久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説 |
『接触』 [ Disk02 / Track38 / Time 2:28 ]
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センターからL−ch、R−chと不協和音ギリギリで重なっていくストリングスリフが印象的な曲です。
このリフが8分音符3、3、2になっているのに対して、ドラムパートは4分音符の拍のアタマを強調するパターンになっています。こういうズレは「リフ」の組み合わせが単調になるのを防ぎます。
メロディの繰り返し部分に入って来る「いかにもシンセ」という感じの低音が個人的には好きです。
こういうシンセの低音を入れたいときは、ベースパートは普通のエレキベースの音では埋まってしまうことが多いので、いわゆる「アコースティックベース」の音を使った方が良い結果が出ることが多いです。
繰り返しの間に入るチューブラーベルの音は、目の前を通過するようにパンして、滲んでいくようにしました。ゲーム版の方は、この部分の処理をするエフェクトが足らないで、音がドライな感じに消えていき悔しい思いをしましたが、今回はきっちり「移動しながら滲んで消えていく」ように出来ました。
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