Columns: News
ニュースメモ(2004/12/5-2004/12/11)
News【2004/12/11】
[society] ますます社会問題化する「ニート」
特に目新しい話はないですが、まとめページということで。
[society] 引きこもり解決へ2つのキーワード
いまも「のんびり」が「頑張る」にかならず負ける、という構造はなにも変わってない。
株式会社な時点で会社の持ち主である株主の意向には逆らえず頑張らざるを得ないので、競合しないところでNPO法人、というのがスローワークの解になるのでしょうか(あるいは先日の半農半Xとかのような)。
[partner style] 「オニババ」ってなに? : /下 社会学的に晩婚化を考える
結婚難以前に恋愛難の「一人でいる方が落ち着く」時代。男性のコミュニケーション能力が低下したのが原因とか。
[partner style] 男が結婚を焦るのは、いくつ?
現代は、男43歳、女35歳、とのことのようです。
自分が希望する相手の年齢と、相手が希望する年齢が噛み合ない、って記事は以前にも取り上げました。
[partner style] 男オタクの脳内の女フォルダは「他人」「親族」「彼女」しかない
オタク/非オタクとモテ/非モテ(or コミュ/非コミュ)は2 x 2のマトリクス(偏りはあるにせよ)ですのでここは「非モテの〜(or 非コミュの〜)」がしっくり来ますけど。まず異性の友人を増やせ、ってのはこの辺の話でしょうね。
[misc] 取材も知識もない「報道」のむなしさ
少し前の話ですが。「Think! 2004年夏号[No.10]」の「企業の社会的責任(CSR)論の本質」という記事にあったんですけど、日本は欧米と比較すると、大企業や国会・政治家よりも遥かにマスコミに対する市民の信頼度が高い傾向があるようなんですね(日本: 79%, 欧米: 14%)。中にいるのは感情を持った一介の人間(の集まり)であることを私たちは見落としているのではないでしょうか。子どもの頃は大人って凄いものように思ってたのに、いざ自分がそうなってみるとこんなものか、というのと似てますし、要は相手の立場になって考えてみる、っていうことですね。
【2004/12/10】
[society] 男性の家事・育児に時間目標 新新エンゼルプラン原案
今でも結婚していないと昇進できない、といった裏資格要件が根強く残っているところもありそうですが、反面、現場のワーカーとしては、独身の方が使いやすい、ということになってきそうですね。
[society] 少子化 いびつな福祉給付の是正を
これまでの見方には「若い世代」の気持ちが欠落してきた。
[society] お金で解決するのか、少子化、高齢化社会
年齢の離れた方との触れ合いは「異質との対話」な訳ですからなかなか難しいですが、その分コミュニケーション力の強化に繋がります。この辺にもヒントがありそう。
[society] 「自衛隊にでも入ってサマワへ」 フリーター巡り武部氏
うわ…ホントに「異質との対話」だなこりゃ。
[misc] 「雑学」と「教養」の違い
八月の残りの日さんとかを全くかなわないなぁ、と思うのは単に知識量が凄いだけじゃなくて、情報と情報のリンクを見い出す力がズバ抜けてるということを(内輪で)言ってた訳ですが、あぁなるほど、と膝を打ちました。
【2004/12/09】
[society] 不倫で少子化対策
既婚者の子どもの数が約2人でそれほど減っていないことから、晩婚化・非婚化が問題視される訳ですが、最終的な目的を考えれば別の方法もありえるはず。1)子どもは欲しいけど夫は要らない、2)いいと思った人は皆既婚者、という現代の2つの悩みを同時に解決する不倫は少子化対策の決め手となるかも? 事実上の一夫多妻制とも言えます。
[society] 次世代法 : 仕事と子育て両立目指し 行動計画づくり、企業が動き始める
確かに女性は育児休暇取ってますが、男性では見かけないですね…。ノー残業デーも平日と何の違いもありませんし。
[society] 負担の軽減よりも、子育ての楽しみを
そもそも、本当に産みたいと思っているのか、という話。
選択の自由とか経済的合理性だけで考えるからどんどんマイナス思考になってしまう、っていう観点では「失われる子育ての時間―少子化社会脱出への道」とかがジャストかな。
[society] 性的能力指数「SQ」を開発
[society] 身体の逆説: 出会い系とネット自殺の類似性
ちょうど2年前のこの方の日記(2002/12/8)ですが、本当にその通りになっています。
[society] ボーダーな人たちを救う
コミュニケーション負荷の小さい仕事を増やす、というアプローチも考えられますが、コミュニケーションをカイゼンできる仕事であればよりいいはず。
[society] 東大、公立出身者が増加=「親は高額所得者」間違い−03年の学生生活実態調査
他の大学の動向と比較しないと何とも言えませんが、官僚や学閥があるところ以外では東大って何もいいことないってことが分かってきて、カネのある家は慶應とか海外に流れてるのかも。
→詳細: 学内報/学生生活の背景
【2004/12/08】
[society] 多様性があるということは「決定的にラクな道がある」ということではない
仕事が嫌だから家事、ってのじゃダメだよ、と。逃げの選択じゃ後悔するだけ、ってのは適齢期の"逃げ道婚"は後悔のもとを想起したりしなかったり。
関連してこちらも。
[society] 自信を持って家事をやろう
[society] アートとニートは似ている…? (via ARTIFACT@ハテナ系)
国的には、本人が好きなことやっていようが、苦痛な労働をしていようが、社会が価値を見いだすものを提供している限りは問題ない、と考えるんじゃないかと。
東京都写真美術館は行こう行こうと思いつつまだ行ってないのでこの機会に行ってみようかな。
[society] 教育問題三連発
ニートは家で全く勉強していないことと関係あるんですかね…。ちなみにはてなの投票では、1位「本人」、2位「社会、環境」となってます。教育機関は最後。もちろん、責任論に終始しても仕方ないと思いますが。
[society] 日本は数学6位、読解力14位に転落 OECD学力調査
同じく学力調査から。冒頭に上げられている問題の大半は日本語というよりコミュニケーションが原因のような気も。
学力調査の話についてはバランスを取るためこちらも。
[society] 問題解決能力が評価されていない
物事のプラス面よりマイナス面に着目しがちな日本人っぽくはあります。
[economy] 日本経済ウォッチ : 2004年12月
経済面は特に素人なんですが、いろんなBLOGなどを楽しく読むためにも経済の基礎理解は不可欠かな、と。
で、上記のレポートとしては、企業が負債の返済を進めていて財務体質をカイゼンしつつあるけど、逆に人件費は圧縮してるので個人消費が伸びないかも、ということで目新しくもないですが、やはり合成の誤謬とかフリーライダーな話。個人・家庭が将来を不安視して貯蓄にまわすからますます景気が悪くなる、という消費者側の合成の誤謬も言われがちですが、むしろ貯めるところまでいかなくなってきてるらしい。「一億総フリーライダー」の様相を呈してきました。
【2004/12/07】
世代間不公平論の終着駅 (pdf)
えーとつまり、日本は先進国の中でも少子高齢化が一番進んでいて、日本人が皆利己的だとすれば、すでに終わってる(=高齢者が政治的マジョリティとして投票行動をするから高齢者に優しい政策しか行われない)んだけど、日本の特性としてそんなに個人主義は徹底されていないんじゃ、ってことでしょうか。でも、個人主義の拡大を食い止め、利他的な人を増やすには「家」の復権が大事ってのはあれ? というカンジ。
【2004/12/05】
[society] 初の少子化社会白書発表 「皆婚社会崩れつつある」
社会保障費、出産・子育てに重点…初の少子化白書
少子化白書 : 人口減少へ危機感「今後5年が重要」
この5年が勝負ということで、高齢者に傾斜していた社会保障を少子化対策へ配分見直しなど、重い腰を上げた形。
[communication] 差異のエンジン
かつてのケータイ新機種みたいな感じかな。
関係ないんですが、m:robeがMacで使えればなぁ、と。