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2001年07月〜09月 Last up date:2001年09月29日

2001年09月30日更新

フライト日記のINDEX

2001.07.08 (日)

梅雨の真っ盛りですが、昨夜の気象情報では飛べそうな予報でした。チャンスを逃してはいけません。自宅を6時半に出発しました。今日の首都高速は、車が少なくていつもより早く着きました。クラブハウスに8時半に到着したので、まさか誰も来ていないと思っていたら、なんと、スカイエンジェルの一等講釈師の竹下教授が来ていました。なんでも、竹下さんの車を奥様が使う為に、娘さんの軽自動車を借りて来たので、早く自宅を出たそうです。そうしたら、順調に着いて、8時には、到着してしまったとのこと。少しして、高橋さんが来ました。AVDバリオのメモリー電池の交換をして貰いました。しかし、初期設定がうまくいかず、そのままテイクオフに上がってしまいました。私は、もうひとつバリオがあるので、良いのですが、正子は、高橋さんのAVDバリオを借りる事になりました。

今日の高峰は、朝からとても良い風が吹いていました。少し東風だった為にテイクオフで往生した人が何人かいました。私は、少し早い時間に出ましたが、出てすぐにシンクに遭い、テイクオフ前でギャラリーが大勢いる中を沈んで行きました。しかし、この時は、渋いサーマルをゲットしてトップアウトして、高橋さんのカメラに納まった(?)と思います。誰もが、そのままランデイングへ行くと思っていたに違い有りません。テイクオフから約300mゲインしてひとりで楽しく飛んでいましたが、またもやシンクに遭ってしまいランデイングに向かいました。ランデイング上空約150mで弱いサーマルにヒットしました。プラス0m/sのリフトってリフト?

何分回したでしょうか、幸い、右旋回でしたので、苦になりませんでしたが・・・。下に高橋さんのレスポンスが来て、同じサーマルで回し始めました。高度差は、50mくらい。渋い中で回し続けてとうとうトップアウトしました。この時も、いつもの自分なら諦めて降りてしまうところでした。その後、高橋さんもトップアウトして涼しい空中散歩を楽しんでいました。
私が降りる頃に出た正子は、とても良いサーマル雲の下に入って長時間フライトをしていました。何とも羨ましい限りです。
リフライトに上がったのですが、サーマルは売りきれで、高橋さん、竹下さんとランデイングまでのタイムレース(??)をしました。1位は、最後に出て最初に降りた竹下教授で2位は、2番目に出て2番目に降りた私でした。ビリは、最初に出て、最後に降りた高橋さん。
帰りは、高橋さんと一緒にイワシ寿司を賞味して帰宅しました。
今日のフライト 1本目 11時07分テイクオフ 滞空時間 48分 最大上昇率 4.3m/s 最高々度 927m
          2本目 13時40分テイクオフ 滞空時間 08分 最大上昇率 1.4m/s 最高々度 518m

2001.07.18 (水)

昨夜、会社の若者の歓送迎会がありました。新潟支店転勤する人と間接部門へ転出する人、それとバンコク支店から帰国した人です。美味しい酒を飲んで、今日の出発の為に二次会には出ないで帰宅しました。朝、五時に起床して暑い中を空港まで行きました。7時5分発のJL101便は、ほぼ満席でした。伊丹空港からバスで川西まで行きました。川西池田駅の切符自動販売機が全部不作動なので、窓口に行ったら「信号故障で電車が止まっています」とのこと。「切符は販売出来ないので、証明書を貰って降りる駅で運賃を払って下さい」と言われました。三田と新三田の間の信号機が故障したらしいです。宝塚行きの快速電車は、次から次へと来ましたが、篠山口行きは、全然、来ません。約1時間半ほど川西池田駅のベンチに座って待ちました。運輸会社に勤務する私としても、このような時は、的確な情報が欲しいと感じました。大阪行方面は、しきりに放送していましたが、下り方面は、乗客が少ない為か、全然、放送されませんでした。

加藤さんに携帯で連絡して、少し遅れる事を伝えました。岩屋では飛べているようです。焦っても仕方がないので、のんびりと待ちました。
いつもなら、10時50分に到着する柏原に約1時間遅れて、12時過ぎに到着しました。駅には、加藤さんが迎えに来てくれていました。一ヶ月ぶりの再会でした。笑顔で迎えてくれました。岩屋では、いつもの平日組がフライトしていました。昨日、岩屋に戻ったロビンが丁度ランディングする所でした。すかさずビデオ撮影をしました。中村君、サファイアさんと次から次へと降りて来ました。私は、加藤さんの家に預けてあるパラ用具を取りに行き、その帰りにテイクオフへ上がるスクール号とすれ違いました。加藤さんから「飛べるかどうか分からないけれど、その車で上がって来て下さい」と無線が入りました。南テイクオフは、弱い右クロスの風でした。加藤さんがAVAX-RXでテイクオフしました。いつもながらの見事なテイクオフでした。ビデオカメラに収めました。久しぶりに会った、ダンディ吉井さんが出たら、凄いシンクでした。飛ぶ意欲が無くなってしまいました。先に飛んだ加藤さんからも、無線で「風が余り良くないから無理して飛ばなくても良いですよ」と連絡が来ました。準備が終わっていた私は、立ち上げて見ましたが、やはり、良くありません。テイクオフを中断して、キャノピー が藪に引っかかってしまいました。回収して汗だくになりましたが、もう、飛ぶ意欲は無くなりました。来たばかりで怪我するのも嫌なので車で降りる事にしました。

矢田名人が夏休みを取って岩屋にずっと滞在していました。夜は、黒井屋さんで一緒に食事しました。その後、加藤さん宅で、ロビン、矢田名人と一緒に、美味しい酒を飲んで、飛べなかった岩屋の初日が終わりました。

2001.07.19(木)

朝、矢田名人は、早く起きてどこかに出かけて行きました。私は、ロビンと二人で喫茶店パブリックに行き、モーニングサービスで朝食をしました。今日は、飛べそうです。しかし、正子が来るので柏原まで迎えに行かなければなりません。スクール生の人たちと一緒にテイクオフに上がり、テイクオフを見ました。その後、私もフライトしました。弱いですが、リフトがあり、気持ちよくフライト出来ました。迎えに行く時間が迫ったので、ランディングしました。迎えに行く途中、正子から携帯に電話が入り、柏原に到着したとのことです。

正子のパラ用具は車の中に積んであったので、正子は、ショップに着いてからすぐにテイクオフに上がる事が出来ました。正子が準備して風待ちしている時に、加藤さんから「今、飛んでもぶっ飛びになるかも知れないので、もう少し待った方が良いかも知れませんヨ」と無線が入りました。私は、「ぶっ飛びでも良いから、正子は飛びたいと言っています」と正子が何も言っていないけれど返事をしました。飛べそうな時に飛んだ方がいいと思ったのです。結果は、その方が良かったのです。正子は、弱いリフトの中をとても良いフライトをして、結構、長い時間飛んでいました。皆、飛んで残ったのは、私とダンディだけでした。空模様が暗くなって今にもひと雨来そうでした。私たちは、顔を見合わせて、機体をしまいました。そのうちに風がフォローになって南テイクオフからは出られなくなりました。仕方がないので、北西テイクオフに移動しました。北西テイクオフも弱く、寧ろ東テイクオフの方が良さそうです。ダンディは、東からテイクオフしました。しかし、右クロスの風で危険な要素があります。TAKの金川さんとふたり、リスクを負うこともないので、また、南テイクオフに移動しました 。暫く待って南テイクオフから出ました。弱いリフトでしたが、しつこく回して結構長くステイ出来ました。南から北西へ移動して、また、南に戻ってのフライトでしたが、待った甲斐がありました。
この日のフライト 1本目 10時11分テイクオフ フライト時間 21分 最高高度 740m最大上昇率 2.8m/s
2本目16時04分テイクオフ フライト時間 55分 最高高度800m最大上昇率 2.7m/s
夜は、氷上の虎寿司に行き、豪華にフライト祝いをしました。ロビンが寿司でも何でも「美味しいです」と言って食べるので嬉しくなりました。

2001.07.20(金)

今日も飛べそうです。海の日の祝日の為、朝から大勢の人が来ています。2台のスクール号で上がりました。テイクオフには、助教員の植松さんがいるので、安心してフライト出来ます。私は、10時49分にテイクオフしました。テイクオフは、風が弱くて出られないようで、私の後には、誰もテイクオフしませんでした。リフトが弱く、ノーマルルートを沈下して行きました。尾根の突端で弱いリフトがあり、丁寧に回していたら、少しずつ上昇して行きました。しつこくしつこく回して、とうとうトップアウトしました。まさか私が低い位置から上げ直して来るとは、テイクオフにいた人は思いもしなかったと思います。たったひとりで飛ぶのはつまらないものですが、このようなフライトは、結構嬉しいものです。ジャイアンの声が無線で聞こえました。「空の上からこんにちわ」と挨拶しました。ノーマルルートにもリフトが無くなったので、前山に移動しました。ここも弱いリフトがリッジにありました。ひとりなので自由に動けました。何時間でも粘れそうでした。GPにいる加藤さんから「何時間でも飛んでいたらどうですか」と無線が入りました。その後、急に風が変わったようで、あっと言う間に シンクに入ってしまいました。ランディングに届かないのではないか、と不安になるくらいのシンクでした。幸い機体の性能に助けられてランディングに行けました。私が降りてから出た人たちは、結構良いサーマルに当たって遠く、粟鹿山の方に飛んで行きました。羨ましい! ジャイアン、辻本さん、マコっちゃん、キキ、ペコちゃんたちです。

地上に降りると暑くて、汗が噴き出ました。暫くショップで休んでから、午後、またテイクオフに上がりました。北西テイクオフの方に風が入っていたので、北西に行きました。宮田君が丁度良い風の中を上手にテイクオフしました。風の変わり目で、町からの南面のサーマルと北西面のサーマルがぶつかっている辺りでリフトがあります。無線で、誘導してあげたら、あっと言う間に高く上がって行きました。その後に、UDOさんが出て行きました。同じコースを飛べばいいのになあ、と思っていたら、大きく左に外れていました。無線で誘導したら、UDOさんもサーマルにヒットして高く上がって行きました。その後、アークの人たちが出ました。UDOさんは、軽い雲の吸い上げに遭っている見たいなので、無線で注意するように呼びかけました。大箕山の方に移動して行ったのでひと安心です。

しかし、私の番になったらピタリと風が無くなってしまいました。とても出られそうもありません。諦めていたら、加藤さんがタンデムを飛びに来ました。加藤さんは、殆ど無風の東から、それもクロスでテイクオフして出ました、驚きです。ジャイアンに「風が来ているから大丈夫」と促されて出る事にしました。テイクオフにいた人たちが私のキャノピーを持ってくれました。一体何人の人が持ってくれたのでしょうか。苦手なフロントで、しかも苦手な東テイクオフから…。「苦手と苦手が重なると、マイナスかけるマイナスでプラスになるかなあ」とブツブツ言っていたら、「いいから早く飛べば…」と正子が言いました。正面から本当に弱い風が来たのを感じてテイクオフしました。テイクオフしてすぐにビデオカメラを取り出して、先に飛んでいる加藤さんのタンデムを撮影しました。単なるぶっ飛びですが、とても穏やかで気持ちが良いフライトが出来ました。
夜は、ジャイアンと二人で男の料理で冷やしうどんを作りました。「くらふとるうむ」のオカマさん、いや、岡本さんが来て賑やかな晩餐となりました。
この日のフライト 1本目 10時49分テイクオフ フライト時間32分 最高高度 893m最大上昇率 2.8m/s
2本目 16時39分東からテイクオフ フライト時間 7分 最高高度 644m最大上昇率 0.5m/s 

2001.07.21(土)

今日も大勢の人が来ています。早めにテイクオフに上がりました。出た人は、皆、とても良い飛びをしています。正子は、早くも高く上げています。私も出ようとしましたが、テイクオフでうまくライズアップ出来ずにスタ沈してしまいました。TAKの西田奥さんに助けて戴きました。ありがとう。どうも、最近、立ち上げが良くないんです。暫く、休みました。アークの人たちがやって来て、中に入れて貰い出ました。今度は、クロスでテイクオフで出られました。出てすぐにサーマルにヒットしてそのままゲインしました。そんなにサーマルは強くないので、上げるのに苦労します。秋葉ちゃんのAVAXと一緒に並んで飛びました。私の古いVERTXの方がスピードが出る様です。追い抜いて行きました。久しぶりに岩屋で楽しいサーマルソアリングが出来ました。しかし、シンクにはまってしまい、1時間ちょっとで降りてしまいました。降りたらとても暑い地上です。機体の片づけをしようかとしていたら、加藤さんのけたたましい無線の声がしました。「正子さん、バンザイして。そのまま翼端を折って下さい。大久保さんは、どこにいますか。正子さんが潰されてたいへんです。行って上げて下さい」ん? 空を見てももう、見えませんでした。行こうにも車がありません。そしたら、少し先に降りた本田君が「駐車場に来て下さい。車、出します」と無線で言ってくれました。急いで車に乗って、高源寺方面に向かいました。正子のXRAYが翼端を折ったまま降下して来ました。ハングのランディングのすぐ近くの河原に降りた様です。本当に驚きました。一体、何があったのか…。でも、無事に降りられて安心しました。自分が飛んでいて潰された時よりも、心臓が止まりそうでした。思わず、正子に怒鳴ってしまいました。安心したのが、逆に腹が立ったのでしょうか…。怒鳴っていて、可哀想に思いました。ああ、無事で良かった。かなり大きく潰されたようです。私は、過去に10回以上潰された経験がありますが、正子は、初めての経験でした。でも、XRAYのお陰で大事に至らなくて済みました。正子もかなりショックだったようです。暫くショップで休んでいました。

午後になって、また、テイクオフに上がりました。しかし、ここ数日の不安定な天気が繰り返されていて、どうも風も安定しません。南テイクオフでは、ずっと上で待っていた、田山君と呉君の二人のスクール生がいました。南テイクオフは、風が弱く出られません。時間は、3時過ぎです。「出てもぶっ飛びだろうなあ」と皆、フライト意欲が消失しつつありました。上には、車が無いので、降りるなら迎えに来て貰う必要があります。何となく、全員が「帰りたいモード」にシフトして来ました。迎えの車を頼んで、南テイクオフ入り口まで戻って待ちました。今日、1本も飛んでいないダルコは「飛んでもぶっ飛びだし…」と飛ばなくてもいいわ、見たいに言っています。でも、北西テイクオフを見たら、とても良い風が正面から入っています。出た人がリッジを取ってソアリングを始めました。これならスクール生の人たちでも飛べるかも知れない、私は、皆を元気付けて「さあ、飛べるぞ! 元気出して頑張ろう! 行くぞ!」と檄を飛ばしました。「ええっ? ホントに飛ぶのう?」と言う人たちを連れて北西テイクオフに行きました。北西テイクオフには、大勢の人たちが順番待ちをしていました。 とても良い風です。さっき迄フライト意欲を消失していた人たちが、その風を見て準備を始めました。「帰りたいモード推進者」のオヤジがさっさと準備して出て行ってしまいました。何んてコッタ! 二人のスクール生を何とか飛ばせてあげたいと思いました。北西テイクオフに丁度良い風が入っています。パイロットの人たちが出ている中、加藤さんの許可を貰って二人をテイクオフさせました。その後、私もテイクオフ。穏やかな風の中のフライトでした。

降りてから、正子とふたりでロビンの誕生祝いの為のものを買い出しに氷上のユメタウンに行きました。バースデイケーキを注文して「Happy Birthday Robinちゃん」と描いて貰いました。キャンドルは、太いのが3本と細いのが2本です。そう、ロビンは、32歳になったのですねえ。(*^_^*)
例のオカマさんじゃなく岡本さんが、今日も騒ぎに来ました。今日は、ハンバーグを作ってくれました。それとスペシャルゲストとして、今日、タンデムフライトを体験したイリ坊の妹の奈央子ちゃんと同じくタンデムをした智子ちゃんがジョインしました。イリ坊の妹は、智子ちゃんから、やはり「イリ坊」と呼ばれていました。でも、イリ坊兄と違ってロビンと英語で話していました。ロビンは、折り紙の兜を作って貰い、それをかぶって大喜びでした。正子は、すっかり酔っぱらってメチャクチャな英語でロビンと話していました。
この日のフライト 1本目 10時27分テイクオフ フライト時間 1時間16分 最高高度 1245m 最大上昇率4.0m/s
2本目 16時29分北西よりテイクオフ フライト時間 7分 最高高度 645m最大上昇率 0.3m/s 

2001.07.22(日)

快晴です。しかし、朝から強い南西風が吹いています。とても飛べそうもありません。TAKの長野教官と植松さんが飛びました。でも、余り安定していないようです。植松さんは、翼端を折ってランディングしました。私は、正子とグリーンパークに行って立ち上げして遊ぶ事にしました。翼端折りキットを付けていなかったので、ついでに取り付ける事にしました。しかし、ポケットに入れて置いたプライヤーを草むらの中に落としてしまい、とうとう見つかりませんでした。翼端折りキットを付けて立ち上げを始めました。しかし、立ち上がりません。昨日も一昨日もテイクオフでうまく立ち上がらずに苦労しました。「なんて下手になったんだろう」と半ば諦めと悲しみで嫌になってしまいました。暑さも厳しく、続けても無駄だと思い止めました。昼食にやぶ蕎麦に行きました。やぶ蕎麦は、混んでいました。私と正子の顔を見ると、やぶ蕎麦のお母さんは、大喜びでした。今日は、天ざると、とろろすいと豪華に決めました。フライトしていないけれど、お腹は空くものです。食後は、もう、立ち上げをする気力もなくなり、ショップに行き、スクール号の中で昼寝をしました。

夕方、練習から帰って来た加藤さんが言うには、ジャイアンの奥さんのゴールドのキャノピーが立ち上がらないと言っていました。もう4年も乗っているので、立ち上がらなくなっているのらしいです。ゴールドが下手だと言うわけではなく、加藤さんがやっても立ち上がらなかったそうです。それで宮田君の同じ機体を借りてやって見たら、見事に上がったそうです。機体が古くなると立ち上がりが悪くなるのは当然ですが、それがなかなか気が付かないものです。私の機体もひょっとしたらそれかも知れません。ダンディから中古で買って、この8月で3年です。と言う事は、新品からもう、4年近く経つことになります。こんなに乗ったのも珍しいかも知れません。
ゴールドは、ジャイアンと話し合って新品のグライダーを買う事に決めた様です。ジャイアンは、今日は、飛ぶつもりがないらしく、昼過ぎからショップの「ビアガーデン」でビールをあおっていました。酔っぱらったジャイアンに機体買い換えの承諾を貰って、ゴールドは大きな目を少女のようにキラキラと輝かせて喜んでいました。(*^_^*)

今日の夕食は、風の妖精が腕を振るってくれました。私としては、余り嬉しくないカレーライスでした。でも、真由美さんが作ってくれたご馳走はとても美味しかったです。正子がよそってくれたカレーライスは、とても美味しく、なんか、嫌いだったカレーが好きになりそうです。(^_^) ロビンも美味しいと言っておかわりをしていました。ロビンにとって今日は、岩屋最後の夜です。ロビンは、日本語で一生懸命にお礼の挨拶をしました。日本には、当初、二週間の滞在の予定でしたが、三ヶ月も滞在してしまったのです。そして、ちょっとだけ行って見ようと思った岩屋がすっかり気に入り、長期間、それも二度も滞在してしまいました。誰にでも好かれるロビンです。今日も正子は、すっかり酔っぱらってしまいました。何か、心配だなあ…。

2001.07.23(月)

朝、目が覚めた時は、ロビンの姿はありませんでした。加藤さんが6時半にロビンを春日インターまで送って行ったのです。ロビンは、春日インターで東京方面に行く車をヒツチハイクして乗せて貰う予定でした。考えて見たら、ロビンは、何度もこの方法で移動しているのです。

今日は飛べそうです。しかし、疲れが出たのか、正子が元気ありません。腰が痛いと言っています。大事をとってショップで眠っていることにしました。植松さん、秀爺、中村君と加藤さんで上がりました。中村君は、加藤さんとタンデムで飛ぶ事になりました。植松さんが早くも出て行きました。出てすぐ下がっていましたが、中村君が無線で「どこを飛んでいますか」と聞くと、「前山にについて今、大箕山上空にいます」と言って来ました。見ると大箕山上空の高い所をゆうゆうと飛んでいました。流石にベテランのフライヤーです。加藤さんに「先に出ていいですよ」と言われたので出ました。テイクオフを見て貰いましたが、情けない位に立ち上がりが悪かったです。途中でキャノピーを見たら、なかなか上がって来ませんでした。中断しようかな、と思っていたら、やっと上がり始めました。やはり、そろそろ使用するのを止めた方が無難の様です。テイクオフしてすぐに左に旋回してノーマルルートの尾根の上に行きました。しかし、沈下するばかりです。ずっと下の方に下がってから、やっと弱いリフトを感じて回しました。少しずつですが、ゲインして行きました。何とかトップアウトして、 飛びました。しかし、とても弱く、しつこく回さないと外れてしまいます。加藤さんと中村君のタンデムが出ました。やはり、リフトがないらしく悪戦苦闘しているようです。私と同じサーマルで回していますが、タンデム機ですので、古くなったとは言え、私のは、VERTEXです。性能では勝っています。それでも、しつこく加藤さんも回しています。弱いリフトに私は、諦めてノーマルルートから外れて前山に向かいました。前山では、東側のボール状の所に唯一リフトがありました。しかし、これまた弱い…。加藤さんも前山に来ました。しかし、少しステイしただけで先に降りてしまいました。私もこれ以上は頑張れずに、ランディングに向かいました。弱いリフトの中でしたが、結構長い時間飛べました。

この日のフライト 10時48分テイクオフ フライト時間 42分 最高高度 820m最大上昇率 2.6m/s
ショップに戻って少ししたら、スペインでお世話になった「ジャングルと塩」さんこと、松島俊夫さんがTAKさんと訪れました。と塩さんは、明日の関空発の飛行機でドイツのボンに帰るのです。昨夜は、遅く青垣に来て、TAKさんのお宅に宿泊したそうです。と塩さんと再会して、正子も少し元気が出たようです。今回は、荷物が多いのでパラ用具は、関空の日航ホテルに送ってしまったそうです。今日の風は、難しいので、大事をとってフライトしない方が良いと言っていました。またいつか岩屋で飛べる日があるでしょうから。と塩さんは、今年、3回、東京に来て、3回とも仲間が集まってオフ会をしました。私は、そのうち2回出席しました。後の1回は、残念ながら夜勤の為、参加出来なかったのです。誰からも信頼されていると塩さんなので、いつも仲間が集ってくれます。約1時間談笑してお別れしました。その後、TAKさんと、念願のやぶ蕎麦で食事したとのこと。

私と正子は、中村君に柏原駅まで送って貰い、楽しかった岩屋での休日を終わりました。ロビンとも話したのですが、「ここは第二の故郷」です。ロビンには、「Iwaya is our second home town」と教えました。(*^_^*)

2001.08.12(日)

雨かも知れないと思いましたが、ひょっとすると飛べるのでは、と言う期待を持って高峰に行きました。正子は、腰が痛いと言って行きませんでした。クラブハウスに着くとスカイエンジェルの竹下教授がいました。奥様も一緒です。そのうちに高橋さんも来ました。オーナーの須藤さんとも久しぶりの再会です。山頂は、雲の中です。雨は降っていませんが、山頂が見えないので、テイクオフには上がりませんでした。竹下さんは、ニューハーネスを入手したので、その調整に懸命です。私もハーネスの調整をしました。高橋さんのアドバイスで大分楽になりました。シュミレーターでの調整だけではまだ不十分だそうで、須藤さんによれば、10回以上飛んで見て調整する必要があるとのことでした。山頂の雲が取れそうもないので、フライトは諦めて真岡(もうか)のミンミン餃子を食べに行きました。小さなお店ですが、お客さまで満員でした。入れないので、15分ほど外で待ちました。車の運転をしなければならないので、残念ながらビールは飲みませんでしたが、ビールで餃子を食べたらさぞかし美味しいことでしょう。食事後、真岡の温泉に行きました。とても大きな温泉で健康ランドのような施設で す。駐車場込みで700円でした。
帰りは、皆さんと別れて、高峰に行って晴れたら飛ぼうと思いましたが、途中から大雨が降って来たので、クラブハウスには寄らずに帰途に着きました。

2001.08.13(月)

昨日は、飛べず、今日は、晴れていますが、行きませんでした。昼過ぎに買い物に出かけたらとても良い風が吹いています。買い物が終ってから、家に戻って機体と持って多摩川の土手に行きました。南風が丁度良く入っていました。多摩川土手のグランドでは、遠くの方で少年たちが野球をしていましたが、芝生の所は、誰もいませんでした。スキーのストックにリボンを付けて吹き流しにしました。2本のストックは風の向きを示してくれます。頭上で長時間静止させて振り向いて走ったり、また、振り返ってクロスでグラハンしたり、いい汗をかきました。パラグライダーの立ち上げを見た事がない人が多いようで、土手を歩く人たちが大勢、立ち止まって眺めていました。

1993年頃に良く正子と二人で夕方、暗くなるまで立ち上げ練習をした場所です。8年ぶりに行ったその場所は、今も変わっていませんでした。芝生が敷きつめられてあり、とても良い練習場です。東京湾からの南西の風が穏やかに入るので、とても楽にライズアップが出来ます。遠くに、羽田空港が見え、16からテイクオフするJALのB-777が見えました。14時30分から17時30分まで3時間、ひとりで黙々と立ち上げをしました。100本ライズアップを目標にしていましたが、途中、ソアリングならぬ頭上停止20分とか15分が相次ぎ、100本は、出来ませんでした。使用機体は、APCOのXTRA-30です。昔ながらの立ち上げの良さでした。VERTEXとは、偉い違いです。ARGONも持って行っていましたが、出しませんでした。
昨日、飛べなかった鬱憤はらしが出来ました。しかし、今、腕が痛みます。心地よい筋肉痛です。水分補給の為にビールを戴いています。シャツもショートパンツも汗でびっしょりです。大雨の中を走ったような濡れ具合です。
やはり身体を動かすのは気持ちがいい・・・(*^_^*)

2001.08.17(金)

平日ですが、昨日、須藤さんに電話したら、オープンしているとのこと。昨日は、飛べたらしいので、いてもたってもいられなくて、ひとりで出かけました。久しぶりの寺門さんがいました。昨夜、齋藤さんとクラブハウスに宿泊したそうです。テイクオフは、見えています。しかし、風の向きがいけません。東寄りの風です。高峰は、東風が吹くと飛べなくなる事が多いのです。暫く様子を見ましたが、かなり強い東風です。ランディングにも強い東風が入っています。今日、初めてお会いした高橋さんは、名色で飛んでいたそうで、ロールアウトの事も知っていました。転勤で横浜に住んでいるとのことです。高橋さんがランディングで立ち上げを始めたので、私も行きました。とても暑くて、少し立ち上げをすると汗びっしょりです。オーパの宮内さんもやり始めました。風が東から北東に変わり、ますますテイクオフは、期待出来なくなりました。立ち上げは、1時間半で止めました。飛べなくて残念ですが、立ち上げが出来たのでまあ、よしとしました。

2001.08.25(土)

今日は、正子も体調が良いと言って一緒に高峰に行きました。テイクオフは雲に覆われています。でも、上で待とうと言って上がりました。サーマルはなさそうです。今月、1本も飛んでいないので、吹っ飛びでもいいから飛びたいと思い、早めにテイクオフしました。当然、サーマルはなく殆どぶっ飛びでした。それを見ていた人たちは、飛ばずに風待ちとなりました。私が飛んでから30分位してから、次々とテイクオフ。正子も出て高く上げていました。いやあ、羨ましい。正子は、バリオが動かないと言っていましたが、音だけのサブバリオだけで飛んでいました。後で聞きましたが、サブバリオは、音だけなので、上昇は、良く分かるけれど高度がどれ位か分からず、ランディングの時が怖かったそうです。やはり、そこはサブバリオです。でも、音だけのバリオで私より高く長く飛んだのは偉い!

正子は、1本で満足していましたが、一緒に、もう1本飛びました。弱いサーマルがあるのですが、東風が強くて西方向に流されます。ランディングに戻れないと嫌だなあ、と思いながら回しました。ランディング近くの林の上に弱いサーマルがあり、そこでしつこく回してステイしました。下で見ていた人たちも「しつこいなあ」と思っていたらしいです。そこは、下の畑の肥やしのにおいがする所です。臭いけれど我慢して回しました。無事に降りて満足。
クラブハウスでは、梶原さんが蕎麦打ちをしてくれました。FLYAIRの松村さんが来ていて、一緒にソバをご馳走になりました。ソバを戴きながら、セリカちゃんから重大発表!「9月5日に入籍します」「入籍?ああ、結婚ですか!」 おめでとう!(^_^)

2001.08.26(日)

正子は、昨日のフライトで疲れたと言って、今日は、休養すると言っていました。朝、激しく雨が降っていました。でも、多分、飛べるだろうと期待して出かけました。首都高速は、土砂降りでした。常磐道に入ったら綺麗に晴れていました。テイクオフは、昨日と同じで雲に覆われていました。早めに上がって上で待ち、雲が切れたら飛ぶ事にしました。高橋さん、関口さんが来ていました。竹下さんのニューハーネスを関口さんがトライさせて貰いました。結果は、飛んでいる姿は、とてもカッコ良く、弱いサーマルを上手に使ってソアリングしていました。一緒に飛んだ高橋さんとお互いのサーマルを利用して上げていました。私が行った時は、サーマルは終っていました。残念!
2本目も平凡な殆どぶっ飛びで終ってしまいました。でも、無事にランディングしてフライトを終ったので良かったと思います。帰りは、渋滞していましたが、高橋さんの家に寄って美味しいコーヒーをご馳走になりました。

2001.09.01(土)

9月に入って道路は、空いていました。しかし、今日は、どういうわけか、故障車が目立ちました。タイヤ交換が2台、JAFを呼んでいた故障車もあり、少し長い列が出来ていました。高速道路では、端に駐車しているだけでも、長い列が出来てしまいます。いつも思うのですが、高速道路の料金支払いも、利用者がもう少し配慮したらスムーズに流れると思うのですが・・・。高速を使う時は、最初から小銭を準備しておくとか、ハイウェイカードを購入しておけば、流れが速くなると思います。高速道路の料金所で、1万円札を出している人を見ると、呆れてしまいます。

土曜日なのに高峰は空いていました。クラブハウスのベンチで待っていたら、飛魔人クラブの工藤師匠がやって来ました。見かけない人がいました。「ははあ、工藤師匠のパラ実験動物」とか言われている大酒さんだなあ、とすぐにピンと来ました。「ひょっとして、大酒さん?」「いや、大坂です」と真面目な顔で応えていました。どっちでもいいや、と言う事でテイクオフへ。テイクオフは、今日も東風が吹いています。予報が北東風だから、当然なのですが、高峰は、サーマルが出ると南風が入ります。テイクオフでは、フォロー、そのうちに無風になってしまいました。無風なのに、工藤師匠、クロスで構えています。「クロスじゃ無理だってば」と言うと「いや、フロントは、何年もしていなもんで・・・」とか言ってあくまでもクロスにこだわっています。クロスで後ろ向きに走りましたが、いや、立ち上げられるわけがない。暫く休憩。そのうちに、東風ですが、サイドの風がチョロチョロ入って来ました。そこをすかさず師匠、立ち上げて飛んで行ってしまいました。弱いサーマルを上手に使ってグングンと上昇して行きました。テイクオフにいた高峰の常連さんたちも、唸っていました。雲の 高さまで上がって行きました。と言っても、この日の雲底は、低かった(^_^;)
次に高峰の常連の千葉さんがテイクオフ。千葉さんも上手にゲインして行きました。正子に出るように言い、準備させました。サイドの風ですが、うまくコントロールしてテイクオフしました。テイクオフしてすぐに右に行かなければならないのに、真っ直ぐに飛んで行き、揺さぶられていました。でも、ちゃんとコントロールして無事に山から離れました。かなり東風が強いようで、回していると西に流されます。テイクオフから見ると、かなり西の方を飛んでいるようでした。実際は、そうでもなかったようですが・・・。

誰も準備しないので、私が飛ぶ事にしました。東風がますます強くなっていました。立ち上げたら、ひょいとキャノピーが横を向いてしまいます。時々、サイドフォローとなっていました。「これは、ダメかな」と諦めかけた時に、やや正面から風が入りました。そこをすかさず立ち上げてテイクオフしました。テイクオフと同時に、10m位吹き上がり、「こりゃあ、いいわい」と思ったのも束の間、それだけでした。後は、ひたすらランディングに向かいました。ランディング上空は、グランドサーマルが出ていて、高度処理に何度も振り直しました。ランディングも東風でした。私のフライトを見て、テイクオフにいた人たちは、飛ぶのを断念したようです。「迎えの車頼む」の無線が・・・。
かの大酒氏は、飛べずに残念がることしきり。昼食にいつもの寿司屋さんに行きました。工藤師匠、満足げに飲む事飲むこと。
今日は、みわちゃんがCOOで練習していると言う事で、帰りに一緒にCOOに立ち寄る事にしました。途中、板敷のランディングに寄ってランディングカフェを見学しました。とても快適そうなカフェでした。
COOに着いたら、空高く飛んでいました。COOも東風が強かったそうで、ずっと風待ちしていて、夕方になってから飛べるようになったとか。みわちゃんは、残念ながら飛べなかったそうです。それを聞いて、大酒さん、ニコ! COOは、年中無休なので、平日に休みが多い私には、打ってつけのエリアです。年会員に入ろうかと思っています。

2001.09.05(水)

平日に飛べるエリアの会員になりたくて、あちこちの情報を集めていました。高峰の仲間で会社の同僚の手登根さんも同じ考えでした。手登根さんと同じ成田の同僚の須藤さんがCOOの会員になっている聞きました。会費が年間で4万円です。でも、365日で割れば一日当たり110円です。毎日飛んでも良いのですから・・・。高いと言えば高いですが、考え方によっては、安いかも知れません。先日、COOに寄ってその設備の良さを見ていたし、今日は、飛べなくても良いと思い、COOに行きました。9時頃にCOOの事務所に到着しました。辻さんが受付にいました。年間会員の登録手続きをしました。「今日は、風が強いのでウェイティングです」と言われました。ショップの綺麗なテーブルのところでコーヒーを飲みながら新聞を読んでいました。外から、見た顔の人たちが入って来ました。昨年、松島俊夫さんと一緒に宇都宮スカイパークで飛んだ時にご一緒した方たちでした。高野さん、中野さん、齋藤さんの面々です。皆様、私の事を覚えていてくれました。COOの常連さんです。中野さんとは、高峰に行く途中のコンビニでもお会いした事があります。正子がロールアウトのジャンパーを着ていたら「ロー ルアウトの人ですか?」と声をかけてくれた人でした。ブーメラン2を乗りこなすベテランフライヤーです。サロンのようなショップで風待ちの間、皆さんの話を聞きました。

10時半頃、風が弱くなったのでテイクオフへ上がりました。スクール生の人たちも一緒です。B級の人たちは、下で練習する事になり、NPの人とパイロットの人たちが上がりました。テイクオフに着くと綺麗に整備されたバーンと景色が良い八郷盆地が見渡されました。写真を撮りました。辻さんが、フライトルートの説明をしてくれました。山の形や風向き、ランディングの位置を見ていると、このエリアのノーマルルートが見えて来ました。注意事項を質問したら辻さんが丁寧に説明してくれました。私が自分で考えていたのと一致したので安心です。今日の風は、東寄りです。東前方にNASAのテイクオフがあります。標高が低いのとかなり前方にあるために、COOのテイクオフがクローズ状態でも、NASAの方は、オープンされる事が多いそうです。しかし、NASAの方は、テイクオフまで10分位の徒歩があるとのこと。冬にかけては、西風になる事が多いので、年間のフライト確率は、NASAもCOOも同じ程度だそうです。

いわき湯の岳エリアで飛んでいるビジターの後藤さんと津村さんと知り合いになりました。いわき湯の岳エリアもフライト確率は良いそうです。いつか訪問したいと思います。ブーメラン2中野さんがテイクオフしました。リフトがなく、ぶっ飛んで行きました。ランディング手前で風に捕まって前に出ませんでした。ブーメラン2の性能でメインランディングに届きましたが、下はかなり風が強そうです。次にブーメラン2齋藤さんがテイクオフ。やはり同様のフライトでした。ふたりのフライトを見て、ほかの人たちは、待機となりました。1時間くらい待ちましたが、風は変わりませんでした。辻さんが「降りたい人は、一旦降りましょう」と言い、ビジターのお二人と私以外の人は、降りて行きました。少しして、チーフインストラクターの富永さんと二人のパイロットが上がって来ました。約1時間後、アルゴン22ブルーのパイロットが出ました。テイクオフ後、大きく煽られましたが、上手にコントロールして飛んでいきました。リフトはなく、岩山前方で風に捕まってしまいました。メインランディングに届かず手前のサブランに降りました。次に、オメガ5レッドのパイロットが出ました。さっきの アルゴンさんは、テイクオフ前でリッジを取ろうとしていましたが、オメガ5さんは、すぐに前に出て高い高度でテイクオフを離れて行きました。前方でサーマルにヒットして回しましたが、2回転くらいで旋回を止めてしまいました。何度かヒットしましたが、回し続けません。東風が強くて西に流されています。富永さんが無線で「それ以上西に行かない方がいいですヨ」と言いました。岩山の東側からランディングに向かいました。無事にメインランディングに降りました。私とビジターのお二人は、そのフライトを見ていて「こんな時に飛んでも楽しくないですネ」と言う事で、今日のフライトを断念しました。COO初フライトは、良い条件の時に楽しく飛びたいと思いました。

2001.09.17(月)

11日にアメリカニューヨークでテロ事件が発生して大勢の罪がない人たちが殺傷されました。テロが飛行機を使って行われた為に飛行機の整備に関するセキュリティが厳しくなりました。当然、仕事は忙しくなり、昨日は、一日家で死んだように休んでいました。今日は、朝早く起きて頑張って出かけました。先日入会したCOOです。筑波山からの下りの道が工事中で通行止めになっていた為、通常の通りを迂回しました。クラブハウスに着いたら、富永さんが「今日、江藤さんと山中さんが来ていますヨ」と声を掛けられました。「えっ?誰?」分かりませんでした。そうしたら、ミワちゃんがランディングの方から歩いて来ました。なあんだミワちゃんか・・・。いつもミワちゃんと呼んでいるので江藤だと言う事を忘れていました。とすると山中は、チエちゃんだ。ミワちゃんが「チエちゃんが飛んで来ますヨ」と言うので、ランディングに行ってビデオ撮影をしました。とても上手にアプローチしてランディングしました。

10時40分テイクオフに上がりました。平日だと言うのに2台のシャトルが満席です。テイクオフでは、明美ちゃんがディレクターをしていました。さっきまで風がフォローだったそうです。現在は無風。岩屋と違い走れる距離があるので無風でもテイクオフ出来ます。テイクオフでは明美ちゃんと辻さん、ランディングでは富永さんが指導しています。NPクラスの人と誘導が必要な人が交互にテイクオフして行きます。しっかりと最後まで走り抜けていくテイクオフは見ていても気持ちが良いものです。皆、フロントテイクオフです。私は、左肩の故障があるのでクロステイクオフです。弱い風なので1回のライズアップではテイクオフ出来ません。3回立ち上げました。空気をはらんでしっかりとした翼が出来てテイクオフです。岩山の上で弱いリフトがあったので回しました。レベルキープがやっとです。リフトがあるのは、岩山の所だけのようです。NASAテイクオフ前に行って見ましたが、沈むだけでした。私がテイクオフした直後、ミワが出ました。私の右側を飛んでいます。写真を撮りました。小さく写っています。初級機とパフォーマンス機の違いは歴然です。ミワが先にランディングしました。私は 、ランディング上空で高度処理をしてターゲット近くに降りました。COOでの初フライトは、ミワちゃんとの並行フライトでした。(^_^)

予報では晴れ間が出る筈でした。しかし、暑い雲に覆われていて風も弱い。ソアリングを期待して来たパイロットの人たちは、ガッカリしています。ブーメラン2中野さんは今日も来ていました。残念ながら今日もぶっ飛びでしょう。クラブハウスの前で休んでいたら、高橋さんと言う農家の方が見えて、栗を分けてくれると言いました。私も一袋買いました。500円ですが、大きな栗が沢山入っていました。
午後、テイクオフに上がりましたが、またもや条件は同じでした。スクール生の人たちが次々と出て行きました。ミワちゃんとチエちゃんのテイクオフを撮影しました。私も途中で入れて貰い、無風の中をクロスでテイクオフしました。今度は、二度上げでした。やはりぶっ飛びでした。高度差480mなのでぶっ飛びでも楽しいです。チエちゃんとミワちゃんは頑張って飛び、なんとこの日4本ずつ飛んでしまいました。
夕方、跳び終わってランディングで撮影していたら、ギャオスの右近さんが来ました。NASAで飛んでいたそうです。右近さんはこの夏ミワちゃんとも一緒に神の倉の皆様とスペインへ行ったのです。食事に行くと言う3人と別れて帰途に着きました。ソアリングは出来ませんでしたが、写真撮影やビデオ撮影をしたり、色々な人と知り合いになれて良かったと思います。帰り、農家で梨とぶどうを買いました。とても美味しかったです。

2001.09.22 (土)

羽田空港7時5分発のJAL101便で伊丹空港へ行きました。9月11日、アメリカでの同時発生テロ事件の影響でセキュリティチェックが厳しくなり、混雑していました。伊丹空港から川西池田までバスで、そこからJRで柏原へ行きました。柏原駅には、加藤校長の奥様の真由美さんが迎えに来てくれました。強い風が吹いています。今日は、飛べそうもありません。午前中にランディングの草刈りがありました。ショップに着いた時、草刈りをした人たちが帰って来ました。草刈り隊長の安福さんがニコニコして迎えてくれました。今日は、飛べそうもないので、草刈りが終わった後、帰る人が多く、急に静かになりました。
夜は、加藤さんの家で久しぶりに楽しい夕食でした。いつまでも楽しいお話とお酒が続きました。

2001.09.23(日)

昨日とは、うって変わって今日は、穏やかな天気です。午前中、1本飛びました。30分位飛んだ頃にフットバーを踏んだらプーリーの縫い目が取れてしまいました。悪い事は続きます。体重移動したら後付けしたチェストベルトがやはり縫い目からほつれて外れてしまいました。体重移動する時に、肩ベルトがずれてしまうので付けたのですが、それが役たたずになるとやはり肩からずれてしまいます。何とか飛び続けましたが、とうとう1時間過ぎた頃に肩の疲れが出てランディングしました。余り高く上がらず、少し不満のフライトでした。それでも、久しぶりに岩屋の空をフライト出来たので、嬉しくなりました。午後、再びテイクオフに上がりました。今日は、休みなのでスクール生も大勢います。6人のスクール生の人がいたので、その人たちのテイクオフを見る事にしました。他のスクールの人も入れると大勢テイクオフで順番待ちをしていました。後3人で終わると思った時、2回に分けてスクール生の人たちがニコニコして上がって来ました。「お願いします」と笑顔で言われると、断れません。こうなったら全員飛んだ後に飛ぼうと思い、覚悟しました。風が少しずつ悪い方に変わりつつあったの で、待っていたパイロットの人たちにお願いしてスクール生を先に出させて貰いました。右クロスの難しい風になって来ました。スクール生が全員出て、パイロットも出始めました。スカーレットが今日一日グリーンパークで講習のお手伝いしていて1本も飛んでいないので、先に出て貰う事にしました。ところが、南西の風が強くなり飛ぶのは無理になりました。明日に期待して今日は諦める事にしました。迎えの車を待つ間に粟鹿山に沈む夕陽が真っ赤に空を染めていました。とても綺麗な夕陽を眺めて明日の好天を祈りました。
この日のフライト 岩屋南テイクオフ 10時54分テイクオフ 滞空時間 1時間11分 最高高度 815m 最大上昇率 4.0m/s

2001.09.24(月)

昨日は、結局他の人たちを飛ばすのに懸命になって自分では1本した飛べませんでした。今朝は、早く起きて風が穏やかな時間にぶっ飛びするつもりでした。しかし、朝、ショップから見たテイクオフの風は、南西気味でした。暫く、ショップで風待ちしていました。上で待つと言う事になり、上がりました。朝のサーマルが弱い時間帯なので、リフトは弱く上がりません。でも、何とか飛んで35分間のフライトでした。2本目は、サーマルが無く、殆どぶっ飛びでした。夕方、3本目を飛びました。穏やかになった中をぶっ飛びました。どうも9月の岩屋は、私にとってぶっ飛びが多いようです。毎日、大勢の人たちが安全山にクロカンに走っています。そんな中、私は、一人ぶっ飛んでいました。悲しい…・。4年前の9月に初めて岩屋に来た時、正子は加藤さんの誘導で高く上がっていました。私は、ぶっ飛びばかりしていて、その時の加藤さんの呆れた顔を思い出しました。(-_-;) まるでサーマルを避けて飛んでいるかのようでした。その後、私も加藤さんの指導のもと、高く上げて、一ヶ月後には、初クロカンに出て、何度も何度もクロカンをしていたのでした。昨年夏に東京に帰ってから何回か岩屋に来 ていますが、一度も安全山に行っていません。岩屋の周辺でプカプカと浮いているだけでも十分に楽しいのですが…。最近は、ぶっ飛んでばかりです。
この日のフライト 1本目 岩屋南テイクオフ 9時57分テイクオフ 滞空時間 35分 最高高度 659m 最大上昇率 2.5m/s
2本目 岩屋南テイクオフ 12時34分テイクオフ 滞空時間 19分 最高高度 727m 最大上昇率 3.0m/s
3本目 岩屋南テイクオフ 14時53分テイクオフ 滞空時間 12分 最高高度 584m 最大上昇率 1.2m/s

2001.09.25(火)

昨日までの南テイクオフと違って今日は、北西テイクオフでした。早い時間に上がって、まだサーマルがない状態でテイクオフしました。当然ぶっ飛びでした。1時間くらい後に出た人たちは、長い時間ソアリングしていました。どうも、風に見放されたと言うか、自分でチャンスを逃している見たい…。
2本目は、加藤さんに「良い条件の時に出るように」と言われて準備しました。先に出た人たちは、高い所でセンタリングしています。私も北西テイクオフから出てノーマルルートの上を飛んで行きました。ところがリフトがありません。前に出て沈んで行きました。またもや、ぶっ飛びかな、と思っていましたが、尾根の先の方で小さなリフトがありました。駄目でもともとです。センタリングしました。少しずつですが、上昇して行きます。北西のノーマルルートからの尾根の上で回していたのですが、風に流されて南のノーマルルートの上に出ました。高度があったのでそのまま流されて回しました。東テイクオフ前の上空で更に高度を上げて塔に行きました。久しぶりに塔の近くで飛べました。塔の所には、あちこちからサーマルが集まっていて、強いリフトがありました。塔から離れると弱くなるので、塔に近づいて回したら、強烈なサーマルに当たりました。そのまま上がって行き、加藤さんに「安全山に行きます」と無線で言いました。「Bコースで行って下さい」と言われたので、すぐ下にカヤマチが見えたのですが、進路を真っ直ぐに安全山方向に取りました。GPSの対地速度は、40km/hから45km/hで す。高度を下げながらグライドしました。高い高度から下がると不安になります。しかし、安全山の方を見たらすごく低い高度を何機かのパラグライダーが飛んでいるのが見えて安心しました。安全山上空に着いた時は、1000mの高度がありました。そのまま進路を西にとってAコースで戻りかけました。しかし、迎え風が強くて進みません。アクセルバーを強く踏んだら、20km/hだったのが30km/hに上がりました。高度が落ちて来たので岩屋までは戻れないと思い近くにランディングする事にしました。「美味しいお米」の建物の近くのタンボに沢山の人が降りていました。私よりずっと先にクロカンに出た人たちでした。下から手を振っています。「ここに降りた方がいいヨ」と言っているようでした。岩屋にリターンしかけていたダンディも戻って来ました。私は、高度がまだ高かったので、安全山の方へ行き高度処理をしました。タンボに降りた人たちを上空からビデオ撮影しました。無事に皆がいるタンボにランディングしました。私は、8人目でした。その後、TAKの人が降りて岡本さんが降りました。中村君、イリ坊、ダルコ、Honさん、菱井さん、出口さん、ダンディ吉井さんと私、そして、岡本さん です。菱井さんと出口さんは、何と、これが初クロカンだったのです。電話で回収の連絡をして待っていたら、スクール号がやって来ました。当然、一台には乗り切れません。私は、次の車を待つ事にしました。TAKの回収車が来たので、3人が乗せて貰いました。2台目が来てそれに乗って戻ろうとした時に、紫色のグライダーが低い高度でずっと先の尾根の所を飛んでいるのが見えました。「多分、届かないだろうなあ」と皆で話しながら車を出発させました。突然「入山君、待て!」の無線が入りました。何と、タンデムで飛んでいた加藤さんでした。雅美さんと加藤さんのタンデム機が降りて、12人が同じタンボに降りたのでした。凄い事です。こんな事は、ロールアウト始まって以来の事です。まるでここがメインのランディング場のような感じがしました。

タンデムで飛んだ雅美さんは、この日の夕方、初飛びをしました。私も飛んで少し強めの風の中、リッジソアリングを30分位楽しみました。ずっとぶっ飛び大将に甘んじていましたが、今日、やっとミニクロカンをする事が出来ました。昨年7月10日に安全山アウトアンドリターンして以来の事です。
対照的に正子は、嫌な出来事があって落ち込んでいました。でも、怪我したわけではなし、嫌な事は忘れて、また明日から楽しんで欲しいと思います。

この日のフライト 1本目 岩屋北西テイクオフ 10時24分テイクオフ 滞空時間 7分 最高高度 643m 最大上昇率 0.9m/s
2本目 岩屋北西テイクオフ 14時10分テイクオフ 滞空時間 32分 最高高度 1498m 最大上昇率 5.1m/s
3本目 岩屋北西テイクオフ 16時48分テイクオフ 滞空時間 27分 最高高度 692m 最大上昇率 1.4m/s

2001.09.26(水)

今日は、北風が吹いています。テイクオフに上がった時は、風が弱くサーマルも穏やかでした。前日は、早くテイクオフしたのでサーマルが無くぶっ飛んでしまいました。今日は、条件が良い時に出たいとテイクオフでずっと風待ちをしました。しかし、チャンスと言うのは、はっきりした形では来ませんでした。待つこと数時間、2本目を飛んだ人も出て来たので、1本目を出ようとしました。そしたら、さっきまで吹いていた風が弱くなり北西テイクオフから出るのが難しくなりました。クロスでは無理な風です。仕方なく、痛い左肩を我慢してフロントで出ました。北西のノーマルルートをトレースして行きましたが、リフトがありませんでした。「こんなに長い時間待っていたのに…」結局、ぶっ飛んでしまいました。私の後に出たイリ坊は、北西から出て南の尾根の方に回り込みました。そこで弱いリフトをゲットしましたが、敢え無く撃沈して降りて来ました。その後のルーキー中村君は、東テイクオフから出てすぐに大きなサーマルに入って高く上げました。正子、おうださん、岡本さんそして、加藤さんが高く飛んで行きました。ランディングでイリ坊と二人で空を見上げていました。真っ黒な雲 が北から流れて来て、飛んでいた人たちが雲の中に入って見えなくなってしまいました。皆、安全山方向に向かって行きました。イリ坊と私は、寂しくショップに戻りました。イリ坊は、安全山に降りた人たちの回収に行きました。

午後、再びテイクオフに上がりました。風は弱くどちらかと言うと東面の方が良さそうです。東テイクオフは、下にネットがないので失敗は許されません。それに苦手なフロントテイクオフです。祈る様な気持ちでテイクオフしました。テンションを感じたのでそのままテイクオフしましたが、見ていた人たちに降りてから「両翼端が折れていましたヨ」と言われました。左肩が治ったら、フロントテイクオフの練習をしようと思います。このフライトは、穏やかな風の中のぶっ飛びでした。
この日のフライト 1本目岩屋北西テイクオフ 12時55分テイクオフ 滞空時間 8分 最高高度 661m 最大上昇率 2.5m/s
2本目 岩屋東テイクオフ 16時10分テイクオフ 滞空時間 9分 最高高度 643m 最大上昇率 1.8m/s

2001.09.27(木)

テイクオフは南西の風のようですが、太陽が出れば街からのサーマルでテイクオフ出来る筈と言う事で上がりました。準備をして順番待ちしました。弱いサーマルを使って上昇していく中村君はとても上手です。この日は、フライトが出来ませんでした。ちょっとしたインシデントがあってツリーランした人の回収があったからです。10m以上の高い所に引っかかっている人とグライダーの回収を加藤さんが木に登って一人でやってしまいました。凄い人です。

怪我もなく機体の破損が無かったのが不幸中の幸いと言うべきでしょう。
夜、ハンドランチ「くらふとるーむ」の岡本さんがやって来ました。新型を持って来て、豪君と対決しました。豪君は、パラグライダーも一流ですが、ハンドランチの世界でも超一流です。その豪君に岡本さんが何本か勝ったのです。いやあ、笑いが止まらない岡本さんでした。(*^_^*)
加藤さんも普段は、豪君に敵いません。しかし、やはり新型機を使うと何本か加藤さんも勝利を納めました。このハンドランチと言うのは、サーマルハントにとても勉強になると言う話しを加藤さんと岡本さんから聞かされていました。私は、この新型機が欲しくなりました。製造待ちらしいですが、注文してしまいました。(^_^)パラグライダーで飛べない時の楽しみが出来ました。夜は、岡本さんの笑いが止まらない話しを延々と聞かされました。そして、岡本さん持参の美味しいお酒も戴きました。ご馳走さまでした。

2001.09.28(金)

朝から強風です。飛びたい気持ちは山々ですが、自然条件には勝てません。豪君に頼まれて、明日と明後日開催される岩屋F1カップの準備を手伝いました。本部になるランディング場の駐車場にテントを二つ張ってテーブルを運びました。29日夜のパーティ会場になる少年自然の家にテント3つを張って皆で汗をかきました。正子はペコちゃんと案内看板を立てて回りました。その後、東テイクオフの草刈りをしました。傾斜が急なので草刈りも重労働でした。ペンペン草が高く生えていましたが、綺麗に刈り取りました。加藤さんは、北西テイクオフのネットの補修をしていました。午後、ランディング場に協賛各社の旗を設置しました。強風の中、杭を打って旗を固定するのですが、大勢の人で協力してやったので無事に終わりました。このような行事をするのに沢山の人がボランティアで手伝っていて、私と正子も少しでもお手伝い出来て良かったと思います。ランディングの土手に飾られた旗で、F1の雰囲気が出て来ました。明日は飛べるいいですね。

2001.09.29(土)

長かった遅い夏休みも今日で終わりです。帰る日が来ました。朝のうち、どんよりと曇っていましたが、10時頃から太陽がさして来ました。9時からランディングで開会式が行われました。テイクオフでは、スタッフの人たちが準備万端で待っています。各スクールの車で選手の人たちがテイクオフに上がりました。私は正子とランディングにいましたが、歩いてショップに戻り、ショップの庭から空を見ていました。ダミーフライトの人が出ました。三番目に加藤さんがダミーで出ました。岩屋で高度を取ってから、パブリックの尾根に行き、そこから道の駅を取りました。他のダミーの人が降りた後も、加藤さんは、渋いサーマルをとらえてじわりじわりと上がって行きました。その飛びは、まるでトンビのようでした。塔に戻って上げ返して長い時間飛んでいました。11時15分から競技委員長の豪君によるブリーフィングが行われました。下にいる私たちには、ブリーフィングの様子は分かりませんが、無線でその状態を伝えてくれました。11時30分ゲートオープンされました。東テイクオフから最初の1機が出ました。失敗する人もなく、次々とテイクオフして行きました。南テイクオフ からも出る人もいました。しかし、サーマルが弱いらしく尾根の前に出て沈下しているグライダーが何機かありました。15分位したら岩屋の空に蚊柱のようにパラグライダーが舞い始めました。私たちは、帰る時間になった為にスカーレットに柏原の駅まで送って貰いました。12時に青垣を後にしました。車の中から何度も何度も空を振り返って高く飛んでいるパラグライダーを見ました。とても良い条件になって良かった(*^_^*)
楽しく、そして、辛い事もあった青垣での一週間でした。また来る事を楽しみにして14時40分発の東京行きの飛行機に乗りました。

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