久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『久遠の絆』
[ Disk02 / Track23 / Time 3:44 ]
オリジナル版です。完全版の方は「終らせる」というはっきりした目標がありましたので、若干印象が変る事が判っていました。「最初に聴いた音楽が最高の音楽」という意見もあり、私自身肯ける意見でしたので、こちらのバージョンも入れました。

「終らせてほしい」というのがロジカルに肯ける意見だとすれば、「変らないで欲しい」というのは感情として肯ける意見ですと思う赤木リツコ博士(爆)

・・・音質的には、完全版と同じような処理を行っています。

イメージですけど、和楽器は竹林に囲まれた深い山奥の屋敷の広い板張りの部屋で演奏していて、神楽の鈴の音の余韻が竹林に木霊する・・・。
オーケストラの楽器は石造りの建物の中のホールで、赤い絨毯が敷いてあって・・・。

それがフュージョンできるのか否かは不明ですが、きっと出来る・・・そういう気持ちで音処理はしました。

ただ、問題だったのが、前者のイメージ。
さらさらさら・・・と流れる水。『鹿嚇しの音がこぉぉぉぉぉぉ〜ん』というイメージ、判っていただけると思うんですが、リバーブやエコーを持ってらっしゃる方は説明書を見ていただければ判りますが・・・。
「・・・壁に反射した音が更に反射を繰り返し・・・」みたいな記述がされてますよね。

・・・・・・竹林に囲まれた深い山奥のどこに壁があるんだろう(T_T)。

とりあえず、空気が共鳴するというオカルト解釈をしていますが、一度山奥に楽器を持ちこんで、納得行くまで実験してみたいと思っています。

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