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Columns: News

ニュースメモ(2006/04/30-2006/05/06)

News

【2006/05/04】
先日は損保ジャパン東郷青児美術館の「現代植物画の巨匠展」に行ってきました。ボタニカルアートというのはそんなジャンルがあることを初めて知ったんですけど、植物学で植物を観察する中で精緻なスケッチを取る訳ですが、その緻密さゆえにそれ自体がアートになっているということらしいです。中学のころの生物の授業を思い出しました。スケッチゆえに時間の経過や複数視点の同居、一部分の拡大とかもありますが、基本的に植物好き、植物に関心がある人でないと画家とか分からなくて厳しいかも。

[society] 結婚相談所などのCM解禁を検討、少子化対策で経産省
非嫡出子が極めて少ない日本では非婚化が即少子化なので、それなりに有効なんでしょうか。相手はいるけど経済的に、という人には雇用支援なので、こちらは経済的には大丈夫だけど相手がいない人(あくまできっかけがない人)向けか。国際結婚系だと微妙になりそうですけど。

[society] 大学の偏差値と将来の年収は比例する
もちろん、偏差値と直接相関している訳ではなく、より高収入な業種・職種・大企業に就職できるから、という疑似相関かと。

[society] 団塊世代の退職とその影響〜団塊世代の就業動向次第では労働需給が逼迫する可能性も〜 (pdf)
ここでも「ミスマッチ」、ですか。日本の「管理職」の現状がよく出てるような。「何できますか。」「部長できます。」はジョークだと思うんですが。
関連: [society] 再就職

[society] 地方と中央の格差というが
土地に縛られてない都会の感覚だとそうですね。田舎だと先祖代々守ってきた土地から離れるのは先祖に顔向けが出来ないとかありそうですし、そう簡単ではないんでしょう。効率性ということではそういや昔、散人先生のところで大人気になってた記事があったような…あ、これ。
関連: [society] はてなブックマーク > NHK:豪雪の被害がたいへん……でも、なんであんなところに人が住む?
東京脳笑った。

[business] 脳科学に商売っ気が入るとロクなことがない
さぁ、キナ臭くなってまいりました。てかHQを高めるツールがPCソフトって時点で意味不明。

【2006/05/02】
昨日は最近出来たIKEAを眺めに行ってきましたが、そこそこセンスが良くて安いのが特徴ですね(もちろんOZONEとかと見比べると辛いですが)。ソフトトイヘビが大量展示されているのが謎でしたが。

[society] 女性の労働力参加と出生率の真の関係について-OECD諸国の分析と政策的意味
働き方の柔軟性が重要。

[society] 非正規雇用の拡大が意味するもの (pdf)
労働者側の要因と企業側の要因について。

[society] 企業・若者の双方にビジョン求める若年雇用問題 景気に左右される新卒採用
通年採用に対応できるエンプロイアビリティを。

[society] 子どもを増やす意向、何が子育ての負担(少子化に関する国際意識調査1)
[society] 子育てのしやすさ、子育て制度利用経験(少子化に関する国際意識調査2)
経済的な負担とともに、「自由時間への制約」に特徴。
関連: [society] 少子化対策は抜本的見直しを~強力な政策パッケージの確立を~ (pdf)

[business] Hooters のウェイトレスとユーザー・エクスペリエンス
てか「ユーザー・エクスペリエンス」で解決するんですか。ま、メイド喫茶も中身ですからね。

[communication] 準ひきこもり
[communication] 「準ひきこもり」関係いろいろ
元の「論文」は、論文の体はなしてませんが、問題認識は正しいと言えます。

Posted: 2006年05月04日 00:00 このエントリーをはてなブックマークに追加
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コメント

というか、PQプレスクールのソフトって、どう見てもゲームソフトなんですよね。
澤口氏は元々ゲーム脳肯定論者で、森氏論文にも参考文献で澤口氏の論文が引き合いに出されているから、
そのあたりからゲームでPQを向上させてゲーム脳を克服するってことを皆が納得する形で決着をつけてくれるか、そのあたりが見ものです。

#anomyはゲーム脳理論はゲームを子供から取り上げる方向ではなく、
#脳力開発ゲームみたいな方向にずらして掘り下げるべきだと当初より考えていました。
#それは「DSトレーニング」かもしれないし、「PQプレスクール」かも知れないし、ニューロフィードバックかもしれない。
#それらが脳機能障害者の救いになるのであれば、「ゲーム脳」はそのきっかけを与えてくれる言葉として誤解を招く表現ではあったが、存在意義はあったと思える日が来るのではないか、と希望観測的に思います。

Posted by: anomy : 2006年05月09日 12:44

anomyさん、どうも。
HQ(PQ)が「人間らしい何か」とか「社会でうまく生きていく」とか書かれてるので、「人間力」みたいなものを指してるのかと思ったんですが(そうであれば5-8歳なら普通に友達と遊んだ方がいいんじゃない、という古い人間なので)、売っているツールの方を改めて見てみると、脳の機能のことを言ってるんですね。何だかやや飛躍があるような気もしますが、ゲームでゲーム脳を直す、ってのはもしそういうことになってくれば面白そうです。

実際、ビデオゲームが脳に何らかの影響を与えることができるのだとしたら、ある種のビデオゲームが、ある種の脳に対して、社会的にポジティブな効果を与えられる可能性はあるんじゃないかと思いますが。

Posted by: sociologic : 2006年05月10日 02:14

>「人間力」みたいなものを指してるのかと思ったんですが(そうであれば5-8歳なら普通に友達と遊んだ方がいいんじゃない

従来のゲーム脳理論、そして森昭雄氏や澤口氏の従来の主張なら、(脳機能の問題を別にすると)実にそのとおりなんです。言い方を変えると世間に揉まれるほうがいい。

でも今時の子供が子供レベルの揉まれるべきところの「世間」は消滅していますよ。

以前に紹介した赤木智弘氏の『「脳科学」化社会』やシロクマ氏の最新の論考はその説明がうまく出来ている。これらは背景の説明だけだから脳機能の話はほとんどないわけですが。

簡単に言うと友達と遊んだほうがいいけど、でもどこで何の遊びをするのか、って問題がある。

だが、森昭雄氏や澤口氏の従来の主張どおりに考えれば、「HQプレスクール」なんて逃げを打たないで、子供が揉まれる「世間」のほうを何とかしたほうがいい。

Posted by: anomy : 2006年05月10日 08:09

そうですねぇ。私たちの頃はまだ地域の公園とかで、学年をまたがって子どもたちが集まって身体を動かして遊ぶ、ということが普通に行われていましたが、今では公共の場の安全性に問題があったり、少子化だったりで環境的に難しそうです。可能性としては放課後教室の拡充が期待されるところでしょうか。

Posted by: sociologic : 2006年05月17日 02:15

ちなみに先日こんな本が出版されました。
「準」ひきこ森 ―人はなぜ孤立してしまうのか?―,講談社+α新書,樋口康彦著

Posted by: 林弘美 : 2006年10月25日 14:24

お世話になります。とても良い記事ですね。
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Posted by: モンクレール : 2013年01月19日 02:23
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