雑記林花或木
[1997/12]
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(1997/12/30)今日の留守録音

今朝ピッチに留守録が入っていた。

「もしもし、オオノさん、31日ですか?うーん、31日....31日だったら30日のほうがいいかな、って感じですねぇ、31日ですかぁ....」

そりゃそうだよね、大晦日じゃあねえ、ちょっと大変だよねえ、いろいろ忙しいし。うーん、ところでうちはオオノじゃないんだけどなあ、あんた、誰なの?それに31日に約束なんてしてないしぃ。どちらにおかけですか?って聞きたいのはやまやまなんだけどねぇ、まちがってますよ、あんた。

(1997/12/29)仕事納め

仕事納めの日だった。あ〜あ、とか思いながら仕事場に行ったら、4人も休んでいた。隣の女子社員は温泉に行くとか言って昼で帰ってしまった。午後もうだうだ仕事して納会が始まった。社長の挨拶とだらだら飲み食いするだけだが、納会費1000円も徴収されたので夕食がわりにたくさん食べた。仕事納めとはいえ、来週の月曜日にはもう仕事始めだ。せっかく納めるんだから3週間くらい納めておけばいいものを。とはいうものの、ボトルメールって面白そうだなあ

(1997/12/28)回転飲茶

回転寿司じゃなくて回転飲茶の店ができたので行ってみた。回転ベルトコンベアーが2重に回っていて、内側のベルトには、湯飲みとか醤油皿とかおしぼりとかが回っていて、外側のベルトに、いろいろな餃子や焼売、団子、春巻きなどが色皿に乗って流れて来る。値段は皿の色によって120円から300円まである。安いけどおいしい。回ってこないものは別途注文すればいい。杏仁豆腐やマンゴープリンなどもあり160円は安い。場所は新宿三越南館のよこっちょ。回転飲茶じゃすみん。

(1997/12/27)北京原人

東映まんが祭り、じゃないけど、北京原人、子供が喜びそうな邦画を見た。古代の遺伝子だか精子だかを再生して北京原人を現代に蘇らせるという、ジュラシックパークのパクリ企画、もちろんあそこまでシリアスでもないので、それなりに楽しめばいいという映画だ。おまけは、象とマンモスを掛け合わせたゾウマンモスまで登場、なんかイヌドッグを思い出した。ダウンタウンの歌みたいだ。丹波哲郎の出る映画をひさびさに見た。「しぃごぉのぉせぇかぁいぃ」とかヨレているタンバはアブナイオヤジだが、スクリーン上ではしゃきっとしてる。映画はそれなりだけど、Favorite Blue が歌う主題歌「さよならより永遠の中で」がいい。いまなら、原人っちのたまごっちプレゼントキャンペーン中、なんやそれ......

(1997/12/20)みこらめOFF会

みーこさん歓迎会&らめさん見送り会&忘年会をやった。真っ昼間の12時からパスタを食べに集まったのは、はるばる上京したみーこさんと、きみえさん、HANAEさん、もとさん、ことことさん、けんたおさん、Teraさん、加ト吉さん、\(カ0カ)/さん、JTさん、らめさん、と俺。東京のカルボナーラを食べたいというみーこさんの一言で、パスタハウスに決定した。10種類以上食べ比べたが、個人的にはミルキーなカルボナーラとシャープなペペロンチーノが特においしかった。

そうしてワイワイやったあと、とあるOFFICEに入り込んでひとときを過ごし、景色のいい店でお茶をしながらグダグダとリアルチャットをしているうちに、夕方になり、主賓のみーこさんは迎えに来たお友達と去っていった。

そんなこんなで、長期休暇のらめさんを見送る3次会を6人で喫茶店でウダウダとリアルチャットしているうちに、らめさんの出発時間になり、再び主賓は居なくなった。いい潮時とお開きになったのは、なんと7PM前。普通ならこれから本番という時間に解散するという、健全なOFF会、PTAも身悶えするような、よいこの集会であった。

うちに帰ってから4人も電話をしてきた。みんな声を揃えて「今、どこに居ます?」夜の部にでも合流しようかというたくらみは「おうちだよ」の一言でも脆くも崩れ去ってしまったのであった。

どこじゃ?この写真は?

(1997/12/19)ピカ注

まさかピカチュウで全国の大人まで大騒ぎになるとはだれが思っただろう。最初ニュースを聞いた時は、何の呪いかと思った。ポケモンのことは知っているが、持っていないし、漫画も見ていない。どんなコワイ画面で子供達がぶっ倒れたのかと、見たくなったが、ニュースで見たら呪いではなくて光誘発発作、光過敏性癲癇などと呼ぶ症状らしい。こういう落とし穴もあったのかと感心するやら驚くやら。イギリスあたりでは3年も前からこういうケースに対処しているらしい。日本が遅れていただけなのか。

テレビ東京がPTAに責め立てられている。子供が病院に担ぎ込まれたのだから騒ぐのも当然だけど、知らなかったのだからしかたないとも言える。テレビ局なのだからそんなことは認識しておくべきだったとか言われそうだが、しかたないね。残虐シーンと知っていて放映した、というようなケースとは違う。もちろん今後、このような事件があれば、厳しい処罰を覚悟せねばなるまい。ポケモン全部自粛するらしいが、世間の攻撃が変な方向に行かなければいいけど。

テレビ東京だからこのくらいの被害で済んだが、もしこれが「フジテレビ新春アニメまつり全国ネット3時間大放送・ゴクウもいるよ、さざえさんもね、まるちゃんも一緒に電脳大冒険」だったらどうなったかと思うと、ちょっとやばそう。

それにしても、子供と一緒に病院送りになった大人もいて、きっと後で「おまえ精神年齢低いなあ」とかからかわれるんだろうな。以前に、幼児がかかる「手足口病」という病気になったOL社員がいて、治った後で「まだ子供だからね」などとさんざんからかわれていたのを思い出した。

(1997/12/13)現物支給

某三菱電機では冬のボーナスの一部を現物支給(自社製品購入券)で支払うのだそうだ。金で受け取れるはずのものが限定された商品の購入券に化けたんだから、社員はいい迷惑だろう。それで役員が除外されているとかなんとか物議をかもしていた。しょうがないなあ。

ところで某三菱電機や某NECみたいな大きな家電メーカーとかデパート、商店などなら、自社製品、自社取扱い品の購入券で急場をしのげるからいいけれど、自社製品がとんでもないものの場合、こういう手段は取れないだろう。喩えば造船所社員が一万円の購入券貰っても船舶買うわけにもいかず、製鉄所社員が一万円の鉄鋼引き換え券貰っても、如何ともし難いし、ネコメシ社員が猫まっしぐらフリスキーを一万円分貰っても、ネコ飼ってなかったら自分で食うはめになるしで、社員が妥協して納得できるものではない。コンピュータのソフト会社社員だって同じで、自社ソフト引き換え券なんて糞の役にも立たなかろう。うちの会社だって現物支給されたら困るようなものを作る会社である。

さて某三菱電機のボーナスはどうかと思えば、うちのボーナスより高そうだ。某三菱電機製品限定の購入券でもいいからくれ。

(1997/12/10)絡新婦の理

「この世には不思議なことなどなにもないのだよ」京極夏彦を読み終えた。「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」と読んで最後の「絡新婦の理」829ページを持ち歩いて疲れた。しかしおもしろい。妖怪が出て来るわけではない。殺人事件簿である。もちろん犯人は妖怪でも幽霊でもない。読む前からそんなことは判っているのだが、有象無象のもののけが複雑に絡み合って物語が進んでゆく。あえて超常現象というならば、他人の思いが見えてしまう奇妙な探偵榎木津くらいなものだろう。見えてしまった榎木津の言動も至る所で伏線張りに一役買っている。そして物知りな京極堂のいやいやながらの謎解きで事件はひとつづつ衣を剥がされてゆく。そこに絡んで来る旧友たち、四角い顔の刑事木場、精神不安定な作家関口。全部読んだらお馴染みの顔ぶれになってしまった。この5冊は上に書いたような出版順に読んだ方がよい。あちこちに「夏のあの事件の。。。」「小金井の例の。。。」「箱根で起こった。。。」云々と、ささやかな関連付けが顔を出すのだ。既に読んであれば何のことかは察しがつく。もちろん本編の本筋に直接影響はないので、どちらでもいいのだが。まあ愛読者サービスみたいなものだ。

(1997/12/06)MIB

地球上には既にたくさんの異星人が住み着いていた。というので、どれどれ、と見に行ってきた。メン・イン・ブラック(MIB)けっして麺in札幌ではない。そういう異星人から地球を守る組織がMIBなのだ。主演はID4にも出たウィル・スミス。ブルースブラザースみたいな格好で歩き回るかと思えば、ゴーストバスターズみたいな兵器でおばけみたいな異星人と戦ったりする。オープニングシーンのトンボはなんなの?ラストシーンの地面からどんどん宇宙のはてまでズームアウトしていくシーンはこの前見たコンタクトのオープニングシーンのズームインを思い起こさせる。ちょっと新鮮味に欠ける。妖怪、じゃなくて、いろいろな宇宙人がへんてこな立ち居振舞いをしているのは面白い。前々から楽しみにしていた「死体の顔を開くと中からちっこい宇宙人が出て来る」シーンはやっぱりおもしろかった。コメディタッチなので、笑えれば合格という映画だ。ところどころ笑える場面はあって、それほど飽きちゃう映画ではない。全体的には中ぐらいの面白さという感じの映画だった。期待が大きすぎたとでも言っておこうか。

関係無いけどトナカイ君

(1997/12/01)おかげさまで二周年

はあ、2年経ってしまいました。ということはおかげさまで一周年から1年経ってしまいました。2年間のアクセス数は11665。1年前に5000弱だったので6665ほど増加しました。これは多分、8月頃にindexとindexjを統合したからでしょう。その割りにここを読んでくれるお客さんは相変わらず少ないんです。あなたは珍奇な、ちゃうちゃう、貴重なお客様ということになります。

1年目はHPのスタイル模索と内容の充実に興味深々でたくさんの時間を使って楽しんできたのですが、2年目に入ってからは、更新するコーナーが限られてきて、引き続きホッタラカシコーナーも出始めました。それよりOFF会と称して外で騒ぐ機会が多かったようです。16回ほどやりました。昨年は大阪からわざわざOFF会に来る人を驚きのまなざしで見ていましたが、まさか自分が京都までOFF会のために行くことになるとは思ってもいませんでした。

1周年にも書きましたが、相変わらず目玉の絞れない雑多HPのままです。横浜と京都の写真館が増えて、写真コーナーが目立ってきたとはいうものの、この先どうなるのかは判りません。写真はアップするだけだから簡単なのです。

懸念されたBekkoameの状況もこのところほとんど問題なくて、まあ、いいんじゃないかな。テレホ時間はまだ重いようですけど、アスキー敗退であほが引越したbignetのほうがテレホ時間はFTPでさえ動かないという状況から見ると、Bekkoameは、まだましなほうだと言えます。

さて3年目は何をしようかと、考えることもなく大勢に押し流されてずるずると行き倒ればったりでやるつもりですが、へたをすると飽きちゃう恐れもあります。ときどきネットサーフィンも飽きちゃいます。なんか飽きない工夫でも考えながらのらりくらりとやって行こうと思います。

あ、痛いのはゲストブックが壊れている事です。グレースネットは直すつもりはないようです。なんとかしなくては。


CREATE:12/01/1997 by Kiyoharu Otake

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