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Columns: News

ニュースメモ(2007/01/14-2007/01/20)

News

【2007/01/19】
[society] 日本の将来推計人口
中位仮定で2055年に8993万人。

[society] ワーク・ライフ・バランスと男女共同参画、少子化問題
雇用や勤務の柔軟性、夫婦関係満足度、正規と非正規の処遇格差の是正が重要。

[society] 日本型成長モデルの確立に向けて (pdf)
経団連提言。

[society] 高齢者と金融資産 (pdf)
ばらつきが大きいが金融資産2000万円以上に厚み。

[partner style] 夫婦同居しない社会
シングルが標準世帯の時代へ。

【2007/01/17】
[society] 「豊かさ論」の変遷~豊かさ追求から幸せ追求への過渡期~ (pdf)
戦後を中心に「豊かさ論」の変遷。これからの指標は「豊かさ」から「幸せ」か。確かに、「幸せ」が「豊かさ」(特に収入)とリニアにリンクしていないのは先日の電通総研のレポートにもありました。ただし、「幸せは心が決める」からといって絶対的な貧困に目をつぶるようなことにならないように気をつける必要はあるかと思います。

[society] 残業代ゼロ法案 政府、通常国会提出を断念
「提出する環境にない」って単に選挙への影響を嫌気しただけのようにも。

[society] 日銀の信頼性低下に繋がりかねない追加利上げの実施
消費が強くなるという根拠を説明できるか。

[society] 2007年度日本経済見通し 軽い景気後退局面入りも、07年度下期に再拡大へ (pdf)
下期に再び力強い景気拡大に転じる。

[society] 「近居」:親の近くに住めば、育児ストレスは和らぎますか?
子育てに対する社会的な支援機能が限定されているため、親を活用する「近居」の形態が増えている。

[partner style] 白河桃子の「“キャリモテ”の時代」(第8回)男性のターゲット設定 「両雄並び立たず」の法則
ネットでは専業主夫志向とか、「女性が(収入の上で)上」でも全然気にしない人を結構見かける気もするんですが。

【2007/01/16】
[society] 2007年を斬る: 人口減社会の実像(前編)
[society] 2007年を斬る: 人口減社会の実像(後編)
急激な人口構造の変化(高齢化)こそが問題でありソフトランディングを目指すことが必要。

[society] 伸び悩む賃金と消費の底堅さ (pdf)
「消費の底堅さ」というよりは、賃金が上昇する見込みは薄いから、消費を維持するためには、生活者の消費マインドが重要、という話。

[society] 国民生活に関する世論調査(平成18年度版)
昨日のオリジナルが出ました。

[society] 迷走するホワイトカラー・エグゼンプション
「予測可能性」(適用範囲が明確化できる)という視点が実行する側としてはなるほどと。ただ本人同意は運用が結構クセモノな気も。

[society] 崩壊の瀬戸際/減る産科医 忙殺の連鎖 お産SOS 河北新報社
医師はホワエグの対象になるんでしょうか…? (時間に裁量の余地はある?)

【2007/01/15】
[society] 生活不安 過去最高 67%
[society] 生活で不安、過去最高の67% 内閣府調査
オリジナルはまだWebには公開されてないみたい。先日も、孤独死問題の「ひとり団地の一室で」の再放送がされていましたが、高齢化が進むことで生活不安が高まるのは避けられないかも。個人消費の停滞や中高年男性の自殺率の高さにも繋がってくる話。
関連: [society] 円安を後押しする家計マネー~国内貯蓄の海外流出は広がっている~ (pdf)
参考(?): [book] 遺品整理屋は見た!

[society] 小売業のプロによる消費低迷分析
ポジショントークかあるいは企業経営とマクロ経済は別物ということか。上の社会不安の話に繋げると、金利上昇が嬉しいのは家のローンを払い終わってそれなりに貯金もあるけど、定期収入がなくなって不安な引退世代、とか。やや苦しいですが。コンビニの主要利用者層は20-30歳代男性ですが、高齢者に期待しているということでしょうか。
参考: [business] 岐路に立つコンビニ業界、新たな成長の原動力は見つかるか (pdf)

[society] 「東洋経済」の奥谷禮子氏へのインタビューについて
論点と疑問点。頭が上がらない?のは人を派遣してもらってるからとかでしょうか?

[society] トリックスターとしての新星[奥谷禮子]氏。平成のマリー・アントワネット「下流社会だの何だの、言葉遊びですよ。そう言って甘やかすのはいかがなものか」
最初に得た情報、インパクトの強い情報を基点に物事を考えてしまうアンカリング効果、ってやつですかね。ホワエグ年収400万円以上提言とか(もっともこちらは成功してるとは言いがたいですが)。

Posted: 2007年01月19日 00:00 このエントリーをはてなブックマークに追加
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コメント

格差社会が問題だからエリートを殺すって実行に移したのは宅間守ですが、
今宅間が生きてて奥谷さんや御手洗さんを殺しても宅間が本当に殺すべき格差社会はぴんぴんしてるだけでなく、負の存在としてスケープゴートにされて時代の闇に葬られるのがオチですね。

Posted by: anomy : 2007年01月15日 15:14

anomyさんどうも。

格差を生み出してるのは社会構造とか社会システムとか社会そのものな訳で、革命でも起きない限りはそうそう変わらないでしょうね(そして分断統治が効いているからそこまでのエネルギーの高まりは日本ではほとんど起きえない)。

ただ最近偉い人たちのユニークな発言が目立つのも気になるところではあります。(笑)

Posted by: socioarc : 2007年01月16日 01:35

ご紹介ありがとうございました。「勤務医 開業つれづれ日記」
http://ameblo.jp/med/
の中間管理職です。

現在、多くの病院で時間外労働に対して賃金を払っておりません。県立病院でもです。医師のボランティアで運営されています。

「過酷な当直」、産科医5人が超勤手当1億円要求 奈良
http://ameblo.jp/med/entry-10018670911.html

ホワイトカラー・エグゼンプションはこれを「合法化する」最悪の法案です。

お暇なときにでもお立ち寄り下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: 中間管理職 : 2007年01月16日 18:31

中間管理職さんの仰るように、医者には残業手当なるものが存在しません。当直手当は出なくもないですが、それはあくまで当直日だけのものですし、それほどの額ではない病院が殆どです。勿論、当直の無い日に午前1時2時まで残っていようが、残業代が支払われることはあり得ません。

医者は最初から例外扱いになっている、ということです。

Posted by: シロクマ : 2007年01月17日 00:38

中間管理職さん、シロクマさん、現場からの情報ありがとうございます。

開業医はともかく、受け皿たるを得ない病院の勤務医だと患者ドリブンで業務量や業務時間が変わるでしょうから裁量労働には全く馴染まないですね。患者の要求水準が高まる中で、訴訟リスクが大きくなってくると、もはや良心や使命感でどうにかなるものでもなくなるのも無理もない気がします。

Posted by: socioarc : 2007年01月21日 08:46
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