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Columns: News

ニュースメモ(2006/01/29-2006/02/04)

News

【2006/02/04】
[society] 医療保険が給付抑制に走らざるを得ない理由
将来どうなるかが分かっているのに何も手を打たないのが理解できないってのはまさに。

[society] 人口減少と経済 需要縮小が最大の問題 −供給改善では限界 輸出と国際観光を伸ばせ−
社会全体のTOCでしょうか。市場がボトルネックになりつつある。

[society] ニート化する社会 子供・孫とどう向き合う?
また煽りっぽいタイトルな。中身は割と普通ですが、一部のタイプに寄り過ぎてるきらいも。

[society] 国民総幸福量
新語にも登場。

[soceity] 天下り率85%の「財団法人防衛施設技術協会役員名簿」を見よ
公務員を薦める親が出てくるのもうなづけます。ただ将来のことは分かりませんが。

[communication] 大した意図がない言葉を深読みして困った事態に
それを「空気」と言っていいのか分かりませんが、程度問題みたいです。

【2006/02/03】
[society] 家計調査による所得格差の推移
[society] 所得・資産の不平等感
イメージでなく統計的な数値で見ると興味深いものがあります。
関連: [society] 家計貯蓄率の低下は続くか

[society] 転換期にある労働市場 就職戦線も「売り手市場」へ〜「雇用回復」3つの背景とそれでも残る政策課題〜 (pdf)
ミスマッチの課題は残る、と。

[society] 就活の挫折は ニートの引き金か
不明確な基準や新卒一発勝負の問題。後者は人口減少で売り手市場が続けば変わりそうですが、前者は当面明確になりそうにはないですね。

[society] 「引きこもりあかん!」 元ニートいしくんぼさん
お笑い芸人はちょっとレア過ぎてロールモデルになりにくいかも。

[business] LOHAS市場の成長性について (pdf)
LOHAS層は29%。

[work] 平均年収高額企業ランキング
まだまだ就職より就社、ですかね。

[book] 幸せ成功力を日増しに高めるEQノート
EQとか繰り返し出てきますね。

【2006/02/02】
[society] 「幸せ」を計る指標
そういう意味では「いろいろな幸福がある」も「聞き飽きた」、かも。いつも言ってるように、定義がいろいろなことはその通りで、ただ「多様」を言い訳にして、安易に個人の心や考え方の問題に落とし込もうという意思に対して引っかかりを覚える、ということですんで。「多様」「それぞれの事情」は余りにも都合良く利用できてしまいます。

[society] ニートはよくも悪くも親がつくりあげる〜座談会:なぜ、ニートが増えつつあるのか(後編)〜
親の「社会性」と「情報収集能力」が重要、と。「社会性」も便利な言葉なので具体的なアクションが分かり難いです。

[society] ブチ切れ!小泉大放言「格差、悪くない」
[society] Yahoo!ニュース - 時事通信 - 経済格差悪くない、小泉首相が答弁=「ねたむ風潮慎むべき」−参院予算委
確かに、間違ったことは言ってない。「手当て」の具体性な水準と方法かと。

[society] 高齢社会における「共生の思想」〜団塊高齢者の地域共生〜 第1部 2015年の高齢社会 (pdf)
孤立化、うつ、自殺率の拡大。

[society] 人口減少時代は過剰ストックに注意すべし (pdf)
社会全体のSCMみたいなものですか。

[society] 待ち組?
もちろん、分かってて仰ってるんでしょう。

[soceity] 何が変わったんだろう
この件について言えば、泣き寝入りせず声を上げるようになって、表に出るようになった、ということかと。

[society] 移民の話
再放送で観ましたが、考えさせるものの多い、いい番組でした。3地点を同時に見せる、というのが上手く効いています。

[subculture] オンラインゲーム帝国の誕生
バーチャルな(リアルと変換されうる)グローバル経済の拡大。

【2006/01/31】
[society] 雇用・所得環境の改善がもたらす個人消費の緩やかな増加
有効求人倍率に差はありますが、景況感はほぼ全国で軒並み向上。

[society] ロシア人が移民してくれば商機が生まれるが...
「マネー 思惑の激突」の再放送は今日やってて面白かったですが、移民のは明日(今日深夜)のようですね。観よう。

[society] ホリエモンよりがんばっていないと断定される人々
頑張った人が報われるのではなく、報われた人が頑張っている、というのは至言(報われない人はどこまで行っても頑張り方が足りない、ということになりがち)。「コミュニケーション能力」についても似た構図がありそうですね。コミュニケーション能力があるから上手く行くのではなく、上手く行っている人をコミュニケーション能力がある、と言うため、具体的な内容が分かり難い。

ところで、「報われる」に戻ると、日本の国際競争力を維持するには労働力よりもむしろ生産性を向上させることが必要だと、ということになっていますが、上のマネーと繋がってくるところで、何が「生産性」が一番高いって、突き詰めると直接カネを扱うのが一番効率がいい、ってことになります。それを「生産性」と言ってよいのかどうももどかしさがあるのですが(カネを持ってる人から最適の必要な人に流し込むための仕事が重要であることは理解できますけど)、「生産性」を追求していった結果としての日本の将来の姿が何となく想像できそうな気がします。

[work] イオンのパート社員4万人、労組へ 全組合員の8割構成
普通の組合が無力化してる中で、新しい動き。

[business] 魅力品質を語る前に、基本品質を見つめなおせ、と。自戒的に。
OPMLインポートのイマイチさ、フィード登録でこけるの、私もどちらも発生しました。フィードが登録できないのは、ブラウザ再起動で何故か行けたのですが。CybozeにWeb 2.0のフォローしても釈迦に説法ですが、パーペチュアルベータって、あくまでユーザの声を取り入れて継続的に改善していくため完成形がないということであって、不具合があっても許してね、ってことじゃないですよね。これじゃあただのベータ。ま、でも、筋は良さげなので、将来的には、結局他に選択肢がなくてBloglines使ってるののリプレース候補にはなる、かも。

[education] 私立中高のコース名、カタカナ化 高級感で生徒を誘う
…高級感ですか?

[subculture] モノポリーにみる「グローバリゼーション」
土地の買い方とか交渉とかローカルでやってた時はまさにそういうヌルさ。本来これぐらいの価値なのか、とかそんなにダイナミックに交渉するのか、と相場感覚を理解したのは、SFCの「モノポリー2」です。

【2006/01/30】
[society] 「人生において大事なことは、夢と勇気とサム・マネー」(小泉純一郎)
いい言葉なんですが、生活者の声としてならともかく、首相から出てくると思わずサムってどれぐらいですか、と突っ込みたくなりますよね。2極化が進む中で貧困を精神論とか心でカバーさせようという方向に行ってはおかしくなります。「愛はお金で買えないが、お金で潤う」ってこともありますし。
関連: [society] 「心の豊かさ」 英語ではrichness of the heart

[society] 高齢者の犯罪、全体の1割超える 法務省が対策研究へ
「最近の高齢者は」ということにはならないようで。やはり経済的なものが大きそうです。

[society] 内田先生、またバッシングされる。
頭のキレる先生ですら「最近の若者は」という思考スキームからは逃れられないということで、いわんや一般人をやってことですね。元の事件について言えば、「自分と相手の関係を望ましい状態にする」スキルがコミュニケーション能力ですから、彼らがそれを「望ましい状態」だと考えているのだとしたら、「コミュニケーション能力が高い」と言うんでしょう。ただその種類は政治的であっても共感的ではないですが。

[society] 身の程を知れ
多様性と個性の時代と言われるのに凄い狭い範囲の「多様性」とか「個性」にしか見えない、ってのと通じるものがあります。

[society] 派遣市場、5年で2倍 04年度の売上高、3兆円に迫る
急に売り手市場で派遣業界はまさに好景気。

[society] 本当の少子化対策
親の時間とお金とステイタスをサポートせよ、と。何だか、エクストリームな少子化対策です。

Posted: 2006年02月04日 00:00 このエントリーをはてなブックマークに追加
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コメント

いしくんぼさんとは最近銭ゲバ[ http://www.geocities.jp/barzenigeba/ ]でたまにお話させてもらっていますが、記事の通り、すごいエピソードをお持ちなのに、明るくて楽しい方です。

以前は、本当に他人とのコミュニケートができなかったそうですが、芸人としてイベントをこなしたりするうちに今の状態にまでこぎつけた、とのことでした。

あと、モノポリーはあまりにも「交渉」に重きをおき過ぎたシステムが、ドイツ系のそれとは比べ物にならないほとバランスを欠いていて、もはや「ゲーム」とは呼べないくらいのシロモノだと思います。
まあ、その分「リアル」だと言えばそうなのですが、ゲームは現実とは違い、「 "必ず" ルールに則ってプレイする」からこそ楽しいのであって、そういう意味では、そのルールの枠を「現実」ライクに押し広げたモノポリーを楽しんでいるのは、やはり「現実」の勝者の方々ばかりなわけですし。

Posted by: 益田ラヂヲ : 2006年02月04日 04:52

益田ラヂヲさん、こんにちは。

なるほど、交流がおありだったんですね。
芸人さんは喋りがウリなので、なかなか普通の人にはマネできないんじゃないかと思ったのでああいうコメントになりましたが、それにしても人は変われば変われるものなんですね。

モノポリーが交渉に寄り過ぎてるってのは確かにそうかもしれません。個人的にはアクワイアの方が好きだったので、何でモノポリーだけがこんなに普及したのかなー、と釈然としないものもあります。六本木ヒルズエディションを持ってますが、まさに何でもありのヒルズ族のイメージですよね。

ドイツ系ですとこの正月実家でエルフェンランドをやりましたけど、こちらは逆にインタラクションが少ない感じでした(無言の駆け引きは結構面白いですが)。私は詳しくはないので余り他のゲームは知らないのですが、ラヂヲさん的にはどの辺がお奨めなんでしょうか。

Posted by: sociologic : 2006年02月04日 15:19
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