわからないのでとりあえず内蔵モデムでプロバイダに接続した。IE5は問題なく動く(あたりまえか)のでWin98にインストールしてあるネスケのブックマークからインポートした。次にネスケを上げてみた。これも問題ない。デュアルブートなのでWin98用に入れてあるアプリを起動することになる。メールはBeckyだが、設定は1からやりなおしだった。NextFTPは接続ホスト接続プロパティがそのままだったので楽だった。次はICQ。いくつかDLLファイルが足りない。これはWindows\systemの中にあるものをWinnt\systemに入れるとわからなくなりそうだったので、ICQフォルダにコピーしてみた。UINを再入力して問題なく繋がった。ポスペもOK。これでネットは問題ない。ほかにもWinZipやら秀丸やら千年日記やらPaintShop6やら動かしてみたがちゃんと動く。ただ、ほとんどのアプリでユーザIDやパスワードを再入力することになる。筆ぐるめは動かなかった。再インストールすれば動くと思うけどまだやってない。Excel97とWord98はなにやらエラーメッセージが出たがそのまま使えそうな雰囲気だ。多分なにかしらのDLLファイルが2000側に入ってないからだと思う。
♪ 前日に迷っていたISDNの設定もできた。NTTのV3DSUだが、NECのATERMのドライバで動いた。CANONのBJC400プリンタは何の問題もなかった。コンパクトディスクとPCMCIAフラッシュカードも使える。調子良かったのはここまでで、PCカード経由のオリンパスMOを認識させようとしたら、SCSIカードがだめだ。MACNICAのMIRACLE SCSIカードだが、HPを見に行ったらこのカードは去年の3月に生産を終えている。これじゃあ2000のドライバなんて出そうもない。NT用ドライバをダウンロードしてみたが、うまく動かない。アダプティックのSCSIカードがあったのでこいつを認識させてみたら標準ドライバで認識されたのだが、カード側コネクタ部の大きさが違うし、SCSIスロットの規格も違うのでケーブルを買ってこなければどうしようもない。最後にUSB接続のCANONのスキャナもだめだった。
♪ 評価版だからしかたないというところか。最初はもっとボロボロに堕落してしまう覚悟をしていたし、だからこそデュアルブートにしたくらいだから、意外に動作が安定しているので驚いた。と思ったらダイアルアップネットワークがなんか変だなあ(;´o`) MOとスキャナはおいおい解決してくれないと困るが。
♪ ゲームにピンボールが標準装備されていた。ちょっと遊んだ。エクスプローラでWin95、98の「Web表示」にしたときと同じように画像やHTMLのサムネイルが見れるが、音楽データをクリックするとコントローラが表示されてWAVもMIDIもMP3もすぐ聞くことができる。ちょっと便利鴨。
(2000/01/01)ミレニアム元年
♪ というわけでつつがなく新年を迎えたようだ。ネットを切ってからカウントダウンをテレビで見ていて、0時0分を過ぎてなおテレビがついていたときは、何かほんわりと安堵の温かみを感じた。明けてよかったとこれほど思った新年もめずらしい。危機管理として買ったのは「六甲のおいしい水」3本だけだったので、ほんとうによかった。
♪ だからといっても元旦出勤は予定通りあるわけで、元旦の朝日を浴びながら駅に向かい空いてる電車に乗った。作業は順調に進んで明日の出勤予定はキャンセルになった。めでたしめでたし。ニュースを見る限りY2K大事件は起こってないようだが、小粒のトラブルはいくつか起こったようだ。この程度で済んでいるのは、みんなががんばったからだろうと思う。なんかつくづくそう思った。北陸の原発でもトラブルがあったが、うちの会社に来ていた某社の人が「あれ、うちのセクションの担当なんです」と言ったもんでみんな大笑いした。大笑いで済んでよかったよまったく。初笑いお茶の間寄席。
♪ うちに戻ったら1年ぶりにねぎ葱子氏から「大竹@あほらしか」宛に年賀状が来ていた。んぐっくく・・・まあ年賀状なら数十枚に紛れているのでよしとしよう←よしとするのか←なにをするのか←こやしにしよう←野菜だけに←鼻多民C
♪ ミレニアム、ミレニアムと世を挙げてお祭り騒ぎであるが、来年の今ごろは21世紀、21世紀とお祭り騒ぎが繰り広げられることであろう。なんだかんだ言っても人間はお祭りが大好きなのだ。昨年からいろいろな製品のミレニアムモデルが売り出されているが、今年は21センチュリーモデルが売り出されることだろう。
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