Back Numbers | Home

Columns: News

ニュースメモ(2006/07/23-2006/07/29)

News

【2006/07/28】
[society] 残業大国ニッポンを憂う
というより30歳前後ぐらいからは裁量労働や管理職扱いで残業がなくなる訳ですが。
関連: [society] 残業免許制ってどうよ?

[society] 多様化する就業形態の下での人事戦略と労働者の意識に関する調査 (pdf)
「多様化」の実態。

[business] コストのはなし給料がどこから出てくるかってことを意識するのは重要ですね。

[book] こころの格差社会―ぬけがけと嫉妬の現代日本人
コミュニケーション不全が元凶?

【2006/07/27】
[society] 図世界各国における組織・制度への信頼度(2000年)
国によって組織・制度への信頼度が全然違う。少なくとも日本は実感沸きますね。国とか信頼してないけどいかにたかるかはしっかり考えてたりとか。

[society] 未来学者アルビン・トフラー氏からの提言「日本人よ、創造力に自信を持て」
産業構造の変化と教育問題。

[society] Works Review 2006 <ワークス研究所 論文集>
女性、高齢者、若者と今後人不足に対して活用を進めていく(奥田氏は適材適所と一刀両断してましたが)必要のある層についての考察集。

[society] はてなブックマーク > こころ世代のテンノーゲーム - 「どうして日本の若者は反乱しないのか」? それは無抵抗こそが最高の復讐だからだ。
確かに少子化やニートのようなサイレントテロで社会は困るかもしれませんが(外国人労働者導入で解決されるでしょうが)、サイレントテロリストの人生が他の人から見れば「その他大勢」で別にどうなっても構わないのに対して、テロリスト本人にとってはこれ1度の人生な訳で、単に「損じゃん?」ってとこなんですけどね(自分の損得を考えるような人がテロリストなんて志向しない?)。

[business] 変化する労働時間管理の意義
労働時間2極化、成果主義、裁量労働、ホワイトカラー・エグゼンプション、ワーク・ライフ・バランス等、労働時間問題の概観。

【2006/07/26】
[society] Silent, not Violent, Poverty
[society] ジダンの頭突きとOECD対日審査報告書。(3)どうして日本の若者は反乱しないのか
何故、社会を攻撃しないのか、ということは、昨年のフランスの暴動の時も言われていたことです。

[society] 若者の就業
[society] デモ 共感の輪

それへの回答としては、家庭というセーフティネットや社会システムの力とするfinalvent氏のフランス暴動、あれから思ったことの他、(1)分割統治が効いていて弱者同士の争いに落とし込まれている、ということと、(2)攻撃的なエネルギー自体が減っている、というものがありそうですです。まとめればやはりある種の「社会システム」がワークしてる、ってことなのでしょうか。以下新旧取り混ぜていくつかピックアップしてみると、

(1)分割統治
[society] 更なる弱者
[society] 格差社会
[society] フランス暴動をどう見るか 現代思想
[society] 野宿者襲撃論(前半)
[society] フランスの暴動を見て・・・

(2)(攻撃的)エネルギーの低下
[society] フランス暴動と何処に行った日本の若者エネルギー
[society] 日本の若者は殺さない
[society] 縄文モードの日本

---

[society] はてなブックマーク > 依存症の独り言: 崩壊に向けて過熱する中国経済
数字の胡散臭さは別としても、環境や資源問題も気になるところ。

[society] 25~35歳の若者の仕事や生活の実態は? 充実感をもって仕事に取り組んでいる若者は自分の態度・能力に自信をもっており、それは子ども時代の体験と関連している~「若者の仕事生活実態調査」結果速報~
子ども時代に親や先生以外の大人と話をすることが重要?

[subculture] モノポリーに“キャッシュレス”版
えー。札束握り締めてプレイするのが楽しいんじゃないんでしょうか(いくら持ってるかはオープンにする必要があるとはいえ)。ITを活用するにしても集計をラクにするために紙幣にRFIDつけるとかの方が良くないですか(一括読み取りの課題があるかな)。

【2006/07/25】
[society] ワーキング・プア関連クリップ
[society] ワーキングプア・誇りについて
[society] 漫然とハードワークし続けるのは努力なんかじゃない
要は「立ち回りが大切」ということなのでしょうが、「パンがなければメソッド」のようにも。今日24時から再放送なので番組見逃した方は。

[society] 最近の景気動向(丸紅経済研究所) (pdf)
引き続き景気拡大の方向。

[society] 資産格差拡大の予兆~家計のリスク許容度と金融資産格差の強い関係~ (pdf)
収入格差より大きい資産格差。

[society] 「睡眠」に関するC-NEWS 生活者調査 (pdf)
土日に寝貯めって感じはありますね。

[society] 日本人の価値観と企業に対する期待に関する調査 結果 (pdf)
「仕事とプライベートのバランス」にギャップ。

[partner style] 20代男性の3人に1人は生涯未婚の恐れ
ブログの方のコメントが賑やか。

【2006/07/24】
[society] リアリティーをもつ「無産者」という言葉
[society] Nスペ・ワーキングプア
確かに最期の方の表情には不思議な印象を持ちました。都会で電車に乗っているビジネスパーソンの方がよほど疲れた表情をしている気がするので。この問題は「フラット化する世界」などが描く全面的なグローバリゼーション=世界を飲み込む巨大なグローバル・サプライチェーン化の流れを理解した上でこれからの社会の姿を考えて行かなければ、もはやただの郷愁にしかならないようにも思います。
関連: [society] 「持続可能か」「社会がもつか」ということが問題

[society] 今号の日経ビジネスは一読の価値ありです
「適所適材があるのだから、頭数をそろえればいいという話ではない」「実情を見ればいわゆる3Kの仕事は誰にやってもらっているのか? 失業者では無いでしょ? これが先進国というものなのです」要は外国人労働者の導入は止められないということですが、ばっさり過ぎ。

[partner style] はてなブックマーク > ロリコンファル - 現代日本における恋愛観 -恐怖と絶望-
エンターテイメントにするために敢えて極端に振ってる部分もあるのでしょうが…。

[subculture] イミフwwwうはwwwwおkwwww 10年前に惣流・アスカ・ラングレーと出会って以来、何千回とオナニーしてきた俺がついに悟った!
分かってて運用している訳ではない…?

【2006/07/23】
[society] ワーキングプア~働いても働いても豊かになれない~
今日21時から。「日本、貧困層の割合が最も高い国の1つ」OECD報告にしてもそうですが、格差の前に「普通」に暮らすのにカネがかかり過ぎるということが問題なのでは。

[society] 「親と同居」20代後半男性の64%
[society] 30代前半男性、45%が親と同居…晩婚化が影響
[society] 30代前半女性、「親と同居」3分の1
各紙によってタイトルで着目している世代が違ったりしますが、元ネタは同じ第5回世帯動態調査の結果の概要について。全体の経済規模や晩婚化・非婚化という意味では合成の誤謬になってますが、家族単位で見ると、同居の方が経済効率は高いです。

[business] 団塊世代の大量退職をビジネスチャンスに生かせ
団塊向けビジネスの仮説例。

[communication] 公共広告機構 栗山千明 (via 命は大切だと100万回言われるより、あなたが大切だと・・・)
確かに名作。ただ逆にそう言ってくれる人が1人もいない人にとっては凄い残酷な気も。

[communication] LEONって、煽り文句と紹介アイテムがアンバランスだなぁ
もともと30-40歳代が対象年齢のようですが、実際には40-50歳代の読者が多いみたいですね。30歳代の収入じゃ普通は紹介されている商品に手が届かないということか。煽り文句が変わらないのは人間40歳、50歳になっても意外に精神的には若いままだったりする、ということなのかな。
関連: [business] LEON編集長 岸田一郎
関連: [book] LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」

[subculture] ジャパン・クールと商社 (pdf)

それらイベントの参加者こそ、今、日本政府がわが国の有力なソフトパワーとして注目している「ジャパン・クール」という日本の大衆文化のトレンドを先導している人たちである。なかにはセミプロやサラリーマン風の中年男性もいるが、多くはいわゆるオタクであり、ニートであり、フリーターである。彼らは創作意欲に燃えている。
ってなんじゃそりゃ。
関連: [society] 日本のソフトパワー (pdf)
関連: [society] 日本の社会と文化―ジレンマと魅力、対立する視点 (pdf)
関連: [society] 日本経済の魅力を高めるために (pdf)

Posted: 2006年07月28日 00:00 このエントリーをはてなブックマークに追加
Amazon Search(関連しているかもしれない商品)
コメント

2006/07/26

分割統治に一票。昔流行った歌に「弱いものたちが夕暮れさらに弱いものを叩く」ってのがありました。あれです。
「今の社会は俺に合ってないから潰してやる」なんて考えて攻撃を実行に移しても、(あまりにもわかりやすい具体例として)宅間守のように個別撃破されるのがオチです。
マルティン・ニメーラーのコピペはあまりに有名ですが、
あれは弾圧する権力側が賢いんですよ。

Posted by: anomy : 2006年07月26日 15:15

anomyさんこんにちは。
「あまりにも遅かった」というヤツですか。

メディアも含めて細切れのレッテル張りや、公務員や教師など反撃できない人たちの「悪者化」がしばしば見られますね。そうした細分化された「帰属意識」がより大きな枠組みでの協力を阻害している面はありそうです。

Posted by: sociologic : 2006年07月28日 06:55
コメントする









名前、アドレスをブラウザのcookieに登録しますか?