久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『蠢動』
[ Disk01 / Track04 / Time 3:26 ]
全編を通して、一番タイトなリズム隊になったのはこの曲だと思います。
ベースのリフが「キモ」になっている曲なので、ベースはサンプラーの「贅沢な」音色に差し替えました。
このぐらいクオリティの音色になると、かなりドライなセッティングでも「聴ける」ので、軽くエフェクトを掛けただけで、これを中心に、まずドラムから音を変えていきました。
スネアは中域を出してもベースを殺してしまうので、残響の多いドンシャリ系。
反対にバスドラムはリフを引っ張る「引っかけ」が多いのでドライに。
タム系は、チューニングが低い目のものをレイヤーしていわゆるハードロック系に。

オーバーダビングしたギターパートは3種
L−chにカッティング、R−chにメロディ、センターにベースパートの「キメ」とのユニゾン。
如何にもな感じを優先したので、DODのマルチエフェクトのディストーションだけを使っています。
DODの歪みモノは「一種類しか音が出ないが使える(あうっ!)」ので、好きです。

オルガンも贅沢にしました。軽くレスリースピーカーのエフェクトを掛けています。
なぜか、オルガンは「湿っぽい」感じにしないと、ハードロックっぽさは出ないみたいですね。

「ジェフベック」っぽいトリッキーなギターソロを入れたバージョンも作ってみましたが、繰り返して聞くと「3回目まではカッコ良いけど4回目から鼻に付く」と感じたので、そのトラックはお蔵入りしました。

確かに、トリッキーなフレーズを入れやすいと思うので、ギター弾く人は、合わせて弾いてみて下さい。

結構楽しいですよ。

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