久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説 |
『闇の扉、再び(アレンジバージョン)』 [ Disk02 / Track24 / Time 3:26 ]
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修法トハ本尊ヲ供養シ祈願成就ヲ得ル作法ナリ。修法ニ種類アリ。菩薩、明王、天部、夜叉羅刹。
最初の呪文、何を言ってるか一切説明していないので書きます。
一番基本になっているのは「オン・キリキヤラ・ハラハラ・フタラン・バソツ・ソワカ」。
良く知られているのは、九字結界の除垢(じょく:結界を解除する)呪文です。
これを使用している意味は2つあり、1つは結界を張って隠れている魑魅魍魎が儀式の為に除垢してこの世に溢れ出して来るという意味。もう1つは、「闇の皇子」の能力を封じている力を解除しようと祈念するという意味。
これ以外の呪文は夜叉羅刹の修法に用いられる真言です。有名なものでは「鬼子母神」等が夜叉羅刹に分類されています。本来が悪鬼神にして如来の化導により諸衆を助けるようになったと。
祈るものが土蜘蛛であれば、それに力を与える存在である。そう解釈できると思います。
使われている真言は4種、全て夜叉部のものです。詳細は以下。
内容は「通称」(梵語):真言です。
「鬼子母神」(カーリー):オン・ドド・マリ・カキテイ・ソワカ
「金Si(蝶の羽の字です)天」(カルラ):オン・カルタヤ・ソワカ
「茶吉尼天」(ダギニ):ナモ・サンマンタ・ボタナン・キリナ・カ・ソワカ
「大聖歓喜天」(ガナバナ):ガナハテイ・ソワカ
このあたりは、詳しく解釈し始めると長くなり諸説が入り乱れるので、これ以上詳しい説明はいたしません。
魑魅魍魎が集まって、闇の皇子の力の開放を求めて夜叉羅刹に祈る、そういう場面と考えて下さい。
それと、風水嵯峨は思った以上に加持祈祷マニアであると(爆)。
内容は、聞いての通りです。
ギターについて若干補足をしておきます。プレイしたのは全て私です。
R−chはベースとユニゾンのリフ。L−chのパターンは分かり難いですけどレッドツェッペリンの「移民の歌」のパターンとほぼ同一。センターのギター、間奏部分の畳み込み方強引です(笑)。アルミのピックを使っているのですが、3テイクも取ると手が銀粉ショー状態に(爆)
後半のボリューム奏法の様な音、実は音の歪み具合をペダルで調整しながら弾いています。音量ではなく、ディストーションの量で、ボリューム奏法の様に聞かせている訳です。
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