久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『Intermission(真秀ろばU)』
[ Disk01 / Track21 / Time 4:22 ]
ハイ、題名を見て身構えて、固まった人、手を挙げて。
・・・いると思ったんだよな・・・(T_T)。

掲示板での質問に「なぜ『Intermission』なのか」というのがありましたが、2枚組が決定した時点で、「真秀ろば」のアレンジは2枚を繋ぐものにしたいと思っていました。

2枚組の最後を締めるのは「真秀ろばオリジナルバージョン(強化版)」でなければいけないとも思っていました。

アレンジの意図は、ライナーノーツに書いてあるので割愛します。

「真秀ろば」が、渦巻く流れの中にいる当事者の視点で作られているとすれば、「Intermission」は衛星軌道から見た視点で作られた「真秀ろば」。
朝、庭の植木に水をやる人間の行為は、ひょっとしてアリにとっては大洪水なのかもしれません。

でも、行為は変らない。

イジワルな書き方をすると「我ことなれり」の神にとっての「真秀ろば」は「Intermission」なのかもしれない。でもそれは神のイジワルでもなんでもない。そんな気がします。

技術的な話を少し。

ピアノはそれだけで空間を覆い尽くしてしまうような誇張したミキシングになっています。

音はミニマムだけど響きはマックスというか・・・。

一台でオーケストラを仕切ろうとするタクラミが見えます。

最初と最後を除いて、構成が「真秀ろば」と変らないことにも注意。

固定化したフォーマットでない曲であるが故に、「真秀ろば」が「真秀ろば」であろうとする「曲の持っている力」は強いです。

なんか、構成を変えてみようとチョッカイを出してみましたが、無理でした。

それは私にとって、少し嬉しいことでした。

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