久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『愁眉』
[ Disk02 / Track29 / Time 2:11 ]
ピアノソロの曲では、この曲がもっとも音色がオリジナルから変っています。

オリジナルはもっと位相変化が大きく、音全体が滲む感じでした。そしてドライな感じでした。

それで、「うつろう気持ちを必死に支える万葉」を表したつもりだったのですが、実際に自分でゲームをしてトゥルーエンドの最後の万葉の笑顔を見て、自分が考えるより、もっと「オンナ」なんだと感じました。

そして、「サントラを作れるなら、音を変えよう」と思いました。

「天女」である部分よりも「オンナ」である部分が勝っていると、その一枚で思ったので、もっとウェットで、そしてその中に「滲みや迷い」を内包するようにしてみました。

さまざまなSSがユーザーさんの手によって作られていますが、その中の万葉もやはり「オンナ」の部分を強く持っているみたいです。

岸上氏渾身の一枚、やはりユーザーさんも同じような感想を持たれたんだなぁ・・・今はそう思います。

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