>クラシック的ではなく、またどこの国的でもない(クラシック音楽としては異端の地であるカナダ出身ですから)グレン・グールドの演奏です。
うーん名演ですね。
個人的にはマジャール音楽(ジプシー音楽)の影響を感じました。
そういう音楽が一番ポピュラーなのはウィーン、本格派ならばチェコスロバキアでしょうか。
フレーズ感の「間」とダイナミックスについてそう思うんです。
ベートーベンはどちらかに在住していた時代があるんでしょうか?
「マジャール音楽」は「クラシックの裏テクニック」としては無視できない影響を多くの作曲家に残しています。
この曲にはモーツァルトの影響が濃く感じられるんですが、それとこのベートーベンの曲を分ける部分が「マジャール音楽の影響」だと思われるんだと思うんですよ。
もしモーツァルトの作曲ならば、ピアノの速いパッセージやトリルはもっと「整った」感じ(の演奏)になると思うのですね。
> 上の動画を見てみてクラシック的かと言うと…少し解らないです。 > 一番解りやすいピアノソロのところを重点的に見てみたんですが、上の人クラシックと置くにはかなり特殊なテクニックだと思います。
上の動画の人は譜面を見て演奏する人ですね。 完全に譜面を解釈して弾いています。
> と、なるとやはりそこにあるのはテクニック的な問題よりもリズムを取る際の感覚的な問題が大きいかもしれません。 > しかしだからそれは個人的な差と言い切っても答えは出ないので解決法を考えてみました。
下の人は「バンド」の人なんですよ。 だから他のパートとの「コール&レスポンス」が入ってくる。
ピアノソロとして見れば前者の完成度が勝り、曲全体の起伏感を考えれば後者が勝っているように見える。
難しいですねぇ。
|