久遠の絆・サウンドトラック「技術」解説

『真秀(まほ)ろば』
[ Disk02 / Track44 / Time 3:48 ]
一番悩んだ曲です。
一箇所はリズムの配置。
もう一箇所は、最後の呼びかけるメロディに左右のchのパートが応える部分。

この曲を構成するリズムパートは4種類。和太鼓、ドラム、パーカッション、そして最後がローランドの808に代表されるエレクロリックパーカッション。
この最後のパートに対する和太鼓のマスキングが大きかったので、和太鼓を後ろに下げて、その分和太鼓のパート数を増やし、全体にL−ch寄りだった和太鼓を全方向の一番後ろに下げました。すべての楽器を取り囲むように配置しています。

この結果、リズムパートの見通しが随分良くなり、各パートのコンビネーションが良く判るようになりました。
最後の呼応の部分は、L−chのボリュームを若干上げて、呼応しているということが判るようにしました。

後はメロディの音色のセッティングの見直し。
若干、インストとしてみた場合弱かったので少し前に出しました。

こまかな修正はパーカションの一部音色や、ストリングスの奥行きや・・・数え切れませんね。

非常に難しかったですし、様々なご意見も聞かせていただいて勉強になった曲でした。

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