久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『飛鳥』
[ Disk01 / Track08 / Time 0:59 ]
この曲では、最初の2小節のパーカッションの動きに注目して下さい。
定位の場所もバラバラな別々の音色の「つながり」でリズムと空間を一度に表現する。

こういう発想は、ドラムス中心の考え方では出来ません。
また、バンドという考え方でもなかなか出来ません(みんなもっと弾きたがるから)。

神楽や雅楽を聴いて感心するのは、こういうコンビネーションが完璧なところです。
自分が、リズムの1パーツになって、数小節に一度の演奏をじっくり待って、完璧な一撃を放つ。

相当な集中力が無いと、出来ないことだと思います。私なら待ってる間に寝てしまいます。

この曲も、パーカッション群とストリングス、別の空間設定を行いました。

ストリングスを少し後ろに下げたので、パーカッションのコンビネーションがより生きるようになったと思います。

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