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(2001/04/30)トラフィック
♪ 日本公開前にアカデミー賞獲得っちゅうわけで、なんだか知らんけど見ておくか、ということで見てみた。麻薬密輸に関わるいろんな人々のストーリーが縦横無尽に絡み合った映画だが、複雑な目まぐるしいフィルムワークに、よそ見しているとなんだか判らなくなりそうな忙しい映画だった。オハイオ、サンディエゴ、ティファナと3箇所でほぼ同時に事件が進行して行く。3箇所のシーンが入れ替わり立ち替わり現れる。『ここはどこそこ』という掲示がされるのは最初だけで、その後は特別な暗転もなく場所が切り替わって行く。登場人物も変わるので慣れれば別に困ることでもないし、時間がたつにつれて、その入れ替わりが面白くなる。ターゲットである人物が同じ街で輻輳すると、カメラはそのまま別のターゲットに焦点を移し変えて、別なストーリーを追い始めたりして、『あらら、移り気なカメラマンだわ』と言いたくなる。3箇所の登場人物は、ある意味でつながりを持っているわけで、かと言って皆が知り合いであるというわけでもない。ある意味とはもちろん『麻薬』であり、麻薬に関わる悪役であったり、警官であったり、常用者であったりする。そして3箇所にはそれぞれ主人公がいる。誰がいちばんの主人公であるとも言えない。しかし3者とも主人公である。同じテーマで作られたオムニバス映画がひとつにくっついたような不思議な映画である。メキシコだけむちゃくちゃセピアかかっていて蒸し暑そうだった。だからメキシコのシーンはすぐわかる。あそこまで黄色くしてあるのは、区別なのか差別なのか・・・
(2001/04/22)隣のヒットマン
♪ ブルース・ウィリス主演? 主演と言っていいのかどうか、主演はおまぬけ歯科医マシュー・ベリーだと思うが、もちろん殺し屋ブルース・ウィリスも出ずっぱりの大活躍しているから安心してよい。その歯科医の隣家にマフィアの殺し屋が引っ越してきたところから騒動が始まる。正義の味方ブルース・ウィリスもワイルドなタフガイだが、殺し屋ブルース・ウィリスだけに、いつものワイルドさに悪人らしいふてぶてしさも加わって魅力満点。これにグリーンマイルの巨人コーフィ役のマイケル・クラーク・ダンカンも悪人で登場、デカイだけにコワさ倍増である。『貯め』がなくてあっさりしていて、みんなで寄ってたかって情け容赦ないところも逆に笑わせるコメディギャング映画、つい声出して笑ってしまうシーンも多々あり、けっこうイケてる。今回のブルース・ウィリスは毛が生えていた。
(2001/04/21)ザ・メキシカン
♪ ジュリア・ロバーツとブラッド・ピットのゴールデンコンビが登場、伝説の銃を奪うためにメキシコを舞台に繰り広げられる軽妙なタッチのコメディ。見れば面白いといえば面白いんだけど、二大スターの名前に期待しすぎると、ちょっと肩透かしを食いそうな、まあまあの映画で・・・なんて偉そうに言ってる場合か!? ギャング映画のはずなのに、パトカーのサイレンひとつ聞こえてこないという、珍しい映画でもある。舞台がメキシコだけに、何かのほほんとした胡散臭さの漂う異国情緒溢れる景色は新鮮だ。USAだって異国だけれど・・・
(2001/04/15)スターリングラード
♪ ジュード・ロウ主演の戦争映画。ソビエトのスターリングラードでドイツ軍を相手に、スナイパーとして活躍する男の苦悩を描く。壮絶な戦闘シーンから始まる。二人にひとつしか銃を持たされずに、敵陣に突撃させられ、逃げ帰れば「臆病者は殺せ」と味方の銃弾の洗礼を浴びる、逃げ場の無いゾっとするシーンである。しかしジュード・ロウが一発必中で敵の脳天を打ち抜くシーンはなぜかスカっとしてしまう。
(2001/04/09)ハンニバル
♪ 羊たちが沈黙してから10年、危険なおやじ、ハンニバル・レクターが帰ってきた。強烈な個性に気品さえ備えたアンソニー・ホプキンス、捜査官クラリス役は、前作の美女ジョディ・フォスターに代わってジュリアン・ムーアとなったが、映画としては違和感無く引き継がれた。
♪ R15指定の映画だが、時を同じくして、バトルロワイアル特別編もR15指定で公開された。流行りなのか? しかし健康的な学園物バトルロワイアルと違って、ハンニバルはバリバリショッキングで充分R15の資格がある映画だ。
♪ 今回の舞台であるフィレンツェの風景が美しい。美しさの中の冷えた空気が、戦慄の予感をかき立てるかのようだ。しかし冷酷ながら人間味を見せているハンニバル、悪のヒーローになってしまった。悪がヒーローになってはいけないのだが、過激で華麗な凶悪犯はとうとうヒーローになってしまった。
♪ ハンニバル・レクター手作り特製弁当1200円
(2001/04/01)Win2000
♪ RC2評価版を入れたのが去年の1月だった。そのあと製品版を買って98の裏に入れたまま、USB関連がどうもうまくいかないし、とか言いながら、なんと1年もそのままほったらかしであった。そのうちに98をMeに変えたりしながら、2000はやっぱりほったらかしのままであった。しかしこのたび目出度くMe離れをしたのである。
♪ Meだってとりあえずソフトも周辺機器も問題なく動作しているのだが、リソース不足の悪魔に毎晩毎晩うなされて昼も眠れない状態だった。Win95の頃ならできたあれやこれやが、98になると苦しくなって、Meで不可能になった。メールとICQとネスケでいっぱいいっぱいで、この上にPaintoShopでもあげてあれこれ始めると残りリソース14%くらいになり、シカトしていると「リソース不足です、このままだと死にます」とダイアログが出てしまう。あげくにはウイルスチェッカーまで終了させてICQを続けたりするというザマであった。特にVAIOは燃費が悪かった。
♪ Win2000を入れるに先立って、パーティションマジックというソフトでHDDの中身を削除せずにパーティションを切りなおした。これは便利だ。Win2000で心配だったのは、やはりUSB関連だったが、USBスキャナとUSBタブレットは各HPから最新ドライバを引っ張り出した結果、問題なく使用できた。頻繁に使う重要なソフトはWin2000から再インストールしたが、どっちつかずのソフトはショートカットだけ持ってきて、WinMeのまま使うことにした。小ぶりなソフトに限って、そのまま使えることが多い。設定をWinnt\systemなどに置かないソフトが多いからだ。
♪ これでようやくリソース不足から開放された。動作はほとんど問題ない。一点、IME2000の変換モード表示だけが固まることが多いので、タスクバーに入れてしまった。不思議なことにネスケ4.73を閉じるたびに出ていた、異常終了が影をひそめてしまった。理由はさっぱりわからないが快適である。
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