久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『舞う雪の・・・(一人ぼっちの少女U)』
[ Disk02 / Track37 / Time 3:24 ]
噂の・・・洗脳用の曲と言われていますが・・・それは嘘です(爆)。

ナイロン弦のギターでメロディを弾くことは、早くに決めていました。練習が辛かったです。

ホームページの日記に雪が降ったら外にでて「・・・しんご」という記述がありますが、それは、イントロでコードのハーモニーで「雪・だけど温かい」というのをどうしても表現したかったからです。

別に狂ってる訳ではありません(爆)。

ギターは最初の1コーラスは譜面を追う様に地味に、それ以降は感情移入優先で装飾音符を入れ「唄う」様に弾いています。

ギターの唄い方がパットメセニー氏にそっくりですが、「メロディを唄うギター」は、ほとんどあの人に教えられたようなものですから、「そっくりに唄える」だけでも大したもんだと開き直っています。

ギターは同じ音を別の弦の別のポジションで弾けますので、「唄う」ためには、非合理的な運指も必要です。
速いフレーズや派手なフレーズを弾き易い「合理的な運指」では、この曲の演奏は無理です。同じフレーズでもでも違うポジションで弾いています。これがどうしてもギターのメロディは打ち込みたくない理由です。

あと、1コーラス目と2コーラス目のストリングスの「切れ方」にも注意です。
2コーラス目から4分音符刻みでピアノのコードが入って来るので、ストリングスは早めに切れてます。

この辺り、演奏者というか指揮者の解釈を考えて演奏しないと、感情が入りません。

Bメロの後、もとのメロディに戻って来た時の最初のピアノのフレーズ、「久遠の絆」のメロディを少し変えたパターンになっています。

あとは中盤から入るトライアングル。多分CD全曲のなかでもっともキラキラした感じになっていますが、それは雪が月に照らされているキラメキ。この辺りも「・・・しんご」の経験が生きています(←ホントか?)。

そうやって作ったバックに、練習を繰り返したギターを載せました。

はっきりいって弾いてて気持ち良かったです(激爆)。

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