香港大学訪問記 2日目


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Agenda
 6時半に目覚ましなるも、中々ベッドから出られず、結局7時起き。シャワーを浴びて、すぐにPCを起動。ネットを使うにはフロントに電話しなきゃいけない。これがこのホテルの難点かな。ちょいと面倒。

 電話したら、パスコードをくれるんだけど、パスコード取得してからかけ直す、というので待っていたら、部屋に備え付けのFAXがジジジ、と動いた。ヘッドクリーニングかな、と思ってあまり気にしてなかった。しかし折り返し電話が入り、「パスコード上手くいった?」と聞かれて、「はぁ?」と答える。この電話で教えてくれるんじゃないの?

 前回は電話で教えてくれた。が、今はなんと部屋のFAXにパスコードを送信してくれているのだった。先ほどのジジジはこれだったのか。見てみると確かにパスコードが書かれた紙が出ている。電話だと聞き間違えなどもあるから、確かにコレは資産の上手い活用方法。

 今日は午前中に香港上海銀行(HSBC)のPower Vantage口座を開き、16時半から香港大学のビジネススクールを見学するのだ。HSBCではいつも朝から長蛇の列、と聞いていたので、8時半過ぎにはたどり着きたい。ということで、メールのチェックが終わり次第、出発することに。朝ご飯は口座開設後、いつもの羅富記に行くことにしていた。

 朝寝坊しちゃったので今回はMTRで中環へ。8時40分頃HSBCに到着すると、まだ僕の前には2人しか並んでいなかった。良かった。でも10分もしないうちに20人くらい後ろに並んでいた。やっぱり早めに行って良かったよ。9時ちょい前に、エスカレータ使って良いと警備員さんからOK。すぐに上に上がる。

 エスカレータ上がって左に行くと、口座開設などをしてくれるエリア。ここの入り口で口座を開きたい、パスポートと国際免許と現金持ってきているよ、と伝えたら、スムーズに担当を紹介してくれる。

 担当はメガネをかけたいかにも、という香港人の女性。申請書を印刷して記入してきたので、それを見せながら話を進める。特に問題なく開設作業が進む。後々ネットでファンドを買うには、初回のみ店頭で購入する必要がある、という情報があったので、この場で1つ申し込む。リスク許容度確認用の質問に答えると、5段階の3。まぁ真ん中だろうと自分でも思っていたけど(^^;。それに合わせてファンドを1つ購入。

 ネットの情報ではここで手数料のディスカウントがあったとかいう話もあったが、僕の場合は無し。担当者によって、もしくは時期によって違うのかな。まぁ仕方がない。ATMでPIN番号の変更をして、ココでのお仕事終了。ちょうど10時になったところだった。HSBCの小切手帳もゲット。何に使うのか、と思われるかもしれないが、実はトラムツアーの支払いや、ビジネススクールの支払いなどは現金送金か香港の銀行発行の小切手支払いが可能。ということで僕にはそれなりに利用価値があるのだった。

 さて、一仕事終えたし、朝ご飯だ。中環のHSBCから徒歩10分程度で羅富記へ。結構混んでいて相席。いつもの皮蛋痩肉粥を食べる。これ食べないと香港来た気がしなくなってきた(笑)さくっと食べ終わって外に出る。結構蒸し暑い上にお粥食べたから汗出まくり(^^;。歩いて中環まで引き返す予定だったが、あまりの暑さについトラムに乗ってしまう。が、これが失敗。トラムは基本的に冷房がないのだった…。しかもめっちゃ混んでるし。汗だくのママMTR中環駅前まで。そこからまたMTRで尖沙咀へ戻る。そのままいったんホテルへ。

 さて、次の予定は16時半に香港大学。とはいえ、初めていく場所だから15時くらいには出ておきたい。その前にDVDやCDなども買い込んでおくのが良かろう。ということで、まずは香港大学の場所を正確に把握。アドミッションオフィスの方からメールで住所は聞いていたが、英語だったのでそれだけでは場所がイマイチ。

 こんな時に活躍するのが、前回の旅行時に購入した『香港地方街道指南』と『通用乗車地図』。これで香港大学の場所を把握。MTRやトラムからは遠いのは知っていたので、どの巴士(バス)で行くかルートを確認。ポストイットで印つけておいて、確認終了。巴士站(バス停)は置地文華酒店(Landmark Mandarin)の向かいが一番便利っぽい。ついでに、明日11時半に約束している香港中文大学のルートも確認。こちらはメールで細かく指示してくれていたので、地図を眺めるだけでOKだった。KCRで大学駅にて降りれば、シャトルバスがあるとのこと。とはいえ、こちらも初めて行く場所なので、余裕見て9時くらいには出ておきたい。

 場所も把握したし、ホテルでだらだらももったいない。ので、香港大学の資料と、朝ポストされていた朝日新聞を持ってホテル隣のスターバックスへ(笑)ホテルでも変わらない、と言われそうだが、気分的な問題。ラテを飲みながら質問などを確認。まったり過ごす。

海港城

海港城
 13時くらいになったので、買い物などをすべくHMVへ。まずは基本価格の確認。大体値段を把握したら、次に廣視軟件専門店(WindSight)へ。こちらの方が明らかに安いのと、HK$100以上ならカード利用OKなので、こちらでまとめて購入。そしてまたホテルに戻って、荷物を詰め直す。そろそろ小腹も空いてきたので、お昼ご飯。こちらも最近毎回訪れる、海港城(Harbor City)の『翡翠拉麺小龍包』。海港城は行く度に改装されていて迷うんだけど(^^;、今回も迷ってしまった。お店はやはり8割程度の客入り。平日の14時でこれはなかなか。美味しい証拠だろう。担々麺と小龍包をオーダー。

 日本でも最近担々麺をメニューに見かけると頼むのだが、やはり辛さが違う!辛旨。小龍包も美味しい!食べ物的にはもう満足。全部平らげるとまたもや汗だく…。これから人に会うってのに。さっくりお店を後にして、フェリー乗り場に向かう。

 フェリーを下りて、一路置地文華酒店へ。既に待っている欧米人が1人。でも相当待っていたようで、5分くらいしたら待ちきれずに的士に乗って去っていった。さて、僕はまだ時間があったので、のんびり待っていたら、緑色の小巴(ミニバス)が到着。これが香港大学も通るバスらしい。ということで乗り込んで運転手に「香港大学?」と聞くとイエスとのお答え。これで大学まで行けるか、と思っていたら…、フェリー乗り場前に回され、そこで降りろと言う。あれ?と思ったら、どうやら置地文華酒店は香港大学「から」来る路線で、そちらに行くためにフェリー乗り場前にある小巴乗り場で乗り換える必要があったようだ。だったら最初からこっちで待てば良かった…。とりあえず乗り換え。乗り換えた運転手には前の小巴でお金払った旨伝えて、無問題。
置地文華酒店

置地文華酒店

香港大学

香港大学
 僕が乗ったら小巴はすぐに出発。地図と景色を見比べながら、ちょっと緊張しながら乗っていた。丁度最近張柏芝主演の『忘不了』を観たところだったので、小巴に乗れたのはちょっと嬉しかった(映画の中だと赤い小巴で、赤い方は路線が明確には決まっていない。運転手次第)。で、香港大学前にて、運転手がココだよ、と教えてくれたので無事到着。16時チョット前に着いてしまった。ま、遅れるより良いでしょう。

 地図では気がつかなかったが、香港大学は山の斜面にある。そのため、校舎間の移動ではアップダウンが結構ある。もちろんエレベータやエスカレータが完備なので、体力的にきついということはあまりないけど。ビジネススクールのアドミッションオフィスは結構奥の方、つまり山の上の方なので、エレベータ、エスカレータを使って上の方に登っていく。途中校舎の中をフラフラ見たりして。今日も普通に授業があったようでそれなりに学部生がいるが、学部生は結構女の子比率が高い気がする。未来のエリート達。日本でいえば東大だからね。

 上手く時間を潰して、16時半ちょい前に、アドミッションオフィスへ。受付にて担当の方を呼び出して貰う。サチン、という名前からして香港人ではないな、と思っていたら、なんとインド人だった…。インド人の英語はちょいと苦手。挨拶してみるとやっぱり結構早口。でも意外にわかりやすい、というかあまりインド英語のクセがない。こちらが日本人だから分かりやすく話しかけてくれているのだろう。しばらくすると、日本での説明会に来てくれていたトミーさんも出てきてくれてご挨拶。以降はサチンさんが案内してくれるとのこと。とりあえず一通り、校舎を案内して貰いながら、いろいろ話を聞くことに。

 図書館や寮、学生センターなどを見学させて貰う。学内は全て無線LAN完備とのこと。すばらしい。しかし、よくよく話を聞くとビジネススクールのクラスはほとんど金鐘にあるサテライト校舎にて受けるので、こちらはあまり使わないみたい…。うーむ。カフェに入ってコーヒーおごって貰い、さらに細かく質問。結構答えにくい質問も出したがスパスパ答えてくれた。この頃になると僕の英語レベルを理解したのか、超インドなまりの英語になってきた…。理解できるけどさ。さっきまでと明らかにちがうぞい。

 さて、17時半になったので、そのサテライト校舎に向かうことに。タクシーで金鐘へ。太古広場(Pacific Place)の目の前の複合ビルの中に、香港大学のサテライト校舎はあるのだった。全く知らなかったよ。中は結構キレイ。で、在校生に1人だけ日本人女性がいるということで、会わせて貰う予定だったがどうも事前のネゴがなかったようで(笑)、見あたらず。仕方がないのでクラスが始まるのを待っていたパートタイムMBAの学生(香港人とインド人)に話をさせて貰うことにした。こちらもいろいろ本音トークしてくれたので非常に有り難かった。

 18時半からStrategic Organizationのクラスを見学させて貰う予定だったが、このクラスにお目当ての日本人が出るとのことで、クラス開始5分前にその方はやってきた。ということで簡単にご挨拶。教授にも簡単にご挨拶してから、教室に入る。そして学生さんに授業開始まで質問攻め。

 授業はエリヤフ・ゴールドラットの『The Goal』で紹介されている、プロセス改善のためTOCを見つけ、改善していくことについて講義。本を読んで知っていたのでそんなに目新しい内容でもなかった。それよりもビジネススクールの授業は、教授が質問するとみんな一斉に手を挙げて質問に答えていく、というイメージがあったが、どうもアジア人はどちらかというと無口らしい(^^;。手を挙げて発言しているのも欧米人かインド人が主。

 休憩時間になったので、お礼を言って授業を後にする。今日は非常に収穫が多かった。しかし疲れた〜。銅鑼灣までトラムで移動して、マッサージを受けてからホテルに帰るとするか。外に出たら雨が降っていた。傘持ってきて良かった〜。スコールみたいに結構降ったみたいで、今はまだマシ。スコールから連想して『さよならを過ぎて』を思い出しちゃったよ(^^;。
雨の香港

雨の香港

 銅鑼灣に着いて、マッサージを受ける前に時代廣場にてご飯を食べることにした。いつも列が出来ている、時代廣場地下1Fの『元氣壽司』にチャレンジ。いつも並んでいる、ということはそれだけ美味しい、ということだろう。とはいえ、こういうのは1人の時じゃないとなかなか体験できない。今日も前に10人程度並んでいる。時間にすると30分程度の待ち時間だろうか。とりあえず並んでみる。

 やはり30分程度で中に入れる。システムは日本と同じ。違うのは、回ってくる寿司皿には必ず透明プラスチックのカバーが付いていること。虫除け?まぁこの方が衛生的で良いかも。ネタは取り立てて変なモノはなく、ごくオーソドックスなものばかり。あぶりサーモンが絶品だった。結局2,000円分くらい食べてしまった。15分ほどでお店を後にする。VISA/MASTERで決済可能。JCBは試さなかった。

 さて、マッサージに行くか。ということで『金朝陽中心』へ。まずは『足多賽』へ向かうが、外のプレートにはまだ名前があったが、実際にはお店は閉店しているようだった…。立地条件の割にはまったく客が入っていない様子だったから、ヤバイかなとは思っていたが。値段も安くて腕も良いので気に入っていたのに。残念。しかしこのフロア、残ったお店は豊胸系のエステなので、エレベータが来るまで非常に緊張した(笑)次にエレベータを乗り換えて『華夏保健中醤院』へ。するとこちらは22時で閉店のため、21時半に現れた客はNG。残念。

 仕方がないので尖沙咀に戻って、『大班足浴』に行くことにする。時間がもったいないし雨降ってるし、でMTRで移動。22時チョイ前にお店に入ることが出来た。待ち時間無しで全身マッサージ受けることが出来た。今回はユニフォーム着た女性だったので助っ人ではないようだ(^^;。かなり良い感じに肩凝りなどほぐれて、23時過ぎにホテルに戻る。

 戻って相方と電話。それから明日訪問予定の香港中文大学の資料などを確認して、1時頃就寝。


翌日へ…