雑記林花或木
[1999/09]
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(1999/09/25)EYES WIDE SHUT

 いまごろ見た。先月、時間を確認しておいて、横浜の上映館に後日出掛けたら長蛇の列、ありゃりゃと驚いてよくみると子供連ればかりではないか。なんだか変だぞと思って入り口に行ったらアイズワイドシャットの変わりにカードキャプチャーさくらとかいうアニメを上映し始めていて、70センチくらいぶっとんでから今日まで時間がとれなかった。川崎チネチッタではまだやっている。

 スタンリー・キューブリックの遺作というのでは見なければなるまい。おまけにR18指定というのではぜひ見なければなるまい(;´o`)

 キューブリックは性的な妄想や実現しなかった夢を現実と同じくらい重要なものとして扱おうとしたと言っている。FUCKに始まりFUCKに終わる映画。といってもAVじゃないから2時間半やりまくりってわけではない。夫婦の微妙な精神状態のバランスが崩れそうになる落とし穴を描いた、ほんのニ、三日のエピソードである。ただその全てが性行為を根底に置いた問題であり、罠にはまってしまうまでの揺れ動く心の裏側を描写している。目まぐるしいほどにいろいろな事が起こってしまった或る日。しかし実は何も起こっていなかったかもしれない或る日。なんとも妙な気分のまま終わる。仮面舞踏会、あれを舞踏と呼ぶのなら仮面舞踏会でもいいだろう。このシーンが非日常的な雰囲気を増幅させる。現実でありながら夢の中の出来事でもあるような不思議な臨場感。妖しくも危険な罠。日が昇るとまるで現実感を伴わない淫夢のような世界。仮面をつけた裸女が夢の中で踊る。

(1999/09/21)テレビドラマでポン

 小市民ケーンが終わったら、次週から桐野夏生の「OUT]をやるじゃん。これは肉を切り刻む鬼畜サスペンスだぞ、だいじょうぶかなぁ? おまけに田中美佐子と飯島直子のゴールデンキャストだぃ(^o^)

 今回はいろいろドラマを見てしまった。どんな感じか最初だけ見ようと思っていたらズルズルと見てしまった。

 「天国のKiss」 なんというか奥菜恵を見ていただけのような感じ。でももう高校生役は似合わないかも。

 「パーフェクト・ラブ」 ありがちなトレンディ・ドラマ(って今でも言うのか?)武田鉄矢も疲れた親父役をやるようになったんだなあ。

 「女医」 なかなか腹黒い世界で面白かった。美人女医3人寄ればもう天国。中谷美紀はいいね。犯人わかっちゃったんですぅ。

 「小市民ケーン」 それはおれだぁ!!木梨のりさんはいい味出してた。見ていてイライラするのも狙いどおり。

 「救急ハート治療室」 ワイワイガヤガヤ騒動物のように見えて意外に人間ドラマだった。

 「恋愛結婚の法則」 kyon2も寄る年波でなんともね。

 「彼女たちの時代」 何も無いような日常なのに辛辣な現実が身にしみる。いちばんよかったかも。

 その裏でさんまが出てる 「甘い生活」 は一回目に刺されるところはビデオ撮って見たんだけど、その後すっかり忘れてた。

 「らせん」 リング見たら当然見るんだけど、もう原作から遥か遠くに行ってしまった。こうなるとラストは気にはなるけど、もうどうなってもいいやって感じ。

 「to Heart〜恋して死にたい」 流行りの深田恭子が出ているから見たけど、まあ普通かな。

 「独身生活」 真面目な銀行員の江角マキコが売春しちゃう落差が面白かった。

 「笑うせぇるすまん」 もともと悪質な顔してる伊東四郎がなかなかはまってた。ド〜〜〜ン!はもっと大きな声で言わなくちゃいかん。

 さあ、10月番組改編シーズンだ。衝撃映像決定的瞬間24時密着取材目撃者はあなただ信じられない驚異のスクープ危機一発秘蔵フィルム大公開スペシャル!!みたいな繋ぎ特番を飽きるほど見させられるぞ。

(1999/09/16)横浜ワールドポーターズ

 みなとみらい21のコスモワールドの隣に「横浜ワールドポーターズ」というショッピングタウンができた。ちょいとひまつぶしに行ってみた。桜木町から汽車道という昔の臨港線レールが敷かれたままの橋のような道をだらだらと歩くと正面に横浜ワールドポーターズが現れる。

 なんと1階のワールドフードコートに桂花があった(∵)なんかお洒落なコスチュームの店員さんがやってるので違和感があるが桂花は桂花。ここはピザ、ハンバーガー、カレー、アイスクリームなどのカウンターショップが並んでいるカフェテリアみたいなところなので「太肉麺食ってる横でソフトクリームを舐める彼女」のような映画みたいなワンシーン(どこがじゃ)を演じることができる(だからどこがじゃ)

 5階にはワーナーマイカルの映画館がある。他の階はファッションや生活雑貨などのショップがいろいろとあるんだけど、ここじゃなければもうだめだぁ!というような個性があるようにも見えない。近隣に他のショッピング施設がなければ、すごく便利な場所なのだが、すぐ近くにクイーンズスクエア、ランドマークタワーなどが寄り集まっているのだから、来る人はどうせあちこち行くだろう。でもどこも同じようなものだ。好きなショップがあるのならそこへ行けばいいし、なんでもいいのならどこでも変わりない。

(1999/09/12)マトリックス + オースチンパワーズ

 CMを見て、これはぜひ見に行かなくては、と思っていた映画マトリックス。虚構と現実の世界を行き来する不思議な奴ら。何が現実なのか、どちらが虚構なのか。今解き明かされる大いなる真実。2199年、彼は目覚めた。キアヌ・リーブス主演、グラサン姿の3人は意味ありげでやたらかっこいい。CGを駆使した映像は確かにスピード感に満ちており迫力がある。しかし今までにない驚異の映像というのはどうだろう。すっかりCG効果が定着してきた近頃の映画は斬新で面白い視覚効果が目白押しだ。開いた口が塞がらないほど凄い映像なのだろうかと、ちょっと戸惑う。筋書きはコッテコテのSFでマニアがハマるには充分だ。なんとなくブレードランナーを思い出させる。終わり方がなんかすっきりしない。興行結果がよければ続編作りますよ、という意図が見え見えだったりする。ちょっと人間的な感動が少なかったような気もする。

 チネチッタではしごしてしまった(^^;;

 オースチンパワーズ・デラックス。アメリカでスターウォーズを抜いたとかなんとか話題になっていたお笑い映画なのでとりあえず押さえておこうと思った。面白いところは面白いんだけど、全体的につまんない。オースチンの笑い声は下品だし。あ、ここはきっとアメリカ人が笑うところだな、などと静かな館内で冷静に分析してしまったりする。なんかあの顔を見ていると、中本工事とポール牧のコント番組を見ているような気分だったが、どーですかお客さん? わざわざ劇場まで行って見るほどのものでもない。

(1999/09/11)PC−EXPO

 いつものように早めに行くつもりで6時半に起きたのに、またちょいと横になったのが運の尽き、二度目に目が醒めたのは9時半だった(;´o`) 首都高もほどよく混んでいて2時間かかってようやく幕張に着いたらなんと、メッセ駐車場が満車で入れない(;;´o`) 入れなかったのは初めてだ。そのままずるずるとひとまわりして県営第2駐車場に入った。綺麗な遊歩道を歩いてメッセまで行けるんだけど遠いんだよね。

 とりあえず場内に入って、さめたヤキソバを食った。展示エリアは広い。うんざりするほど広い。Windows Expoとの差が歴然となった。MACもあるし、LINUXもあるし、その他なんでもありのPC-EXPOをモーターショーに喩えるなら、WindowsだけのWindows ExpoはTOYOTA展示会というところか。TOYOTAに興味がない人は来ないし、TOYOTA以外の製品は展示されないわけだ。

 SONYのCyber-Shot DSC-F505K はかっこいいデジカメだ。最初写真を見たときはやたらでかそうに見えたが、実物にさわってみたらそれほどでもなくてなかなかいい感じだった。シルバーメタリックのナイスバディで、レンズの部分がこれでもかっというほどニョキっと突き出してしてセクシー、ちゃう、迫力がある。レンズ部分が上下に動くので液晶を見下ろしながら撮影できる。COOLPIXを買ったばかりなので、もうアウトだが、ちょっと心残りが・・・ 211万画素で5倍ズームだし64MBのメモリースティックを入れれば42分のMPEGムービーも取れるし。ファインダーがないのでいつでも液晶を見ながら撮影することになる。マクロは8cmだが、個性的なデザインだ。定価125000円

 オリンパスのCAMEDIA C-2500L は250万画素というすごいやつ。マクロは2cmで3倍ズーム。C-1400XLの後継機種といったデザインだが、C-1400XLの時ほどの新鮮さはない。スマートメディアとコンパクトフラッシュの両方が使えるというのはなかなか贅沢だ。撮影の都度メディアを切りかえることもできるし、今使っているメディアを有効に活用できる。定価148000円

 iBOOKも賑わっていた。MACユーザではないのでスペックはよくわからないが、ワイアレスでインターネット接続ができて手軽に移動できるお洒落な奴が198000円となれば、iMACと同様、MACマニアが飛びつくのは間違い無い。G4というのもシルバーメタリックのスマートな手裏剣みたいなデザインが人目を引く。相変わらずMACは我が道を突っ走っているようだ。先日会社のMAC野郎と話した。「Windowsはフリーズしたらおしまいなのに、MACはフリーズしてもリセットする時に残念音がでるんだなあ」「そこがいいんだよ」「そ、そうか」

 疲れてしまった

(1999/09/05)坂井宏行のペペロンチーノ

 この夏はぺぺろんちぃの日和だった。ちょうど3年前にも書いてあるけど、付属の乾燥赤唐辛子とニンニクがけちくさいので、自分で増量してしまった。最初は袋入り輪切り唐辛子をしこたまぶちこんで辛くて汗かいて食っていた。いい感じだ。そのうちニンニクもなんとかしたいと思い、袋入りスライス生ニンニクを買ってきてそのまま入れて食った。しかし生だけあって辛すぎてだめだ。それでフライパンに入れて茶色くなるまで炒めてから入れて食ったらなかなかいいではないか。剥き海老は気持ちの問題である。あまり具を入れすぎるとソースが薄くなってしまう。俺は正しい事をしているのだろうか(゚_。)?(。_゚)

 この前、調子に乗ってアンチョビソースのなんたらかんたらとかいうソースを買ってきて食ってみたが、途中で捨てた(;´o`) シェフ坂井宏行のペペロンチーノは貴重な逸品である。俺は正しい選択をしているのだろうか(゚_。)?(。_゚)

(1999/09/01)ボトルキャップ

 誕生日プレゼントにスターウォーズのボトルキャップを4匹ももらってしまった\(^o^)/

 自分で集めたのは、或る日偶然スーパーで見かけた時買った3匹だけなのに、いきなり4匹も増えてしまった (・_・)ヾ それも大御所ばっかりだ。うひゃあ┌【∵】┘♪└【∵】┐♪┌【∵】┘ 今も1.5リットルボトルについているが、ちょいとあこぎな気もする。なんででかいボトルにつけるんでぇ。みんなが飲みきれないほどペプシを買って売上急上昇だが、キャンペーンが終わるとパタリと売れなくなってしまう。でもみんなは貯蔵したペプシを長期に渡って服用しているので、この煽りを受けてコカコーラまで売れなくなると関係筋では見ている。なんの関係筋?

 こんなでらっくすなプレゼントをくれたのは、某ボトルキャップ依存症のおともだちである。この人はあと1匹で全部集まるところまできている。既に、袋の上から触っただけでタチドコロニ誰が隠れているかを心の目で見ることができるほど強力なフォースを身につけてしまった。しかしこれはダークサイドの罠であり、ボトルキャップ依存症で現在入院している。いや、そういうわけではないけれど、入院するのはいい考えだ。早く元気になってください。あ、いや、昨日もやたら元気だった。今日もむっちゃ元気だろう。ありがと〜(∂∂)♪


CREATE:09/01/1999 by Kiyoharu Otake

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