雑記林花或木
[2000/10]
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(2000/10/28)渋谷毛生え記念オフ会

 「こ@に毛が生えた」というわけわからん名目で「渋谷お好み焼きオフ会」をやった。参加者は、こ@、き@、D、らめ、らしか・・・なんだこりゃ?

 それでだねぇ、お好み焼きオフ会なんだけど、にんにく家五右衛門に入ってしまった。にんにく家のガーリックスパゲティ@ペペロンチーノは焼きニンニクがたっぷり入っていてうまいのでこれだけ食べて帰ることもある。サハラライス劇辛も真っ赤でうまいが、これはひとりで一皿食べると油が多いので口がデロリ〜ンとなってしまうので多人数の時しか食べない。

 たっぷりニンニク臭くなったところで、カラオケして帰った。ニンニク料理はうまいんだけど帰りの電車で臭うから気をつけないといけない。自分では気づかないが、ニンニクを食ってない人にはすぐわかる鴨新米。あまりにも臭うと「車内でのニンニクは周りのお客様の迷惑となりますので電源を切ってください」などと言われそうである。ともあれ、こうして「こ@に毛が生えた記念渋谷お好み焼きオフ会」は無事終わった。

(2000/10/22)バトルフィールド・アース

 今世紀最後のお笑いB級映画という前評判を聞いてはいたが、だからと言って見ずに済ますこともない。B級にはB級のおもしろさもある。とりわけジョン寅ボルタ@サタディナイトフィーバーのファンならこれを見逃しては21世紀は迎えられないぞ。俺はファンではない。

 地球を征服した極悪異星人を退治するという大筋は、ありがちだが問題ない。たいへん士気高い勇者の物語で、結末も決まっているから何の心配もいらないスペースファンタジーは楽しい。

 SFXも普通に問題なく仕上がっている。主人公は普通なら悪を倒す勇者なんだろうが、どう見ても悪者トラボルタが主役である。本人が製作に関わっているらしいからしかたないけれど。その主役であるトラボルタが池袋駅の地下コンコースを紙袋を引きずって歩いているのを数年前によく目撃した記憶がある。そんなに悪者っぽそうな顔つきでもなかった。でも疲れ果てていたようだった。似た人だっただけだろうか。新宿駅でも・・・まあともかく、悪人とはいえ、見てくれが汚すぎる。異常に寄り目なのはトラボルタの顔のせいだからしかたないが、その寄り目で鼻炎の治療みたいな管を差し込んで睨まれると、気の毒になってしまう。このサイクロ人は身長3メートルで体重450キロという設定だが、通常の人間より1メートル以上でかいのだからもっと圧倒的なサイズを映画で表現してほしかった。トラボルタは特に小さい。とても450キロあるようには見えない。

 9分間で地球を征服したハイテクな宇宙人にしては、危機管理がずさんである。奴隷を自由に歩き回らせてはいけない。歩き回るどころか飛行機飛ばさせて、それに気づかないとは情けない。極悪宇宙人なのに奴隷の言葉を喋るのもいけない。そういう意味ではトラボルタには最初から最後までグロンギ語みたいな意味不明な発言だけを続けてほしかった。トラボルタよりも取り巻きのせりふのないサイクロ人たちのほうがよっぽど威圧感があって恐ろしげに見えた。

(2000/10/17)PCエキスポ

 今年は臨海副都心の東京ビッグサイトということで、クルマじゃなくて電車で行った。導入されたばかりのパスネットカード1枚で東急、地下鉄、臨海線、ゆりかもめ、何でも乗れる便利なカードが役立った。いちいち小銭を用意する必要がないので楽ちんだ。これでJRのイオカードと併合すればもっと便利なのだが。どうせまた偽造カードも出回るんだろうけど。

 ネットで事前登録すれば初日招待日も入場できる。ってのはうれしいが、そんなもん忘れない限り誰でも登録できるんだから、意味不明である。結局初日だってほかの日と同じだ。

 次に買いたいものだけ集中的に見てきた。DoCoMoのモバイルCE端末シグマリオンがいいなあ。ジョルナダ690とほとんど同じ大きさで値段が半分以下というのが魅力だ。デザインも嫌味がない。ちょっといじくってたらメモリ不足で固まってしまった(;´o`)

 新しいiモード機、N502itも展示モデルじゃなくて動くやつが置いてあったので、使い勝手はどんな按配かといじくれてよかった。今使っているD209iでうちのiページを見ると、期待した色合いが出ていなかったけれど、N502itではちゃんと黄色や薄緑が出ていた。うらやましい。URLの履歴もあった。しかし履歴って消せるのかなぁ? D209iには履歴はない。D209iのひどい所はアドレス帳に電話1個+メール1個しか登録できないことだ。こりゃ困る。操作感はいいんだけど。でもやっぱ折りたたみカラーがいいなぁ。

 パーム端末が雨後のたこやきのように出回り始めた。いっぱいありすぎてどれがいいのかまだ不明。でもキーボードがないと入力が難儀だしなぁ、外付けキーボードなんてのもあるけどねぇ、とか思っていたら、ザウルスの参考出品でミニキーボードを腹に隠し持ってるモデルがある。これいい。カバーをスライドさせるとちっこいキーボードがミュっと顔を出す。ちっこいから使いやすいわけはないけれど、この下にキーボードがあるんだぞ! という気持ちがそそるのだなぁ。

 デジカメはソニーがまたサイバーショットP1という小さいモデルを出して、コンパニオンが持ってうろうろするというデモをやっていた。しかしほとんどレンズというF505Kの時ほどのインパクトはない。あの時もコンパニオンが持ってうろうろしていたが、コンパニオンもだけどカメラ自体がかっこよくて、こっちもオタオタしてしまったもんなぁ。

 AIBO2もいた。15万円もするから買う気はないが、カタログをもらって見たら名前を呼べば返事するってだけでなく、「写真撮って」と言うとAIBOの視線で1枚カシャっとデジタル写真を撮ってくれるらしい。これはやられたって感じだ。もちろんその写真をパソコン上で使うこともできる。今度のAIBOは耳が立った。ようやく立った。AIBO1の耳が垂れていたがために、有象無象のまねっこAIBOのほとんどが垂れ耳犬になってしまった。マネするとなればとことんマネしかしない商売人の情けなさを実感したものだ。これからはピンと立った耳のまねっこAIBO2が出回ることになるぞ。

(2000/10/15)インビジブル

 ピンクレディの歌以来、ひさびさの透明人間あらわるあらわる♪ 透明人間といったら顔に包帯を巻いて黒いコートと帽子で身を包み、包帯を取り去ると中はもぬけの殻、空中をコーヒーカップが浮遊してゴクゴクと黒い液体が生き物のように這い落ちる。そして透明という背徳の魅力にわくわくしているうちに事件が起きてしまうのである。

 透明人間ネタなんてどうせお決まりのコースで、もう飽き飽きしている人も多いだろうが、この映画の凄いところは、透明になるシーンの特撮のリアリティ。何に対するリアリティだか知らんが、とにかくグロテスクなものに仕上がっている。皮膚から少しずつ透明になっていく。元に戻るときは、注入された回復剤が血管と思われるところを循環していき、じょじょに内臓から見え始め、最後に皮膚が現れるということになっている。つまり途中の段階ではうごめく内臓、うごめく筋肉の状態なわけで、まるでスプラター解剖ムービーである。いかにも本物っぽいのである。何に対する本物だか知らんが(^^;

 自分が透明人間になったら何をするのか。誰でも考えたことがあるだろう。覗き、泥棒やり放題、憎いあいつは殴り放題。やはり魅力的な誘惑である。エロと金目当ての悪行が軒を連ねることだろう。それと殺人。透明人間から戻れると信じていれば金品強奪も意味があろうが、二度と元に戻れないとしたらそんなものは意味をなさなくなる。それでも理性を保っていられるだろうか。自暴自棄になった透明人間が何をするのかは実際に起こってみるまでもなく想像できる。この映画でもだんだん理性を失っていく透明人間の怖さが描かれている。透明になれない人間にとって、透明人間はただそれだけで危険な敵なのである。透明人間の末路は必ず悲しい。

インビジブル:オフィシャルサイト

(2000/10/07)X−メン

 ミュータント登録法案、なんともぞくぞくしてくる響き。超能力者の映画である。40年もの間、アメコミでお馴染み、らしいが、個人的にはお馴染みではない(^^; アメコミと言えば、スーパーマン、スパイダーマン、バットマン、スポーンとか、たくさんあるんだけど、知らないものは知らない。

 ミュータントが活躍するってだけで、もう公開前からわくわくしてしまった。ピカード館長@プロフェッサーXが率いるミュータント軍団と敵対するミュータント軍団の手に汗握るバトル。ミュータントひとりひとりが個性的で驚くべき能力を見せつけてくれるので、楽しいったらありゃしない。X−メンの成り立ちなどもわかりやすく差し挟んであるので、アメコミを見てなくとも全体像が掴める。当然のように次回作への布石も打ってあるので、スーパーマンのようなシリーズ物映画になるのは間違いない。

 超能力者軍団が活躍するというと、俺が37巻で購読を放棄した「ペリーローダンシリーズ」を思い出す。すでに五百何十巻くらい進んでいるらしいが、付き合いきれなかった(;´o`)

 さて、わが国でも超能力軍団が、今結成された。力も入れずに手際良くスプーンだけ曲げる能力を持つ平田裕一郎。電話をかけた相手の顔に受話器の穴からツバだけを吐きかける能力を持つ越智電子。手を使わずに箱の中のショートケーキのイチゴだけ瞬時に食う能力を持つ倉沢慶喜。見つめただけで時計の秒針だけを動かす能力を持つ寺堂真紀。クリックせずにエロサイトだけを表示させる能力を持つ小田原春好。屁が出た瞬間に屁だけ別の場所にテレポートさせる能力を持つ牟臭田平助。彼ら精鋭が力を合わせて悪の陰謀から逃げ回る、ミュータント映画「サノバジャップメン」撮影好調・・・

X−メン:オフィシャルサイト

(2000/10/04)キャスティング・ディレクター

 徹夜明け(=_=)で渋谷、ラッキーな映画の日で1000円払って入場。いろいろな悩みを抱えて生きている男達のわだかまりを描いている。言葉の応酬が全てのような映画で徹夜明けの身にはちとつらかった(;´o`) 娼婦メグ・ライアンはちょびっとしか出てこない(;^_^A

キャスティング・ディレクター:オフィシャルサイト

(2000/10/03)オータム・イン・ニューヨーク

 ウィノナ・ライダー、リチャード・ギアのラブストーリー。心臓の病気を抱えた若い女と、根っからの遊び人の男が出会って恋に落ちる。何が始まり何が終わるのか。ありがちなパターンだけれども、ウィノナ・ライダーのプニプニしたかわいらしさが引き立つ映画で、目を楽しませてくれる(^o^;)。ニューヨークの公園の、黄色く染まった木立に吹く風が、晩秋を感じさせてうっすらとせつない。この映画を一言で言えば、晩秋の小さな公園である。

オータム・イン・ニューヨーク:オフィシャルサイト

(2000/10/01)シドニー・オリンピック閉幕

 シドニー・オリンピックがにぎにぎしく終了した。今回は何と言っても開幕早々の田村たんころりん悲願の金メダル。最高で金、最低でも金、という名言を背負って小さい体でそれを成し遂げただけに、日本中沸きに沸いた。前半戦のスターである。4個の金を獲得した柔道陣が帰国して、高橋尚子が登場した中盤からはスターが入れ替わったが。

 100キロ級の井上康生は大きな体でバンバン投げる。強引に力ずくで投げ飛ばしているような印象は、安定感があり、負けるわけがないと思わせるほどの迫力があった。

 100キロ超級の篠原信一。行司差し違え、同体と見て取り直しとはならなかった。投げたのに投げられたと判定されてしまったのでは、たまらない。これは気の毒だった。

 サッカー、予選突破のはずが、まさかのブラジル敗退で、てんやわんやの大騒ぎ。他力本願はいかんということだ。結局ブラジルにボロ負けしたのに、スロバキアが勝ったおかげでベスト8に滑り込んだ。結果よければすべてよし。しかしスロバキア大使館にお礼の電話が殺到するというのはいかがなものか(;´o`) 恥ずかしい。負けた南アフリカにお礼の電話をしないだけましか?

 いまいち結果を出せなかった野球にひきかえ、ソフトボールの快進撃は凄まじいものだった。国籍変更後3年以内の出場は元の国の承認が必要なのにケチ臭いことに中国は承認しなかった。この足枷をバネに4年間執念を燃やした、元中国人、宇津木選手の活躍が光っていた。

 シンクロは綺麗だった。不自由な水の中であれだけ足並み揃えた演技ができるのだからすごい。今年は迫力があった。金の壁は厚い、と言っても、柔道やマラソンのような明白は勝敗ではないので、日本チームの水準は高いという意識が浸透すれば次回もまたいい線いけそうだ。

 アメリカ人の陸上の強さ、これだけは日本人がメダルを取るか、ということよりも、アメリカのスター選手たちが、期待通りの活躍をするかということを楽しみにしてしまう。カール・ルイスがいなくてもアメリカからはぞくぞくとスーパースターがお出ましになる。マイケル・ジョンソンのおっ立ち走りフォームも独特で、後ろに倒れるんじゃないかと心配だったが、もう引退するようだ。

 フルマラソンの高橋尚子、女子陸上初金メダル。快挙である。ゴールしてもへばらずにケロリとして手を振って歩いていた。強い。それにしてもチビ市橋有里22歳は残念だった。まだ若いから次があるけど。時差がないので、交通規制のために日曜日の朝っぱらからいきなり始まっちゃって、寝坊したら見過ごすことろだった。QちゃんってオバQに似てるからなのかと思っていたら、ちょっと違うことらしい。

 沼津市の英雄だった『岩崎恭子@カエル泳ぎ』がテレビにコメンテーターとして出ていたが、水泳も日本期待の種目だ。今年はノーマークの伏兵が金星という御利益にはありつけなかった。陸上短距離のように差が有り過ぎてはしょうもないが、水泳だと、もしやと思える活躍が見られて嬉しい。『銀より金がいいですぅ』なんて発言しながら表彰台でコケて後の競技がベチャベチャになった田島選手は『シドニー・トホホ会』に推薦入会できそうだ。それにしてもバンデンホーヘンバント・・・それが苗字か?! 長いなあ。

 風邪薬のドーピングでひっかかったルーマニアのラジュカン。美人だったのにねえ。世が世なら、ビートたけしは『コマネチ!』じゃなくて『ラジュカン!』って言いながら小股食い込みフラッシュをやっていたかもしれない。

 夜の特集だけは、気をつけて見ていたはずなのに、トライアスロン、ボクシング、射撃、ヨット、ボート、フェンシングとか、見た覚えがない(;^_^A やったよねぇ? 岡本選手の銅メダル獲得がなかったら、テコンドーも見逃していたかもしれない。残念な結果に終わったが今年から始まったトランポリンはなぜか見ることができた。なんかやはり期待のあるなしで放映のチャンスさえなくなってしまう競技の選手は気の毒である。まあ、世の中そんなもんだ。高橋尚子の金メダルの日はジャイアンツ優勝と重なったが、長島監督は完全にQちゃんに食われていた。三越でバーゲンと言われても、買いたい物もないし金ないし、とかなんとか。ジャスコかどっかの広告に『セリーグ優勝セール』とあり、小さい字で『特定のチームとは関係ありません』なんてことも書いてあった。んなあほなぁ。じゃあこの時期必ずやるバーゲンじゃんかぃ。

 いちばんショックだったのは棒高跳びの外人選手、バーを超えた直後に、棒の先っちょが落下する選手のきんたまにブスリッ!! おおあうぅぅ、痛そう(;´o`)

 いちばん気に入った技名は新体操『御所車スペシャル』(⌒ι⌒;) なんのこっちゃか。『鬼車』以来の必殺技で必ず死ぬ!!


CREATE:10/01/2000 by Kiyoharu Otake

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