久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説 |
『久遠』 [ Disk02 / Track30 / Time 3:36 ]
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この曲は、ピアノのフレーズは柔らかいが音は芯が強いです。
それにベースが負けて、ベースの存在が希薄だったので、少しベースを全体から浮かせたドライなセッティングにしてみました。
8分音符で、縦にザクザクと「少し無機質」に切れるベース、横に流暢に流れるピアノ、16分音符で前につんのめるように入るクラベス、この3つの時間感覚のズレが、この曲に幅を与えているので、ベースのザクザク感がはっきりした事は、良い影響が出ていると思います。
「うにゃーん」というシンセの音は、1段ディレイを入れてみました。
スネアドラムのリリースは聴いて感じるほど長くはありません。ハンドクラップの余韻が絡んでいるので、長く聞こえますが、実際は、結構ドライな音です。
ドラムパートは音色は深く、残響は控えめにしてみました。
特にタムの「重さ」は大事にしてみました。
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