久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『土蜘蛛』
[ Disk02 / Track36 / Time 3:13 ]
久遠のすべての曲のなかで唯一パイプオルガンを使っている曲です。音楽屋という水商売をやってるせいでしょうか、「土蜘蛛にも土蜘蛛の誇り」が欲しかったので、いわゆるモンスタードロドロドロ〜という感じにはしたくありませんでした。

ベースラインの緩急に注意。繰り返しの場面では休符無しにリズムをずらしながら(リズムがクロスするという言い方をします)、休符無しに弾ききっています。
これが無かったら、メインの部分が締まらなくなっていたと思います。こういうやり方が繰り返しでダレないようにする手法です。

作っているときにベースラインと同じように、バスドラムも連打で追い込んでいこうかどうか迷ったのですが、そうすると、「忙しい」感じになるのでヤメました。

CD全体にドライに仕上げたドラムですが、これについてはバスドラムの「間」が命なので、少しウェットに仕上げています。その分、ベースは、ブチブチという感じの仕上げにしました。

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