香港食い倒れツアーII 二日目


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Agenda
 今日は8時に起床。午前中はガタさんと二人で行動することにしたのだ。9時頃下に降りて、ホテルの朝食を。ガタさんは今回のホテルの予約に、朝食付きだと思っていたらしい。僕は全然気がつかず、ここで軽く食べて、他でも食べるのかなぁ、と思ってついていった。

 バイキング形式で、いろいろ選べるけど、僕は朝粥とソーセージなどを少々。次のお店用に軽くしておかないと、と思って。しかし、朝食の値段が一人約1500円くらい…。かなりいいお値段。ま、ホテルだからしょうがない。10時前にホテルを出る。

 結局このあと朝粥のお店に行くことに。朝軽めにしておいてよかった。お店は決めた。銅鑼灣にあるお店。まずはフェリー乗り場へ向かう。久しぶりのスターフェリー。やはり2.2HK$払って上の席へ。
フェリーの中にて

フェリーの中にて

元気寿司

元気寿司…
 少し霧がかっているが、それもまた風情があって良いね。4分ほどで香港島・中環へ。ここから歩いてトラムに乗り、それで終着駅まで行こうということになったのだけど、ガタさんが小銭の持ち合わせがないとわかる。そのため、コンビニなどで買い物して崩すため、とりあえず進行方向へ歩きながらコンビニ探し。僕も歩いたことのない地域だったので、結構おもしろい。「元気寿司」、という派手目な寿司屋を発見してみたり(笑)。

 途中のショッピングモールの中にスーパーがあったので、そこでお買い物することに。お水が良いというので、水を選んでいたが、「蒸留水」というのがあり、これはふつーに飲めるのかどうか迷っていた。結局この水を買ったけど、ミネラル分が飛んでいる気がするね、なんて話していたら、やはり味がないお水だったらしい。ちなみにこのスーパーではバイトを募集していて、時給20HK$とあった。かなり安いねぇ。

 さて、小銭も出来たということで、最寄りのトラムの駅から搭乗。当然2階席へ行く。最初は座れないほど混んでいた。実は2階席は立ち乗り禁止なのだけど、こんだけ混んでいたらしょうがないみたい。しばらくすると最後尾が空いたのでそこに座ってのんびり香港の街並みを眺めながら。ゆっくり走っているため時間はかかるけど、この街で大好きな乗り物なのだ。
たそがれガタ

たそがれるガタさん

ハッピーバレー

ハッピーバレー
 さて、トラムの終着駅、といってもいくつか路線があって、僕らが乗ったのはハッピーバレー、というところで停まるモノ。ここは競馬場の目の前の駅。ここで降りて、徒歩4分くらいに目的のお店があるということで、競馬場前で降りる。競馬好きなガタさんはもちろん写真を撮る。僕も一緒に芝の具合を取ってみた。競馬場の外周は公園になっていて、普段から解放されているみたい。

 お店に向かってテクテク。が、初っぱなから出鼻をくじかれた。なんと本日お休み…。運が無いなぁ。しょうがないのでその場で別のお店を探すことに。ガイドを見て、近くのお店を探した。時間はあるので、今度は歩いてそのお店まで。約10分ほどの道のり。

 そういえばこの競馬場の周りは去年一人で来たときにふらふら歩いているときに通った気がする。そのときはなんの施設か気がつかなかったのだけど、競馬場だったのね。謎が解けてよかった(笑)。

 2軒目のお店は割とすぐ見つかる。タイムズスクエアのすぐ近くで、映画プロデューサーがオーナーだというお店。芸能関係者がオーナーだけあってかなりハイカラ(死語)な感じ。店内はあまり広くない。ちゃんと日本語のメニューがあったので、それを見てオーダー。僕は豚肉とピータンのお粥。うーん、おいしい。しかし、ホテルのに比べれば味は濃いけど、2月に来たときよりはマイルド。はなちゃんの口にもあうんじゃないかな。

何洪記
Ho Hung Kee Congee & Noodle Wantun Shop
2 Sharp St.,East
Tel 2577-6558
11:30〜23:30 無休
MTR銅鑼灣駅徒歩5分

 食べ終わって12時くらい。集合時間にはまだ余裕があるので、そこから歩いて行けるところにあった、灣仔のフェリー乗り場に向かうことにした。ここら辺も歩いたことがない地域だったので、キョロキョロしながら歩く。途中運動場があって、その隣に室外プールが。なぜかそこで泳いでいる白人がみな頭髪の薄い方々ばかりで、ガタさんは「ハ●がひとーり、ふたーり、あ、さんにん泳いでるー」などとのたまっていた(笑)。

 その運動場から灣仔フェリー乗り場はすぐ。ここからフェリーに乗ったことはなかった。というよりこちら側に路線があることに今朝気がついた(^^;。まだまだ発見が多いなぁ。所要時間はほとんど変わらず。4分ほどの時間の間に、良い感じでフェリーが揺れていて眠りに落ちそうになったので、ふとガタさんを見ると、先に寝ていた…。やられた。がまんして起きていることにした…。

 フェリー到着。元来た道を戻るのは芸がないので、今度はカントンロードを北上し、DFSの前を通り、それからHyattへ。僕は現金が無くなっていたので途中で別れてCITIBANKで出金してからホテルのロビーに。りょうこちゃんと跡部さんが待っていて、はなちゃん、石井さん、狩野さんの3人は早速買い物をしてきて、その荷物を部屋に置きに行っているとのこと。りょうこちゃんと跡部さんは10時過ぎまで寝ていて、それから近所にあったお店で飲茶を食べに行ってきたとのこと。

 5分ほどして全員集合。いざペニンシュラへ。いつ行っても人がたくさん並んでいるのあきらめていた、アフタヌーンティーにチャレンジ。13時20分頃着いたけど、全然列になってない。平日の昼間は空いているのかなぁ、なんて言いながら席に案内してもらう。そこでメニューをもらったら、アフタヌーンティーのメニューがない!。ガイドブックなどによく載っている、三段重ねのスコーン・ケーキのセットは、19時からとなっている。ウェイターに聞いたら、アフタヌーンティーは14時からとのこと。まだ30分以上ある…。道理で人が並んでないわけだわ。いったんそこを出て、適当に時間をつぶして戻ってくることにする。

 あんまり時間的に余裕もないので、とりあえずペニンシュラのロビーに14時の5分前に集合と決める。で、僕がHMVに行く、と言ったら結局みんなそこに行くことに。HMVでははなちゃんから「ケリー・チャンのベスト盤があるよ。もちろん買うでしょ?」と言われ、その場で購入(笑)。跡部さんも4枚くらいCDやVIDEO CDを買ってた。あと、ジジ・リョンのCDも見たかったのだけど、見つからず。アルファベット順じゃなくて、漢字の順で並んでいたのでうまく見つけられなかったのだ。残念なり。

 あっという間に時間が。HMVを出てペニンシュラに向かうが、石井さんだけいない。どうやら先に戻ったみたいなので、とりあえずペニンシュラに行ってみたら、やはり先に一人で戻っていた。ロビーを見ると、すでに人が並んでいる。やはりみんな14時からって知っているのね(^^;。早速列に加わる。

 どうも、7人で入るのは時間がかかりそう。そこで、みんな話に花を咲かせている。でも予想よりも早く、20分ほどで席に案内される。で、オーダーに来たウェイターが「三段セット?」と日本語で質問(笑)。もちろん、人数分三段セットをオーダー。いやぁ、きましたきました、ガイドブックなどの写真にあるとおり、“三段セット”が。香港来て良かった、と思った瞬間(笑)。早速写真撮影が。一通り撮ったあと、早速いただきまーす。これがまたおいしい。ケーキは少し甘めだったので、甘いのが苦手な狩野さんは少ししか食べなかったけど、スコーンはとてもおいしくて、しっかり食べてた。
三段セットとはなちゃん

三段セットとはなちゃん

 1時間ほどのアフタヌーンティータイムを楽しみ、次はビクトリアピークに登ろう、ということになる。今日はこのままずっと集団行動になる見通し。思ったよりもみんなの意見がまとまりやすいなぁ。16時近くにペニンシュラを出て、フェリー乗り場へ。当然フェリーで行くでしょう(笑)。

 途中、女性陣が本屋さんに目が釘付け。ちょこちょこっと買い物開始。僕もついでに絵はがき購入。割と安かったし、お金を崩したかったのでちょうど良かった。10枚購入。今回はこの程度で十分かな。

怪しい中国人

怪しい中国人…ではなく跡部さん
 なんだかんだで30分ほど過ごし、またフェリー乗り場へ向かい始める。ちょうどフェリーが来たところだったので、そのまま乗り込み、窓際占拠。4分ほどの海の旅を終え、中環到着。目の前にあるバス乗り場から、ピークトラムの駅までバスで。しかし、ちょうど行ってしまったあとらしく、次のバスまで20分ほど待つことに。まぁ、ちょうど日が暮れ始めていて時間的には良かったのかも。

 ピークトラム駅行きのバスは、今まではずっと2階がオープンになっているダブルデッガーだったのに、今回は初めて普通のバス。ちょっと残念。まだオクトパスにお金を装填してなかったので今回も現金。バスの中では、なぜか跡部さんが中国語の辞典を持っていて、それで言葉を調べ始める。跡部さんの鞄は四次元ポケットか??。
フェリーにて2

フェリーから香港島を臨む

お札

お札を手に
 ピークトラム駅に着き、早速チケット購入。がたさんとはなちゃんは、お札を見て喜んでいる。香港では3行の銀行にお札の発行権を認めているのだけど、その3種類がそろったとか。早速写真を一枚。そのままちょうどトラムが来ていたので、そのまま乗り込む。ピークトラム初めての人が多く、みんなこの無茶な勾配を上がっているトラムに驚いたり、喜んだり。あっという間に頂上へ。

 まずは目の前にあるショッピングモールに入ってみる。スウォッチのお店をしばらく冷やかしたあと、1時間ほど自由行動にしてみた。まだ空が明るかったので、時間つぶしに。僕は夜景が見たかったので、暗くなるまでここらへんにいたかったのだ、実は(笑)。で、みんなは暗くなる前に下界を見下ろしたいということで、また駅の方に戻っていった。僕と跡部さんは、前回藤村さん・もりもりと入った、ピークカフェに行って少し早い飲みタイム(笑)。飲みながら絵はがきを書き書き。

 二人で2杯づつアルコールを飲んだらちょうど1時間ほど。赤ら顔で18時半にショッピングモールに戻る。全員集合したので、また駅に戻って、夜景を眺める。が、僕以外の人はすでに十分に堪能していたらしく、寒いので早く帰りたかったらしい(^^;。確かに夜の山の上は結構風が強くて寒くなっていた。でも、見たいものは見たいのだ(^^;。なぜかりょうこちゃんと二人きりで夜景を…。これが恋人だったらいいのに、なんて話しながら5分ほど眺めいる。すると跡部さんが寄ってきて、3人でかたまって下界の景色を見下ろす…、と、今度はガタさんがやってきて、「跡部さーん、ミイラ取りがミイラになっちゃ困るよ〜」だって。跡部さんは僕らを呼びにやってきていたのでした(笑)。
香港の夜景

何度見ても美しい夜景

写真講座

狩野先生の写真講座
 夜景も見れたし、夕ご飯を食べに行くことに。今夜は上海ガニ!。今回の旅の目玉でもある。お店はガタさんたちがガイドでチェック済み。今朝通ったショッピングモール、パシフィック・プレイス内に上海料理があるとのこと。そこに向かうことにする。展望台から降りようと思ったら、ガタさんと狩野さんがいない…。あれ?と思ったら、狩野先生がガタさんに夜景の撮り方講座(笑)。

 ピークトラムの下りを堪能したあと、歩いて向かう。パシフィック・プレイスはMTR金鐘駅のそばで、ピークトラム駅から歩いて10分ほどだから、中国銀行の特徴的な建物のそばを通って、夜の香港島を楽しみながら行くことにした。もちろん道案内は僕。もう香港は勝手知ったる、という感じなので。まだショッピングモールの名前などを全部覚え切れていないので、だいたいの方面くらいしかわからないのだけど。
誰の手?

ピークトラムの中にて

ビルのライトアップ

ビルのライトアップ
 中国銀行の鋭利な建物は、やはり建築学科出身の狩野さん的に興味津々らしい。真下からみんなで写真を撮ってみた。ガタさんは三脚まで出してみたが、やはり難しいらしい。特に狩野先生のダメだしが厳しいのでよけいに大変みたい(笑)。この「ダメだし」、ツアー中ずっと続くのであった…。

 パシフィック・プレイスに着き、ディレクトリを見てお店決定。ガイドにも載っていた「夜上海」というお店。行ってみると、予約がないなら21時まで入れないよ、とのこと。あと1時間半ほどある。その場で予約を入れて、カフェでのんびりすることに。フォーションのお店があるようなので、そちらに向かう。同じパシフィック・プレイスでも、1ではなく2の建物の方にあるので、ちょっと距離があった。5分ほど。

夜上海
Ye Shanghai
Level3 Pacific Place 88 Queensway
Tel 2918-9833
MTR金鐘駅徒歩3分

 で、お茶やコーヒーを飲みながらまったりタイム。明日はマカオに行こう、という話になったので、マカオでどうするか決め始める。僕は跡部さん、りょうこちゃんの3人でスタンプラリーを決行することに。当初は、マカオは前回行っているので行かないつもりだったのだけど、スタンプラリーとなると話は別(笑)。予定では、フェリーで中国経済特区・珠海市に行き、そこからバスなどで移動し、マカオ特別行政区へ徒歩で入境。その後フェリーでシンセンへ。そこからまたまた徒歩で香港に戻ってくるという、すごい計画。いったい一地区何分いられるんだろう(爆)。まぁ、このメンバーでないとぜったいにこんなコトは出来ないので、諸手をあげて賛成(笑)。そういえばこの3人+前回香港食い倒れツアー参加者のK'の4人で、ロスに行ったときも同じようにメキシコ・ティファナに行ったっけ…。何年たっても同じような行動パターン(^^;。
相談中その一

相談中その一

 時間も程良くなってきたので、お店に向かう。もちろんすんなり席に通される。が、どうやら21時からステージでバンドの生演奏があって、通された席がステージに近すぎるので、席が空き次第もう少し後ろの席に移してくれるとのこと。とりあえずその席でオーダーをすることに。ウェイターにお勧めを聞きながら、跡部さんが注文を。もちろん上海ガニは忘れずに。結構な量を頼んでいたが、多分食べれるだろう。

 ドリンクがほぼ出そろったところで席が空いた。早速移動。しかし、僕と跡部さんの紹興酒がまだ出てこない。5分ほどそのままオアズケ状態。出てきたら、冷やで頼んだのに熱燗で。ま、どちらでも好きからOK。これは5年モノの瓶出し。ようやく乾杯。まず最初に上海ガニが。これは、大きなカニがもう3つしかないけどどうする、と言われて、大きいのを全部と、小さいのを8個頼み、小さいのは一人2個ずつにして、大きなのは一人分にあてがうことにしていたのだった。

 上海ガニは初めて食べたけどおいしい。こんな風に食べるとは知らなかったけど、真ん中でぱかって割ってあって、そこからむしゃぶりつくのね。んまいんまい。次々に運ばれてくる料理。しかしはなちゃんはカニに時間をかけすぎて次の料理に移れない(笑)。カニを食べている間に3皿ほど出て来ちゃってた。

 スープは、ワンタンを5人が、僕と石井さんだっけ、2人だけがヘビのスープ。少し変な味がするのかなぁ、と思ったけど別にそんなこともなく、あえて言えば漢方っぽい感じ。体が健康になりそうな味だった。嫌いじゃないな、この味。それ以外にもエビチリソースをかけた魚とか、木の美を炒めて、パイに包んで食べるものとか、いろいろ。とにかく盛りだくさんで、結局食べきれず。

 食事をしている間ずっと生演奏だったのだけど、40代くらいのおっちゃんがステージ前に出てきて、女の人(暗かったので正確ではないけど、おっちゃんよりは若そうだった)と共に踊りまくり。くるくる回りまくって、大変なことになっていた(笑)。単なる客なのか、客寄せのサクラなのか、わかんないけどとにかく肩で息するくらい踊りまくっていた。あんだけ元気なら老後もぼけないんじゃない、とか失礼なことを誰かが言っていたような(笑)。

 23時近くにお勘定。お一人様850HK$。日本円で…約12,000円也!!。日本でもそんな金額の料理を自腹で食べたことないよ(^^;。余った料理はお持ち帰りにして貰って、翌日の朝食に変身。

 パシフィック・プレイスの真下に地下鉄の駅があるので、そのまま地下鉄で尖沙咀まで。翌朝9時に集合することを決めて、各自部屋へ。僕は部屋に戻ったら早速ネットへ接続。跡部さん曰く、1回接続するたびに5HK$かかる、と言っていたので(ローカルコール自体は無料)、つないだらつなぎっぱなしでメール等を書いた方がいいみたい。2回接続に失敗した後、3度目でなんとか成功。一通りメールを読んで、エッセイを書いて今日はおしまい。


翌日へ…