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(2001/03/25)ザ・セル
♪ 凶悪犯による連続殺人をめぐる事件簿なのだが、この映画は他の刑事物映画とは違う。犯人の精神世界に焦点をあてたSF物であった。精神分析学者であるジェニファー・ロペスが犯人の脳の中、精神世界に侵入していって、捜索中の被害者の居所を突き止めようとするのである。そこには犯人の幼年期のトラウマによって創り出された異様な世界が潜んでいるのである。心の中の風景ということで、大胆な色彩の美しさと、気が狂いそうな病的なイメージを思う存分描き出していて、見ているほうまで精神異常になりそうな映画である。幼児期のトラウマといえば、ほとんどが幼児虐待に辿り着く。犯人が犯行に至るまでの精神的葛藤をテーマにした、一風変わった映画である。犯人は心に植え付けられたトラウマに支配されていて、自分では犯行を止められないのだと語られている。精神異常者の脳の中がこの映画で見るような世界だとしたら、気の毒ではあるが、ものすごく怖い。こんな精神世界に棲みついた人間が隣近所を歩き回っているとしたら、やはりそれだけで恐怖である。
(2001/03/23)プルーフ・オブ・ライフ
♪ メグちゃんの映画だし、とりあえず見とかないとね。治安の不安定な国で夫が誘拐されて、身代金がどうの、救出作戦がどうのと、仕事の枠を超えて世話を焼くのがちょっと垂れ目のラッセル・クロウである。誘拐される夫はもっと垂れ目のデイビッド・モース。ラッセル・クロウは主役だけに縦横無尽に活躍しているのだが、メグちゃんは静かなものだ。誘拐された夫の帰りを待つという役柄上、ハデなアクションが無いからかもしれないが、逆に救出に加わったりするよりも真実味があるのかもしれない。静かな役だからといって、目立たないわけではない。目立つ目立つ。てゆうか、出てくるたびに目がいっちゃうからね・・・
(2001/03/16)スナッチ
♪ 砂っち・・・なんとなく、俺っち、かずっち、メグっち、よしこっち、などの仲間に思われそうだが(←思わん)それでよし(←よくない)なんだかわけのわからん連中が入り乱れて、大粒ダイヤモンドをとりっこする妙な映画。ブラッド・ピットが、これまた妙ちきりんな役柄で出ているが、主演ではない。とはいえ、いちばん目立っている。主演は妙ちきりんなマフィアの手下である。しかしやっぱりブラッド・ピットが目立っている。わけのわからん犬も、アヒルは飲むは、ダイヤは飲むは、活躍しているが、あんましかわゆくない。でもまあつまんない映画というわけでもなくて、軽い映画だった。
(2001/03/04)toto軽貯
♪ サッカーくじtotoが全国発売された。券はナンバーズと同じサイズである。賛否両論あるようだが、発売されたら買っちゃうしかないっしょ。19歳未満は購入禁止ってのも、建前だけっぽいし、今時の未成年が従順に規則を守るとも思えない。抜け道はいくらでもあるだろう。未成年に守らせる法律がひとつ増えたということは、破ろうとする法律がひとつ増えたことになる。そして見事に法律違反した未青年だけが楽しく得をする可能性を持っているのだから、はなはだよろしくない。そんな規則は最初から無いほうがよい。サッカーといえば、子供のほうが熱中するはずのスポーツなのに、子供は純粋に好きなチームを応援しなさい、おじさんはくじで当たりそうなチームを応援するからね、という矛盾したファン心理が、大人と子供の溝を広げかねない。
♪ ナンバーズのような数字のマジックで予想するくじとは違い、totoはチームの状況と勝敗で当選が決まるので、鋭い分析のできる人やサッカーフェチの人の方が、いい線いけるだろう。その点では競馬や競輪と同じだ。その割りに、ナンバーズのクイックピックと同じようなランダムチャンスというコンピュータ任せの買い方もできてしまう。そういえばもう十数年、馬券買ってないけど、そんな買い方あるのかな?
♪ 今回はダブル・トリプルあわせて1200円買ってみたが、このところナンバーズも1回あたり1200円買っているので、あまり高く思わない。コワイ(;^_^A いずれにしても軽く貯金できるくらい当たってくれると嬉しいのだが、年季の入ったナンバーズでさえ、ちっとも当たらないので悲しい。少しEXCELのVBAで分析したりして買ってもみたが、思わしくないもんだから、今日はとうとうクイックピック4本という荒業に出てしまった(;´o`)
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