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時の流れを感じる瞬間

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先週、安達祐実さんの結婚が話題になったが、20代後半以上の人は、結婚はもちろん、24歳になっていることに驚き、ある種の感慨を覚えた人も多いのではないだろうか。子役のイメージが余りにも強かったこともある。

で、ちょっと広げて考えてみると、これからの時代、時の流れを感じる瞬間は、子役タレントやジュニアアイドルがきっかけになることがしばしばあるのではないだろうか。もちろん、結婚、転職、リストラといったライフ・イベント型ストレス項目に挙げられるようなイベントがなくはないが、一般的に、年齢が上がるに従って生活に変化が少なくなり、仕事や日常生活に忙殺、いや充実しているためか、時間の流れが早くなることは、実感として多くの人が感じていることだと思う。10歳未満はもっとも顕著だが、10代の密度、20代の密度、30代の密度は違う。自ら行動を起こさなければなおさら変化は少なくなる。

そうした中で、子どもは成長が早く、身体面、精神面、当然学校のような社会面でも連続的でありながら非連続な成長・変化を見せるので、子どもを含む下の世代に接することは、時の流れを感じるきっかけになる。親戚の子どもや、近所の子どもは、接する機会も非連続的だから、なおさらである。学校の先生などは、確かに日頃から子どもたちに接しているが、小学校、中学校、高校とそれぞれの学校で毎年同じ年齢層が入れ替わり入ってくるのであって、同じ生徒を成人まで継続的に見ているのではない。

しかし、非婚化、無子化が進むことで、子どもを持たないライフスタイルが普及していくと、当然親戚の子どもも減るし、地域の繋がりも希薄になっているので、近所の子どもに接する機会もなくなる(それどころか、自分の子どもと一緒でなく近所の子どもに接しようとしたら変な目で見られかねない)。そうなると、テレビや雑誌などメディアで触れる子役タレントやジュニアアイドルの方が見る機会が多くなるかもしれない。もちろん、子役タレントやジュニアアイドルは想像上のキャラクタではないから、成長するし「非連続な」変化を見せてくれる。アイドルファンはまた次のターゲットを見つけるだけなのかもしれないが、それにしても、彼/彼女たちの「卒業」は親戚や近所の子どもに変わって時の流れを感じる役割を果たすことになるだろう。

ちなみに今、前田亜希さんは20歳、石田未来さんは17歳、飯田里穂さんは14歳、神元結莉さんは10歳。…って何のサイトだかだんだん分からなくなってきたのでこの辺で。皆さんが、時の流れを感じるのはどんな時だろうか。

Posted: 2005年09月20日 01:06 このエントリーをはてなブックマークに追加
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コメント

どうも。

私が時の流れを感じるのは、漫画やゲームのキャラクターが当時、
自分と同い年もしくは年上であったにも関わらず、いつの間にか自分が年上になっていると再読、再プレイ時に認識した時です。

ハイ、ベタなヲタ回答ですね。
すみません…。

では。

Posted by: 永夢 : 2014年10月26日 23:57
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