雑記林花或木
[2001/02]
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(2001/02/24)キャスト・アウェイ

 時間に追われるような生活をしていた男が、無人島に流れ着き、純粋に、生きるためだけに時を過ごさざるおえない状況に置かれる。トムハンクス@ロビンソークルーソーである。目まぐるしい現代社会と、時が止まったような無人島とのかけ離れたコントラストが、男の試練の厳しさを印象付けている。そんなふたつの世界を隔てる大海原と荒波が、美しくも猛々しくファーアーウォールのごとく立ちはだかり、絶望感を掻き立てる。

 生きることの意味をあらためて考えてみたくなるようなグレイトな映画だと思う。トムハンクス出ずっぱりの一人勝ちみたいな映画、終盤のトムハンクスはなんともいえずかっこいい男だった。

 今のままでいいの? もっと別の生き方もあるよ。もっと別な道もあるよ。どの道を選んでも、その先には別な人生が待っているよ。どの道を選んでも、自分で選んだ道を諦めずに歩いて行けば、きっと何か新しい自分を見つけることができるよ。あせらずに、一歩一歩、ゆっくりと・・・

キャスト・アウェイ:オフィシャルサイト

(2001/02/21)横濱カレーミュージアム

 伊勢佐木町入ってすぐの丸井デパート跡地にできたゲームセンタービルの7階、8階にできたばかりのカレーミュージアム。まだ物珍しいので日曜日なんかは通りにはみ出して長い行列ができている。平日の11時開店直後ならはみ出さなくてもOK。中には7店のカレー屋が入っている。とりあえずハマヌーンという店に並ばずに入って辛口チキンカレーを食べた。味はそれなりで・・・店を出ると既にどのカレー屋も行列ができていた。人気のある店は早くも40分待ちになっている。これじゃ日曜日なんか飢え死にしそうだ。

 施設内にはカレーにまつわるさまざまな記録物やレトロなカレーパッケージなどが展示してあり、にょろにょろと店の周囲を徘徊できるような造りになっている。このあたりはラーメン博物館と似たような構造である。しかしながらむっちゃリキ入れて造られたラーメン博物館に比べるとさびしい。だから、かどうかは知らないが、施設は入場無料である。純粋にカレー食べるためだけに入場できる。ラーメン博物館のレトロ街はかっこいいが、ラーメン食べるたびに入場料300円払うのはちょっときびしい。それに比べれば気軽に入れるだけラッキーかも。ミュージアムショップもあるが、レトルトカレーとかが少し売っているくらいで狭かった。ともあれカレー屋があと6店あるから、隙を見てまた来て見よう。

 内部写真は「写真ギャラリー」の「みなと横濱写真館」コーナーにアップしたので興味があったら見てね。

横濱カレーミュージアム:オフィシャルサイト

(2001/02/20)処刑人

 悪人を容赦なくぶち殺す映画。ぶち殺すのは神の啓示を受けたとかいうイカした兄弟。イカれた兄弟かもしれないが、弱きを助け強きを挫く。弱きを助けているひまはなかったようだが、悪い奴らは許さない、正しい道を説くひまもなかったようで、次から次へとこにかくぶち殺す。なかなか爽快なアクションコメディ?である。イカれた兄弟を捕まえようと奮闘するのが、これまたイカれた刑事。切れ者なのにイカれてるから面白い。このイカれたイカした奴らがイカれた観客をイカれた結末に導いてゆく。バシバシ血だらけな映画なのに、近頃流行りのサイコサスペンスに比べれば、あっけらかんとして気分のいい映画である。

処刑人:オフィシャルサイト

(2001/02/16)ネスケ6びっくりんこ

 2月あたまにネスケ6を入れて、使い始めて10日ほどたったある日、とうとうネスケ6が立ち上がらなくなった。最初から起動が遅いなあと思っていたのだが、いつのまにかその重さが半端ではなくなってきていた。そのうち、ダブルクリックしてからトイレに行って戻ってきてもまだ上がらないほどになり、ブックマークを押しても一覧が出てこない、どうもおかしい。そのあげくにHDDのゴショゴショいう音がするだけで上がらなくなってしまったのだ。これはどうしたことかと、首を左27度に傾げながら、エクスプローラでフォルダを覗いてみた。

 あっ!!! これはまいったへのかっぺ!! 俺のブックマークファイルは230KBくらいなのだが、なんと驚いたことに258MBになっているではないか\(●o○;)ノ いったいどんな黒魔術を使ったら、ブックマークファイルを1000倍のサイズに膨らませられるというのか。俺はみどりのたぬきにつままれたような気分になった。あかいきつねでもよい。ネスケ6を起動させるたびに258MBのブックマークを取り込もうとしてCPUが悪戦苦闘しながら息絶えるのである。俺は開いた口が塞がるくらいコーヒーを飲んだ。(* ̄Θ ̄*)←ヘンナエミリ〜にょんからかっぱらったブータレ顔

 ともかく258MBのバケモンを削除して、ネスケ4.75の文字化けブックマークを再取り込みした。やはり230KBである。これでネスケ6を再立ち上げしたら、まあ遅いなりに普通に開いたのである。いったいなんだったのだ? しかしいくら削除しても立ち上げるたびに頼みもしないのに「インポートしたIEのお気に入り」ができるのはなんでやねん? こっちが望んだ時だけにしろっちゅうねん。

 あれから5日ほど過ぎたが、ブックマークのビッグバンは再発していない。しかしブックマークのサイズ確認がトラウマになってしまった。

 ネスケ4.75も、文字化けブックマークに懲りたので、4.73にバージョンダウンした。めでたしめでたし。

(2001/02/11)アンブレイカブル

 あったまてっかてっかぁのブルース・ウィリス主演、列車の大事故でひとりだけ無傷で生き残った男、彼はアンブレイカブルだった。絶対壊れない男。シックスセンスの監督らしく、そうなるとは意外じゃ! と言わせる結末ではあったが、シックスセンスのような恐怖感のある映画ではない。大事故でひとりだけ無傷で生き残るなんてことは、結構ありうる事だと思うが、ここで大騒ぎしないと後が続かないからしかたない。まあでも面白い映画だった。俺はシックスセンスのほうが好きだけど。

アンブレイカブル:オフィシャルサイト

(2001/02/10)回路

 加藤晴彦主演の妙な映画。ホラーかなんかなのだろう。幽霊が出てくるが、別にインターネットの回路である必要性もなさそうだ。死んだら幽霊になる? 死ななくても幽霊になる? 幽霊はあくまで幽霊である。「死んでからもひとりぼっちだったらどうするの」というセリフが不安感を煽る。なんかうすら寂しい映画だった。飛行機が墜落するシーンがなかなかいい。

回路:オフィシャルサイト

(2001/02/08)ネスケ6と4.75のバグ

 ネットスケープ6.0を使ってみた。起動がむっちゃくっちゃ遅い。ページの表示感がieに似ている。フォントの基本サイズがieと同じくらいに大きくなった。以前のネスケではie用に作られた最小表示文字がネスケではつぶれてしまって読みづらかったのだが、まんまとMSの陰謀に屈してしまった。ただでばらまき放題のieに完全に食われてしまったネスケ自体もただで配らざる負えなくなり、もはやブラウザの王者の面影は残っていない。ネスケ6でのページの表示はまあまあ問題ないが、まだあちこちバグが見られる。クリックしたら別フレームに表示するべき所で、たまにターゲットが狂って全画面に表示されたりする。なんかの拍子に異常終了する。ブックマークが使いづらい。ブックマークしづらい。スライドするよりもネスケ4の形式のほうが良かった。ドラッグして好みの場所にブックマークを落とし込む形式が便利だったのに。ブックマークを開いたらブラウザの背面に一覧が出てきた時は泡吹いて倒れた。どないすんねん? 終了させて再度ネスケを起動させたら直ったが。アドレス入力欄で右クリックができないのはどういう料簡だ? cntl+c、cntl+vでコピーと貼り付けはできるが、右クリックぐらいさせろ。ユーザー設定ツールバーを出しておかないと、ホームボタンがないから不便である。なんかいまいちだなあ。URL内のチルダ ~ が 〜 みたいにでかいのはなぜだ? 倍角かと思った。スキンのテーマ設定なんかくっつけてる場合か? 

 通常使うブラウザのネスケ4.73を4.75に入れ替えた。4.73の頃からそうだったが、終了させると毎回必ずと言っていいほど異常終了する。4.75で治ったのかと思ったが、相変わらずである。「KERNEL32.DLLにエラーが発生しました」てぇなこと言われてもわかりゃせんっち。4,75で最悪なのはブックマークが文字化けしていることである。「ル」とか「京」とか「記」とかが化けて、&#139 みたいな妙な呪文に化けている。一通り修正したが、再起動したらまた化けていた。VAIOのせいではないと思うが、いったいどうなっているんだ? WindowsMeのせいかな? 経営が順風満帆でないとバグ潰しも難しくなるのだろうか。

 ieは怖くて使えなかったが、会社のイントラではみんなieでセットアップしてしまっている。ネットスケープの存在自体知らない人もたくさんいるくらいだ。俺もしょうがないからie4.0を使っているうちに慣れてしまった。慣れって怖い。しかし2枚目のブラウザを開くたびに今開いていたページを表示しようとされて迷惑である。まあieも慣れてしまえばMS−WORDほど腹も立たないか。

(2001/02/04)ペイ・フォワード

 ひとりが3人に良いことをして、そのまた3人がそれぞれ別の3人に良いことをして、その輪を広げてゆく、というアイディアをハーレイジョエルオスメント少年が考え出すところから物語が始まる。なんかネズミ講みたいな図式で、それほど画期的ともいえないが、こんな良いチェーンが実現すればすばらしい世界になるだろう。この映画は、善行の輪が広がってみんなで手をつないで輪になって踊ってめでたしめでたし、で終わるようなつまらない筋書きの映画ではない。悩める少年と悩める教師、それを取り巻く悩める子羊たちが、生きるために希望を求めていく様が、静かに描かれている。ケビン・スペイシーの教師役がいい味を出している。なかなかいい映画である。

ペイ・フォワード:オフィシャルサイト

(2001/02/03)クリムゾン・リバー

 ジャン・レノ主演の殺人映画。アルプスの麓の田舎の静かな風景の中で、猟奇殺人事件が起こる。追跡する刑事。アクションシーンもたくさんあるが、全体的に物静かな雰囲気で、たんたんと捜査が進んで行く。ところどころに物静かなギャグが散りばめられている。フッと心の中で静かに笑った。いいなあ、物静かなギャグって。ともあれ殺人事件である。

クリムゾン・リバー:オフィシャルサイト


CREATE:02/03/2001 by Kiyoharu Otake

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