久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説 |
『過ぎゆく思い』 [ Disk02 / Track39 / Time 3:00 ]
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最初のメロディの音はライルメイズが使い始めて一般化した音ですね。
この後をキレイに出すのは結構苦労します。簡単に言ってしまえば、ビッチがわずかにずれた正弦波を二つ重ねて、片一方のピッチをエンべローブでしゃくりあげる訳ですが、今の機材でそっくりに出すのは難しいと思います。
耳の良い方はお分かりになったかもしれませんが、しゃくりあげたピッチがもとに戻る一瞬、音が歪むんです。・・・が、最近の機材でやると歪まないんです。回路の関係でしょうか。
試してみると、その部分に歪みが入るか否かで、音の存在感がまるで違うのに気づくとおもいます。
ピアノとギターの絡みも両者が補完しあうように、いくつかのパターンを試してみました。
どちらも簡単なリフなのですが、合わせるとキモチイイという「お買い得」なリフです。
ギターの最後の2音の時、ピアノが音を伸ばしているのが、多分ミソだと思います。
ピアノソロになる部分は、「こういう部分が自分らしい」と思っています。
こういう部分で一度襟を正すのが非常に好きな訳です。
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