サイトマップ

パラグライダー初心者のページへ行く

Count start on 2002.04.09次のページへ戻る

2001年07月〜09月のフライト日記へ行くフライト日記2002年
2002年04月〜06月 Last up date:2002年06月19日

2002年06月20日更新

フライト日記のINDEX

2002.04.02(火)

今年のフライト実績は、台湾フライトに行ったお陰で弾みがついて昨年同時期と比べてかなり多いです。あっと言う間に4月に入いりました。昨日は、クロカン研究会の面々がまたクロカンにトライしたそうですが、北西風が強くて笠間止まりだったそうです。今日は、南風の予報があり期待してCOOに出かけました。スカイエンジェルの竹下教授と植木さんがひょっこりと現れました。NASAで飛ぶそうです。
COOのショップでクロカン申請書を記入して待ちました。クロカン研究会の仲野親方、スター箕輪が来ました。それとイーグル小鷲さんも・・・。今日は、スクールが休みの為、パイロットだけです。宇都宮から谷田校長、イントラの早野さんと水沼典子さんも飛びに来ました。COOからは、高橋悟、ひろ子夫妻も・・・。蒼々たるメンバーです。クロカンへの意欲もバッチリ。正子も準備万端です。

テイクオフの風は、南からと南西からでした。南斜面から出ました。出てすぐに岩山上空でサーマルをゲットして回しましたが、小さくて外してしまいました。NASAテイクオフ前に移動しましたが、シンクばかりです。正子は、岩山上空で弱いサーマルで上げています。そこに行き、何とかステイ出来ました。高橋さん、仲野さんが無線で飛びながらやりとりしています。1000m位の高度を飛んでいるらしいです。私は、700〜800mを行ったり来たり・・・。なかなか上がりません。思ったより北西風が強いようです。1200m位になった時、加波山へ移動始めました。しかし、燕山には届かず、800m位になってしまいました。慌てて戻りました。谷筋を一路ランディングを目指しました。NASAテイクオフより低い高度ですが、リフトがあるので安心してランディングに向かいました。丁度、NASAテイクオフ下に着いた頃、サーマルにヒットしました。すかさず旋回を続けて回復しました。COOの東テイクオフには誰もいません。皆、出てしまったようです。親方や高橋夫妻は、クロカンは無理と諦めて八郷一周に切り替えた様です。私は、ひとりで高度を取る為にあちこちに探りを入れました。2時間以上飛んだ頃、 ハングテイクオフの少し北寄りの足尾山上空で凄まじいサーマルにヒットしました。旋回を続けました。下にいるパラグライダーがあっと言う間に小さくなって行きました。余りにも上昇率が良いので耳がキーンと痛くなりました。1900mを超えたので加波山方向に移動を始めました。見ると親方が私の上げているのを見て下に入って来ました。親方もみるみるうちに高く上がりました。私が燕山離脱を告げた後、親方も私の後をついて来ました。高度は下がりません。対地速度は、35km/hr、1900mで離脱したので、その先のゴルフ場上空で高く上げられれば、そのまま北上しようと考えました。しかし、ゴルフ場の上にはサーマルがありませんでした。バリオは静かなままです。シンクもありませんので、そのまま高峰へ向かいました。50号線が近づいた時、対地速度が15km/hr程度になり前に進まなくなりました。このまま進んでも高峰のランディングにたどり着かないと思い、進路を東に変えました。50号線に沿って笠間市方向に向かいました。昨日、箕輪さんが降りたのは、笠間稲荷近くです。もうタンボも耕されていて、水も入っているらしいです。降ろす所も慎重に選ばなければなりません。ずっと先の 山の近くで白いパラグライダーが旋回していました。もう高度が随分低くなっていました。そのずっと先の福原駅近くで赤いパラグライダーがサーマルをヒットして旋回しているのが見えました。私の高度からすれば、その機体よりもっと先に行けるのは分かっていました。しかし、その機体の近くに着いた時、赤いパラグライダーの方が高度が高くなっていました。私もサーマルを得て回しました。赤いグライダーは、西の方向に戻って行きました。あの高度では、多分、途中で撃沈だろうなあ、と思いましたが、果敢にも戻って行ったのです。私は、回しながら赤いパラグライダーをずっと見ていました。案の定、高度を取れずに私の方向にまたユーターンして来ました。私も高度が低くなって来たので、朝、箕輪さんに聞いた「水が入っているから乾いた色をした所を探して降りた方がいいですヨ」と言う言葉を思い出しました。丁度、良い空き地が見えました。近くに工事用の車が止めてありました。電線に注意して高度処理をして無事に降ろしました。地図で確認したら、笠間市来栖と言う所です。笠間駅と稲田駅の丁度中間です。近くにいた工事の人にサインして貰いました。COOに電話を入れて無事 にランディングした事を報告しました。

荷物まとめて笠間駅まで歩きました。途中、正子から電話が入り、親方が迎えに来てくれると言ってました。約30分で駅に着きました。駅に着いたら、次の電車は、2時51分です。親方に電話したら、笠間駅まで来てくれるそうです。少し待って親方の車が来ました。30分歩いた道を通り、私が降りた所を通過して、COOに戻りました。もっと距離を延ばしたかったけれど、今日の風では仕方ないかも知れません。箕輪さんは、筑波山を越えて新治小町に降りたそうです。

COOでクロカン報告書を書いてから、親方、箕輪さん、正子と4人で久しぶりにゆりの郷へ行きました。温泉を出てから広間で今日の反省会をしました。今日の私のクロカンは、良い勉強になったと言ったら、親方から「今日のような風で攻めるのは立派だ」と誉められました。滅多に誉めない親方に誉められて嬉しくなりました。ビールの旨かった子と。次のクロカンに期待してCOOのクラブハウスに行き泊まりました。持参したノートパソコンにGPSトラックデータを取り込みました。足尾山上空で高く上げた時のトラックデータがとても生々しく再現されました。この日のGPSトラックデータバログラフ

2時間後のクロカン 笠間の街 フライト中のGXB 降りてから 4月2日のバログラフ カシミールデータ

2002.04.03(水)

今日の方が条件が良さそうだと、親方が今日も来ました。風は? ん? 弱い。それと昨日、久しぶりに荷物を背負って歩いた為か疲れています。条件がそれ程良くないのと疲れのため、ファイトが湧きません。早い時間に上がりましたが、どうも風が弱くサーマルも弱いようです。しかし、次から次と出て行くので、私も出ました。岩山上空で少しリフトがありましたが、NASA前には無くて約20分のフライトでした。降りたら汗がどっと出ました。疲れもあり、今日は、これでフライトを止めることにしました。親方は、高く上げていました。正子も同じようなタイミングで降りて来ました。
COOの庭のシュミレーターでハーネスの調整をしました。早い時間でしたが、帰途に着きました。

桜と美女と

2002.04.08(月)

予報では雨でしたが、昨夜、インターネットで見たら晴れるらしいです。そして、風も北から南に変わると出ていました。ひょっとしたらクロカン? 思い切って出かけました。正子は用事があるので行けません。ひとりでCOOに向かいました。筑波山を越えたら八郷盆地は、深い霧の中でした。COOに着いた時は、霧雨です。テイクオフは見えません。親方と箕輪さんが来ました。久しぶりに多絵ちゃんも一緒です。この状態では飛べません。ショップの中で親方からクロカンの講義を受けました。過去のGPSデータを身ながら攻め方を教わりました。親方のクロカンの資料は、半端ではありません。とても細かく記録しています。箕輪さんと色々と質問して教わりました。

昼食後、やっと晴れ間が見えました。テイクオフに上がりました。扇沢さんが一緒です。風は無し。スクール生は二人です。斉藤棟梁が出ました。風が全然無い東テイクオフから見事なリバースで出て行きました。そして、弱いリフトを使ってこれまた見事なトップアウト。う〜ん、巧い!
私も東から出ました。苦手なフロントテイクオフです。サポートしてくれた扇沢さん、ありがとう。リフトは全然無くて、そのままぶっ飛んでランディングしました。
降りてから親方が「どうする?」「飛んでも今日はクロカンは無理でしょう」「何か旨いもんでも喰いに行くか」と言うことで、親方、箕輪夫妻と私でお好み焼き屋さんへ行きました。クロカン出来ない残念会をしました。そして、クロカン研究の続きも・・・。

残念会? 農作業しているの?

2002.04.14(日)

週間予報と言うのは最近当たりません。日曜日は雨の予報だったのにとても良い条件です。今日は、COOとNASAで大会があります。その為、比較的空いていると思われる高峰に行くことにしました。タンデム機だけを持って行きました。ひとり用も持って行くと、つい、タンデムをしなくなってしまうからです。今年は、タンデムの練習を積んで何とかタンデム証を獲得したいと思います。高峰は、最近、マウンテンバイクの愛好者に凄い人気です。整備されたコースは、日本のマウンテンバイクコースの中でも有数のコースらしいです。クラブハウスについたら、いつもと違う雰囲気が漂っていました。バイクの愛好者が宿泊していたようです。パラの人とは雰囲気が違っていました。

9時半頃にテイクオフに上げて貰いました。テイクオフには、朝、早くから正面の風が入っていました。スカイエンジェルから高橋さん、小武海さん、佐野さん、木村さん、桜井さんが来ていました。久しぶりのタンデムなので、皆様にサポートをお願いしました。重たいタンデム機で立ち上げを何回か失敗してしまいました。でも、サポートのお陰で無事にテイクオフ出来ました。しかし、正子がハーネスにうまく座れず、ぶら下がった状態のままです。悪いことに私のハーネスのフットバーに付けていたステイのバンドが切れてしまいました。私もうまく座れずに難航しました。正子にブレークコードのトグルを操縦させて、やっとフットバーをセットして座ることが出来ました。しかし、正子は、相変わらずぶら下がったままです。この状態では、正子に体重移動の協力をして貰えないので、残念ですが、降りることにしました。後から出たオーパの大城さんのタンデムとアプローチが一緒になってしまいました。お互いに交わしながら大城さんが先に降りました。

暫く、クラブハウス前でシャトルが来るのを待ちました。自転車組と交互なので、なかなかシャトルは来ません。下の道に車が降りて男性ひとりと女性ふたりが来ました。「オオクボさ〜ん」と呼びます。なんとジェネスの長島信一さんでした。NASAからタンデムで飛んで来て沈んでしまったそうです。高峰から再びタンデムでクロカンに挑戦するのだと言っていました。「二回美味しい思いを・・・」と言っていました。私たちの後に飛んだ高橋さんが高度1200mでクロカンに出ると無線で告げて来ました。やっとシャトルが来て、長島さんと一緒に上がることにしました。「小武海さんさんは?」「高橋さんの回収に行きます」「ええっ? 可哀相、飛ばないの?」「・・・・」

再びテイクオフに上がりました。風は、さっきより少し強くなっています。しかし、東寄りの風に変わっていました。長島さんのタンデムは、早くもテイクオフしました。テイクオフしてすぐにサーマルに乗って上昇して、そのまま北の方向に流して行きました。私たちもテイクオフしました。暫くは、テイクオフ前でウロウロしていましたが、リフトを感じて回し続けました。ひとりで飛んでいる人が沈んで行く中、私たちは、旋回しながらどんどんと上昇して行きました。1300mを超えたので、クロカンに出る事にしました。無線でスカイエンジェルの人を呼び出しましたが、応答がありません。小武海さんさんを呼んだら「移動中」との事。クロカンに出る事を正子が無線で告げました。高峰テイクオフのすぐ北側にある希望ヶ丘カントリークラブ目指して北上しました。大きくは沈みませんが、リフトはありませんでした。もし、このまま沈下したら降ろせばいいと思い、どんどんと北上しました。ゴルフ場の上空に来たらバリオの上昇音が鳴りました。すかさず正子に「右に回すよ」と言いました。正子は、右に体重をかけて回し易いように姿勢をとってくれました。620mまで落ちたのに少しずつ上が って行きました。他のグライダーは皆、苦戦していました。そこに黄色いAerotactのマークが入ったブーメランUがやって来ました。私たちの下に入って綺麗にセンタリングしました。同じサーマルで回したのです。ずっと低い所から回していたのに、流石、ブーメランです。あっと言う間に同じ高度まで上がって来ました。見るとTAKの正ちゃんです。「こんにちわ」と私が怒鳴って、正子が手を振りました。気がついたらしく、旋回しながら片手で合図を送って来ました。私たちよりずっと高くなってそのまま北へ走って行きました。1200mまで上昇して私たちも北へ向かいました。日産のテストコースの左を通って茂木の街上空に向かいました。茂木道の駅周辺は上がると聞いていたので、そちらに向かおうと思いましたが、少しずつでしたが、リフトがあったので、そのまま北上して茂木の街の上を過ぎました。高度が低くなって来たので降ろす所を探しました。少し高台になっている所が公園のようになっているので、そこに降ろせそうかなあと思ったのですが、前方を見ると那珂川の河原が見えました。高度は、400mです。沈下しなければ行けそうだと判断して向かいました。もし、シンクがあったら近 くのタンボに降ろすつもりでした。しかし、高度を下げずに那珂川の上空に着きました。追い風のために楽に来られたのでした。広い河原には、沢山の車が止まっていて、カヌーが沢山いました。釣りをしている人もいます。車が駐車いる場所を避けて河原の一番北の端に降ろす事にしました。一旦、上流に飛んで戻るかたちでアプローチしました。南西の風でしたので、北からのランディングです。強い風のお陰で軟着陸する事が出来ました。一本目のランディングも上手に出来て、今も上手に出来たので、それだけでも嬉しいです。しかも、22キロのクロカンも達成する事が出来て本当にラッキーでした。正子は、フライト中、「もう少し旋回するのを遅らせた方がいい」とか「あっちの方が良さそう」とか色々と指示しました。結構、当たっていましたねえ。(^^)

ランディングする少し前に高橋さんに無線を入れたのですが、途中で通じなくなりました。降りてすぐに携帯電話が鳴りました。高橋さんでした。高橋さんは、御前山近くに降りて、小武海さんに回収して貰って車で移動中でした。私たちが降りた河原に向かっているとのことです。ほどなく高橋さんと小武海さんが現着しました。クロカンは、飛んで降りてから戻るのがひと仕事です、しかし、今日は、小武海さんのお陰で助かりました。無事に回収して貰い楽にクラブハウスに帰着することが出来ました。
クラブハウスに戻り、下山報告をしました。暫く、クラブハウス前で休んでいたら、シンガス右近がやって来ました。NASAから飛んで高峰のランディングに降りたそうです。私たちは、寿司屋で大宴会をする為に早々に高峰クラブハウスを後にしました。
途中、一緒に回したTAKの正ちゃんは、72.4kmを飛んで優勝したのでした。おめでとう、正ちゃん(^_^)/

長島さんのタンデムテイクオフ トラックデータ 河原でパチリ いつもの寿司屋さんで バログラフ

2002.04.15(月)

昨日に引き続き、今日も飛びに行きました。今日は、平日なのでCOOです。今日も条件が良かったらクロカンに出ようと思いました。ショップにクロカンフライト計画書を提出しました。テイクオフに上がったら無風です。でも、スクール生は上手にフロントテイクオフで次々と出て行きました。そのうちに南風が出て来ました。機体のセットアップをしている時に誤ってドラッグセンサーのワイヤを切ってしまいました。ガッカリです。(^_^;)
正子に「早めに出た方が良さそうだヨ」と言って、先に出させました。金宮さんが出て次が私の番になったら、風がピタッと無くなってしまいました。そして、無情にも南西の風が吹いて来ました。南斜面だったら何とか出られそうなので、南に移動しました。しかし、益々南西風が強くなってしまいました。出られません。「西の方がいいですネ」辻さんに言いました。親方も「西だな」機体をたたんで西テイクオフに移動しました。私は、二台目のシャトルで移動しました。西テイクオフに着いたら正面から良い風が入っています。さあ、準備しようと思っていたら、フォローになってしまいました。「ええっ?」駄目です。再度、東テイクオフに戻る事になりました。

今日は、異常に暑いです。フライトスーツを着たまま移動をしたので、すっかり汗をかいてしまいました。東テイクオフに着いて、阿部師匠が先に出て、次ぎに、スター箕輪が出ました。岩山の先でヒットして上げています。次ぎに私が出ました。岩山までは、リフトが無く下がる一方でした。岩山の先でやはりリフトを感じて回しました。上には、阿部師匠と箕輪さんが回しています。もう高く上がっていました。二人の方を見ながら飛んでいたら、二人の方向に移動してしまい、サーマルコアから外れてしまいました。慌てて戻りましたが、その時遅し・・・。仕方なく、NASA前に移動しました。小さなリフトはありますが、上がりません。再び、岩山上空に戻りました。もう遅かったようです。再度NASA前で探して見ましたが、ありません。気がついたら、高度が300mを切っていました。慌ててランディングに向かいました。南風が゜強くて前に出ません。高度は、落ちるだけです。「どこに降ろせばいいかなあ。そうだ講習バーンだったら楽に届きそうだな」と考えていたら、和子さんから無線で「オオクボさん、講習バーンに降ろそうとしないで、安全なタンボに降ろして下さい」「ん?」でも「了解 しました」講習バーンの東側の下部に広い空き地がありました。そこを目指して進み、無事に、着陸しました。アウトサイドです。でも、タンボではなくて空き地だったし、キャノピーも身体も汚れなくて済みました。攻めすぎて高度が低くなり過ぎたのが原因です。反省します。(-_-;)
移動と暑さで参ってしまいました。今日は、良い事がないので、この一本でおしまいにしました。交通安全週間なので安全運転で帰途に着きました。

2002.05.14(火)

前回から丁度一ヶ月経ってしまいました。このところ休みとお天気が合わずに飛べませんでした。正子と一緒にCOOに行きました。火曜日なのでパイロットだけです。いつものメンバーは来ていませんでした。先輩の須藤さんが久しぶりに来ていました。それと宇都宮の早野さんが来ていました。常連の高野さんが花の育て方を色々と正子に教えていました。COOの庭には沢山の鉢植えの花があります。

テイクオフは、ガスの中でした。少し晴れ間が出た頃にテイクオフに上がりました。11時少し前にテイクオフしました。岩山の近くでリフトがあり少し旋回していたら、後から出た早野さんが同じサーマルで上げて来ました。あっと言う間に私よりも高く上げてNASA方向に移動して行きました。私は、暫く岩山近辺で飛びましたが、外してしまいそのままランディングに向かいました。17分のフライトでした。午後は、少し風が強くなると言う情報でしたが、多分、大丈夫だろうと上がりました。テイクオフは、結構、強い風です。止めようかなあ、と思っていたら辻さんが「大丈夫だと思います」と言ってくれたので出ました。出てすぐに高く上がりましたが、回さずに真っ直ぐに岩山を目指しました。岩山を過ぎてNASA前に行き、リッジを取って飛んでいる沢山のグライダーの中に入りました。でも、混雑していたので、岩山に戻りました。岩山の前でリフトがあり回して上昇して行きました。しかし、サーマルは弱くレベルキープ程度だったのでランディンに向かいました。ところが前に進みません。少しずつ高度も下がって行きます。GPSは、5km/hr以下です。このままだと、あの辺の木に吊ることになるのかなあ、と下を見ながら思いました。青い屋根の近くに畑があり降りられそうです。そのほかの所は、タンボに水が入っています。畑に降りたら農作物に被害を与えてしまいます。そうこうしているうちにどんどん下がって行きます。前には出ません。テイクオフへの道路を挟んで向こう側に空き地が見えました。あそこまで行ければ何とかなりそうです。でも、その前にある林を超えられるかどうか・・・。多分、大丈夫だろうと向かいました。林の近くに着いたらリフトがあって上昇しました。「助かった」そのまま水が入ったタンボを超えて林も通り過ぎました。ずっと先に休耕田があります。高度処理をしました。無線で「アウトサイドランディングします」と報告しました。八の字を描きながら高度処理をして無事に休耕田に着陸しました。泣きたくなるようなフライトでした。降りたら近くの農家の犬にしこたま吠えられました。無線で無事着陸の報告をしてから、ハーネスを外して農家の方に挨拶に行きました。「無事で良かったなあ」と言ってくれました。クロカンした時と同様に誰もいない所に降りたのですが、クロカンの時の嬉しい気持ちとは違い暗い気持ちでキャノピーをしまいました。そして、クラブハウスまでの道をトボトボと歩いて帰りました。あの時、NASA前から真っ直ぐにランディングに戻れば良かった・・・。もっと上がりたいと言う邪(よこしま)な考えがこの様な結果になったのだと反省しました。ショップで帰着報告をして、アウトサイド報告書を提出しました。

コックピット 水田 クロカン?

2002.05.21(火)

今日は、南が入ると言う予想でしたが、残念ながら朝から北西の風がしっかりと入っていました。西テイクオフです。この時期の西側は、午前中からサーマルが出ることが多いようです。しかし、残念にがら小さなサーマルでした。11時過ぎにテイクオフしました。必死にサーマルを探りましたが、残念ながらトップアウト出来ずに13分間のほぼぶっ飛びでした。飛んでいる時は、結構涼しいですが、降りると汗びっしょりです。午前中にもう1本飛びました。今度は、探っても全然当たらずにそのままランディングへ一直線でした。たった7分間の見事なぶっ飛びでした。正子はと言うと、低い所からジワジワと上げてとうとうトップアウトしました。「巧い!」写真を撮りながらそう思いました。あけみちゃんに「まだ飛びますか?」と聞かれましたが、「いや、今日は止めときます」昼食の為、クラブハウスに戻りました。ショップの庭で食事を食べてから少し早いけれど帰途につきました。残念なフライトでしたが、飛べただけ良いじゃないかと気を取り直しました。5月は2日間だけしか飛べませんでした。

2002.06.02(日)

今日は、久しぶりに高峰に行きタンデムをしました。正子は、「ひとりで飛びたいなあ」と言っていましたが、「タンデムの練習させてヨ」と言って承諾させました。高峰クラブハウスに行くとセリカがいました。昨夜、泊まったそうです。マウンテンバイクの青年が中にいました。セリカが言うには、昨日は、フライヤーがたった3人しか来なかったそうです。午後から飛べたけれど、風が強くなったので早々に降りたとのこと。

テイクオフに早めに上がりました。榛名エリアからのビジターさんが一緒でした。最初にシンバの人が出て少しソアリングした後、ランディングしました。私たちのタンデムは、榛名の人にサポートして貰いテイクオフしました。右の尾根に行き、弱いサーマルを捉えて旋回しました。少しずつ上昇して行きます。タンデムは、ソロで飛ぶ時よりも動きが鈍いので注意が必要です。正子は、私が旋回する方向を言うと体重移動をしてくれます。体重移動を二人でやると旋回に入り易くとても楽です。正子にカメラを渡して「自由に何枚でも写真を撮っていいヨ」と言いました。パッセンジャーは何もすることがないので不満らしいです。でも、「あっちの方にサーマルがある」と私に指示します。「そう、そこで回して」と。確かに、言う所にあるから満更でもありません。テイクオフにはセリカと榛名のビジターさん二人の合計三人がいるのですが、風が悪いのかテイクオフしません。私たちがテイクオフしたのが、11時20分です。テイクオフの左側、つまり東の尾根で大きなサーマルに入りグングンと上昇しました。520mのテイクオフを下に見て、1000mを超えて、更に上昇しました。最高高度1806mまで上昇しました。上に雲があり、それに向かってサーマルが続いていたのです。久しぶりにタンデムで高く上がりました。正子も自分の指示どおりに私が操作するので喜んでいました。このままクロカンに出たいなあ、と話しましたが帰りの手段が無いのとタンボに水が入っているので今日は、自粛しました。

やっとセリカがテイクオフしました。榛名のお二人も出ました。でも、低い所を飛んでいます。私たちは、高度処理の為に前の方に出ました。少しずつ高度が下がり、800m以下になった頃、セリカが山際で高く上げているので、戻りました。また、サーマルに入って旋回をして上昇しました。しかし、強烈なサーマルでした。耳が痛くなる程、急激に上昇しました。バリオの記録では、5.0m/sでしたが、多分、実際には、7.0m/s以上あったと思います。あまりにも強烈だったので、様子と相談してランディングすることにしました。高度処理をして無事にランディングしました。1時間2分のタンデムフライトでした。

クラブハウス前でマウンテンバイクの美女のライダーと逢いました。4月に正子がお話した方だそうです。一緒に写真を撮りました。緑川さんと言う方です。1本のフライトで満足して、ビールを飲み始めたセリカ嬢に別れを告げてクラブハウスを後にしました。

久しぶりに高峰でタンデム フライト中の正子GXB マウンテンバイクの美女 高峰の駐車場がサロンに

2002.06.07(金)

今日は、正子の都合が悪いのでひとりでCOOに行きました。いつもより人が少ない見たいでした。イーグル小鷲さんと高野さんが来ました。二人ともOASYSです。とても性能の良い機体です。テイクオフの風は、望遠鏡で見ると無風のようです。スクール生のブリーフィングを聞きました。イントラは高橋悟さんです。とても分かり易い気象の話しです。COOでの楽しみは、フライト前の講義です。今まで10年以上飛んでいてもまとまった講義を受けていなくて、自分で本を読んで勉強したのが殆どですので、COOの講義で、知識の確認が出来ます。初心者の頃からこのようなまとまった講義を受けられるCOOの人たちは幸せだと思います。西テイクオフを通って東テイクオフに行きますが、途中、西テイクオフは、垂れていました。東テイクオフは、やや東から正面の風が入っていました。スクール生の人たちが出た後、テイクオフしました。テイクオフディレクターは、扇沢さんです。とても親切にスクール生の指導をしてくれます。

私の番になった時、サイドの風でうまく上げられませんでした。「落ち着いて、頭の上で安定させましょう」と優しく言ってくれました。二度上げして弱い風の中、リバースで立ち上げてテイクオフしました。いつもの様に、岩山でリフトを感じて回しました。先に出た高岡さんは、高く上げていました。負けずに旋回し続けて上昇して行きました。10時48分テイクオフです。NASA前に出て、そこでまたサーマルに当たりました。旋回しながら後ろに流されて行き、足尾山上空に付きました。結構、荒れていましたが、回し続けました。高度は、900m前後です。飛ぶ前に高岡さんと「筑波山にまだ行ったことがないんです」と話しました。「今日辺りいいんじゃないの」と言われたので密かに、「筑波山に行こう」と思っていました。しかし、筑波山に向かうとシンクに入ります。上空から見る険しい山並みを見ると、つい、戻ってしまいます。情けない・・・。一緒に飛んだ人が殆ど降りた見たいです。イーグルさんは、さっきまでNASA前で低い所を頑張っていましたが、とうとう、着陸してしまいました。高岡さんのブルーのOASYSがいつ迄も飛んでいると思っていましたが、人違いでした。その人が降りたので、私も降りましたが、実は、シグマ3からOASYSに変えた吉田さんでした。高岡さんは、とっくに降りていた見たいです。このフライトは、2時間10分でした。高度は、1030mで、それ程上がりませんでしたが、強烈なサーマルは、5.0m/sと記録されていました。機体をしまってクラブハウスに戻ったら、庭のテラスで手を振っているサングラスの美女がいました。私に手を振っている見たいです。「誰だろう」反応ががない私に大声で私の名前を呼びました。何と、大阪のルーシーさんでした。「えっ?何でここにいるの?」「キンちゃんは?」立て続けに聞く私に笑顔で「実は、キンちゃんが今週、教員検定でこちらにきているんや」と。だったら連絡くれればいいのに。どうもメールを出したらしいのですが、私に届かなかった様です。いやあ、懐かしい、料理人のルーシーさんとの再会です。岩屋では、楽しい飲み会を何度もしました。教員検定を終えたキンちゃんことMISTRALさんが戻って来ました。厳しい検定だったらしいですが、笑顔が返って来ました。以前、高峰でお会いした高橋さんもご一緒でした。明日は、高峰でフライトすると言うので、私も行くことにしました。3人は、ゆりの郷に行くというので、私は、帰途に付きました。とても気持ちが良いフライトと旧友に会えた喜びで楽しい一日でした。

お久しぶりの藤沢さん テイクオフで指導する扇沢さん フライト中のコックピット NASAテイクオフ 旋回中のGXB COOで逢うなんて・・・

2002.06.08(土)

昨日、COOで約束したとおり、高峰に行きました。早く付きましたが、フライヤーは余り来ていません。スカイエンジェルの竹下教授と久しぶりの佐藤びいさく君が来ました。須藤さんが早めにテイクオフへ上げてくれました。竹下さんとびいさく君にサポートを受けてテイクオフしました。タンデムの時は、テイクオフが難しいのでサポートして貰う必要があります。まだリフトは弱く、ぶっ飛びでした。ランディングアプローチの取り方がまずくて急旋回でのランディングとなってしまいました。無事でしたが、注意しないと危険です。16分のフライトでした。2本目は、オーパの大城さんにサポートして貰いました。東風気味で難しいテイクオフでした。テイクオフしてからすぐにサーマルにヒットして高く上がりました。ところが西の空からCBがやって来ました。黒くないので多分、問題ないと思いましたが、雲が近づいて来るに従って、どこでも上昇するようになりました。1200mを超えてドンドン上がります。正子が「吸い上げは怖いから降ろそう」と言いました。雲から離れても駄目です。全体が上昇帯になっていました。翼端折りをすることにしました。翼端のライン1本を掴んで引きましたが、折れません。仕方なく、Aライザーの1本を強く引きました。やっと翼端折りが出来ました。でも、きつくて手が痛くなりました。正子に手伝って貰い二人で引きました。少しずつ降下を始めました。1000m以下になったので、引いている手を放しました。そうしたらまた上昇します。もっと下げないと駄目みたいです。ほかのグライダーは、平気で飛んでいるヨ。大丈夫なのかなあ・・・。

800m以下になったので、今度はいいだろうと思いましたが、これでも駄目。結局、300m以下になるまで翼端折りを続けていました。何と、ランディングは穏やかな風でした。無線で風を聞いたら、梶原さんが応えてくれました。東寄りの風でした。無事に着陸です。その少し後にMISTRALさんとルーシーさんのタンデムも翼端折りして着陸しました。タンデムでの翼端折りは初めての経験でしたが、予想以上に強い力が必要です。腕がパンパンになってしまいました。私たちが降りてから、30分位して、条件は穏やかになりました。でも、もう飛ぶ気力はありません。ルーシーさんとMISTRALさんとお別れして帰途に着きました。

帰宅後、久しぶりに孫の路央に逢いに行きました。近くの六郷神社の夏祭りに一緒に行きました。大勢の人を見て不安に思ったのか、とうとう路央は、大泣きしてしまいました。もっと強い子にならんとあかんでえ。
COOの仲間の阿部師匠には、指スイッチを作って貰ったりと色々とお世話になっています。なかなかCOOで会えないので、6月9日に本所吾妻橋の稲垣で飲み会をしました。頼んであったワンダースウィッチ一式を受け取りました。GPSのトラックデータ保存は、これで万全の体制になります。(*^_^*)

6月8日のタンデムフライト中の正子とGXB スカイエンジェルの竹下教授と木村さん ルーシーさんとMISTRALさんのタンデムランディング ランディング後
6月8日の路央くん 路央の父と母 とうとう無き出しちゃった 6月9日阿部師匠と飲み会

2002.06.19(水)

昨日は、土砂降りの仙台で対トルコ戦で日本チームが惜敗しました。何か残念で仕方がありません。ガッカリしました。元気が無くなりました。

でも、今日の晴天は、その沈んだ気持ちをリセットしてくれるように爽やかです。昨夜は遅かったのですが、今日の晴天の休みに飛びに行かない手はありません。5時50分ま目覚ましをかけて起きました。正子は、ハローワーク通いがある為にひとりでCOOに向かいました。高速は空いていていつもより早く到着。
梅雨の合間の晴れた日に飛びたがりのスクール生が来ていました。

始めは、西テイクオフからでしたが、そのうち変わると思い機体を降ろさずに待ちました。11時過ぎに東に変わりました。ところが、安定せずに南になったり東になったり、あげくは南西のフォローになったりと出られない時間が続きました。私がセットアップしている時に強烈なブローが入って来て、皆さんにキャノピーを押さえて貰う一幕もありました。

長い時間待ちましたが、出たらとても良い条件です。岩山に行く手前でリフトがあり、そのワンサーマルで1000m以上、上がってしまいました。後から出た人たちが岩山周辺で苦労しているのを上空から高見の見物をしていました。

南の風が徐々に強まって来ました。何機かが筑波山にアタックしています。私も、これまで何度か挑戦しましたが、いつもシンクに嵌って戻っていました。今日は、良い練習になると思い、果敢に挑戦することにしました。先の方に仲野親方と小橋さんが飛んでいます。後をつけました。身体を平らにして空気抵抗を少なくして飛びました。でも、何か沈んでいるなあ・・・。もうすぐ筑波山と言う時に親方がユーターンして来ました。後ろにいる小橋さんもユーターン。私もユーターン。私が一番低い。ヤバイ! 真っ直ぐに猿公園を目指しました。高度は、800m、猿公園まで下がる一方です。「どこに降ろそうか?」上空から見渡して何とか降ろせそうな所を数ケ所見つけて安心。猿公園の南にあるベストのテイクオフに近づくとテイクオフより低い高度になっていました。いよいよアウトサイドの場所を真剣に探そうと思った時に、バリオが鳴り始めました。すかさず旋回を始めました。バンクを適度にかけて真剣に回しました。ドンドン上昇しました。猿公園をトップアウトして1000mを超えました。更に上昇して行きます。上を見ると雲が出来ています。「ヨシ、雲底まで着けてやろう」と真剣に回し ました。すぐに雲底です。荒れていない雲なのでそのまま、また、筑波山に向かいました。今度は高い高度で筑波山に着きました。しかし、山頂のアンテナを目指したらシンクが始まりました。初めての筑波山なので今日は、ここまでで戻ることにしました。後を付いて来た金宮さんも戻り始めました。また、猿公園に向かいましたが、さっきより高度が高いので安心して飛びました。案の定、猿公園に着くとサーマルにヒットして上がり始めました。初めての筑波山攻略に成功したので、大満足でそのままメインランディングに向かいました。無事にランディング、1時間20分の空の散歩でした。最高高度1759m、最大上昇率6.1m/s、獲得高度1318mでした。

梅雨の合間のとても楽しい一日でした。14時半にはCOOを後にして帰途に着きました。

そうそう、岩屋で一緒だった野口さんが来ていました。野口さんも楽しいフライトをして満足の様子でした(*^_^*)

初めての筑波山 筑波山のロープウェイとアンテナ 暑い講習バーン ワンダースワンで記録 筑波山初攻略時のバログラフ

次のページへ2001年07月〜09月のフライト日記へ行く

サイトマップ